SCIENZ1号
やさしい社会 --will be as one

人と人とが暮らし生活する社会の姿を、人間の本質から問い直し、描き出した、人人とがやさしい間柄の社会像です。子どもの心に立ち返ってみたら、あまりにも当たり前の事かもしれません。
そして今、「やさしい社会」の試みが、アズワンコミュニティとして始まっています。
人や社会の本来の姿とはどのようなものでしょうか。
この一冊をヒントに、これからの社会を考えてみませんか。
「はじめに」より
子どもの頃、車に乗っていて「ここから○○県だよ。」と言われて、とても不思議に思ったことがある。いったいどこにその線があるのだろうと。よもや地球上至るところに国境などという境界線があることなど思いもよらないことだった。ところが多くの宇宙飛行士が宇宙から地球を見て、国境という線がないことに驚いたり感動したりする。これがもし子どもなら驚かないのではないだろうか。(中略)国境が見える大人と見えない子ども。どちらが本質を捉えていると言えるのだろう。(後略)
本書の内容
やさしい社会 杉江優滋 |
- ひとりごと
- 第一章 やさしい社会の基本
- 第二章 やさしい社会の試み
サイエンズ研究所 ある日の研究会「人を聴く 社会」 |
読者からの声
★活動の“源泉”を考える良い機会となりました11年前に仲間と共に、福岡で市民団体を設立して、「対立や反目のない親愛の情に満ちた“なかよし社会”を目指す」活動を行ってきたつもりです。しかし、日々の暮らしの中で、ややもすれば表面的なものに意識を奪われ流されている自分がいます。活動の源泉である“生き方”“考え方”を検討する時間が不足しているからだと思います。そういう意味で、今回のSCIENZ NO.0 とSCIENZ NO.1は、その“源泉”を考える良い機会となりました。 【全文を読む】
★人の存在、そのいのちを聴く
「聴く」ということが相手の話を理解するにとどまらず(というよりもむしろそれを超えて)相手の心や相手の存在そのものを聴きとろうとすること、そして、そのことで相手の存在(それは「いのち」とも言ってよいもの)を尊重しようとする営みであることに触れている点に大いに共感いたしました。
しかもそれを平易なわかり易い言葉で語りかけて下さり、心にストーンと落ちた気がします。【全文を読む】
★スルスル読めて、わかりやすいです
スルスル読めて、わかりやすいです。『崩れない親しさ』を読んで、親しくなれない友達っていうのは、自分が深くならないようにしてんだなと気づきました。
★国境なんて知らなかった子ども時代の心が蘇えってきた
国境なんて知らなかった子ども時代の心が蘇えってきた。アズワンコミュニティの人たちが、この10年をどのように考えてやってきたのか、とても興味が湧く一冊です。
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書籍情報
- 新書版200ページ
- 2011/4/16発行
- 編集・発行 特定非営利活動法人 サイエンズ研究所
- 880円+税 ISBN 978-4-9907895-0-3
購入方法
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