SCIENZ4号
as one 一つの社会 --やさしい社会をひも解く

2001年から始まったこのコミュニティがやろうとしていることは、「一つの社会」の実現。
その実現へ向けて「やさしい社会」という試みが始まった。
本書第一部はサイエンズ研究所の杉江優滋氏による「一つの社会」の解説。
実現のための方法、道筋をアズワン鈴鹿コミュニティの実践過程を紹介しながら解説している。
第二部は、そのコミュニティの暮らしを、醸し出される「空気」という観点から紹介した記事を掲載した。
「争いのない幸せな世界」を願うすべての人々に贈る。
本文「はじめに」より
その昔、第二次世界大戦後、物理学者の故湯川秀樹氏は「戦争のない一つの世界の実現に努力しなければならない」と語っている。ここで言う「一つの世界」とはどのようなものだったのか、どんな気持ちで訴えたのだろうと心が動く。
想像だが、湯川氏は自身が物理学の最先端で努力してきたからこそ、「人間には 『一つの世界』を実現させる力がある」と考えていたのではないだろうか。
物理の世界でも、何か実現させようと思えば、理論を見出そうとする。それはき っと人間の考えというよりも、自然の理を見出そうとすることではないだろうか。 理に適っているから、ロケットは、月に行って帰って来るという芸当ができるのだ ろう。
ならば、理さえ見いだせれば人間社会についても、すべての人が、物も心も豊か に暮らせる社会を実現させることなどたやすいのではないだろうか?
本書の内容
第一部 as one 一つの社会 ―やさしい社会をひも解く 杉江優滋 |
- 第一章 人間観
- 1 理に適った姿に
- 2 関連の中の人間
- 3 本来の姿
- 4 精神面の不健康
- 5 精神面の健康
- 6 人間の考えと心の状態
- 7 不健康にさせるもの
- 8 不健康な状態
- 9 無関心と逆効果
- 10 個人の問題ではない
- 11 社会が「心の状態」を作る
- 12 新しい社会創造
- 第二章 社会観
- 1 やさしい理
- 2 一つの世界
- 3 世界観と心の状態
- 4 一つの社会
- 第三章 「一つ」の道のり
- 1 道筋
- 2 方法
- 3 人
第二部 アズワンコミュニティの暮らし(空気) 牛丸信編 |
- 一 おふくろさん弁当という会社
- 二 自分を調べながら暮らしたい
- 三 コミュニティライフストアー
- 四 ファミリーアズワン始動
書籍情報
- 新書版208ページ
- 2014/8/29発行
- 編集 PIESS NETWORK編集部
- 発行 特定非営利活動法人 サイエンズ研究所
- 880円+税
- ISBN 978-4-9907895-3-4
購入方法
購入希望の方は下記のボタンをクリックして下さい。