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エコ型マンション 完成

つながりから生まれたエコ型木造住宅 誕生
IMG_4715正面.jpg正面概観
「鈴鹿の町を循環共生型コミュニティに」とシンポジウムを開催して早半年。その願いが一つ一つ形となって現れてきている。その一つがこのエコ型木造住宅だ。
アズワンカンパニーが母体となって、環境学者からの提案を、建築士が設計し、施工主が伊勢の宮大工職人を引き連れて施工に入り、4月11日には入居の運びとなった。木造二階建ての木材は地元三重県産のもの。室内は無垢材の香りと、木のぬくもりが心地よい。

IMG_4789一階全貌.jpg1Fリビング
リビングと同スペースの雨水タンクが地下に設置されている。
窓はレースの代わりに障子を仕立て、やさしい光がそそがれる。
IMG_4726佐々木さんと梁.jpg施工主の佐々木さん
今は簡単な工法で建てるので、匠の技が活かされないし、技の継承も難しい時代になってきている。ここでは木組みの技を駆使して大工さんの腕を振るってもらったそうだ。「100年は持つだろう」と施工に賭けた思いを佐々木さんが語ってくれた。
「住む人にとって快適な建物にしたい」というのが佐々木さんの心情。そこを最優先に施工したそうだ。
「木材は呼吸しているので、出来るだけ塗装をしないで白木のまま活かした。そうすることで梅雨の時期は湿気を吸い、乾燥期には吸った湿気を吐いてくれる」という効果があるそうだ。
IMG_4772大黒柱.jpg1階から2階天井まで突き抜ける大黒柱
天窓は自動開閉式。窓を開けると風が吹き抜けていく。地震に備えて、屋根は軽くしてあるという。

IMG_4804二階全貌.jpg2階リビングダイニング
夏の冷房要らずになるような工夫があるとか。
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