<< 【次の社会創造】 連載第四回  争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ | main | アズワンスタイル体験プログラムに参加してみて@八重樫信子さん >>

連載第四回【アズワンネットワークメンバーの近況】

2021年11月号から連載が始まった【アズワンネットワークメンバーの近況】
各地で活動するネットワークメンバーの今に焦点を当てて、紹介していきたいと思います。今回はその第四回です。

紹介してほしい人や、サイエンズスクールのコースで、一緒だったあの人どうしてるかな? また私の近況をお知らせしたい!など、是非お寄せください。

第四回は、神戸市在住の北道梓さんです。

梓餅つき
↑お正月の餅つき

こんにちは!前回の八重樫信子さんからバトンタッチを受けた北道梓(きたみちあずさ)です。現在アズワン鈴鹿コミュニティに実習プログラム生として約2か月滞在しています。実家は兵庫県神戸市なので、神戸にいるときは、関西アズワンミーティング@垂水に寄せてもらってます。

現在35歳。ここに来るまで、人生思い通りにならず、色々やりつくした挙句行き詰った感じがあった。実際にツアーに参加したのが2020年6月。2021年は、アズワン元年と名付けてもいいくらい、1月からセミナー、コースを受け始め、4~9月はガイアエデュケーション、12月に社会を知るためのコースに参加、というかなり濃い年だったと記憶しています。

え、ちょっとここに来るまでにどんなだったか、知りたいって?しょうがないなぁ、ではあずちゃんの簡単な歴史をちょびっとご紹介。簡単に言うと、外に何かを探し求めて私なりに頑張っていた今までだったかな。

海外大好き♪
10代くらいからか、もう私は海外で生きていくしかない!の思考になっていたかな。こんな窮屈な日本ではやってられない!みたいな。だから20代は中国に就職したり、インドでヨガの先生なれるかな?とか思って行ってみたり、ジャマイカで仕事を3年してみたり。海外だったらもっと自由にやっていける気がする。でも日本(実家)に帰ってくると、全くの無気力状態になって、暗くなってひきこもる。しばらくしてから派遣社員、正社員、やってみるけど、何か違う、て思って辞める。そんな生活を繰り返していて、何か生きづらい感じ。でも何でか自分でもよくわからない。

自然回帰してみる?
30歳の頃、これは、自分個人の問題ではない、社会の問題だ!自然回帰だ、ローカライゼーションだ!と思って、岩手県遠野市に1年間、地元の農家さんのお手伝いや伝統芸能を経験してみる体験をするが、それも何か違った。地元の人にどう思われているかをすごく気にしたりして、全然自分らしさが出せなかった。何となく、コミュニケーション(自分?)に課題がある、って気づいてきたかな。

エコビレッジな世界観に惹かれる
そんな折にオンラインでアズワンやガイアエデュケーションを知るが、まだまだ自分の中の海外思考は抜けず(日本にそんな最先端なことをしている、イケてるコミュニティがあるはずがないと思ってた)。瞑想寺に行ったあと、タイのエコビレッジにてガイアエデュケーション(海外ではEDE:エコビレッジデザインエデュケーションと呼ばれている)を受講、その後もそれを半年間に伸ばしたようなプログラムに参加した。
41866268_10215716257712682_2505573625726238720_n.jpg
オルタナティブな世界に触れてみたけど
今までの社会ではない、新しい持続可能な社会や多様な世界―精神世界や自然、見えない世界との繋がりについての学びや人との出会いは刺激的で、面白い部分も沢山あった。だけど内心はといえば、何か手法のようなものを得ようと必死だった。周りの人は何かコレ!というものがあるように見えて、自分にはそれがない。そういう比較もして、また焦る。

平和って
紛争解決・国際平和にずっと興味があったから、ちょっと勇気を出してイラクのクルディスタンに深層心理学の先生を追いかけて行った。だけど理解したい、という想いはあっても、人の問題?を解決しようとしても、自分にはどうもできないな、というのを実感した。
ここらへんでやっと、自分自身の見方・捉え方・考えに囚われた状態でどこにいこうが何をしようが堂々巡り、というのに気づいてきたかな。それと同時に、探すことややることばかりの自分にかなり疲れてきた。

実家に帰ってきて、タイでもアズワンの話をきいていたし、ホームページを見ると本心の、とか書いてあって。純粋に、いいな、と思う一方、こんなことをストレートに書くなんて、ちょっと怪しい、とか何か抵抗感のようなものが邪魔をして、なかなか行けなかった。コロナになって、10年ぶりの友人から連絡があって、再会。お互いアズワンのこと知ってて、即、行ってみよー!っとなったのが大きかった。実は一人で行ってみる勇気がなかったのです。本心に触れたいのに、見るのが恐かったのかな。

アズワンに出会ってから
そんなこんなでアズワンに出会ってから1年が経った。最近、ようやく言われるようになったのが、「あずちゃん、大分安心してきたんじゃない」である。自分では、今まで安心してない、なんて思ってもみなかった。さみしい、なんて思ってもみなかった。本当はさみしいし、そんなに一人で考えたり頑張ったりしたくないんだ。今まで逆に、よくやってきたな、と思う。安心してなかったから頑張ってきたのかな。

この文章書いてみてって言われた時、自分は特に誰に伝えたいかな、って考えたときに、若い人、って思った。若い人に、そのまま、本心のまま、すぅっと、まっすぐに。そういう願いが私の中にもあるかな、って。自分みたいに、あれやって、これ習得して、これになって、って迷ったり、決めたり、諦めたり、一人でやろうとして回り道しなくていいよ、って伝えたい、ってすごく思った。真っ直ぐにいける人、増やしたい。それで一緒にやりたいな。

何で自分にそういうのが出てくるかな、見えてくるかな、っていうと、ここで生活をしていたり、探究をしている中で人から受けているものがあるかな。その人が願うまま、本心のままあってほしい、のびのびしてほしい。そういう人達に触れているのが大きいな。そんな空気を吸ってるかな。だから今は自分もそういう人になりたいと思っている。頭でどうのこうの、すっごい頑張ってやってきたけど、そうじゃなくてそういう人・社会に触れる、ってこと。そうして気づいたら自分もそうなっている。社会もそうなっている。そういうものから、私は今もここにいさせてもらって実習プログラムをやってると思う。

実習プログラムってどんなん?
ほんで実習プログラムって、どんなん?って?私は午前中、ファームかお弁当屋さんに行って作業をして、職場でランチ、午後は1時間、プログラム生どうしでミーティングがあって、その日あったこと、自分が反応したことなんかを出し合って探究してる。最近は主体性って何だろう、すぅすぅってどんな感じ?自分の原点て何かなぁとか。昨日は、“何で人にどう思われるか気にするかな?実質は何も変わらないのに”だった。夜はダイニングでプログラム生と一緒にごはんを食べる。ブログでその日を振り返って書いてみたり。プチミ、というのを設けてもらって、1時間じっくり、話を一人の人に聴いてもらうこともある。今までもかなり沢山の時間、自分のことを聴いてもらったなぁ。

これから
実習プログラムやってみて、さぁこれから私はどうしたい?って問いは常にあるかな(きかれる)。自分が主体的にどうしたいか。今やっと少しづつ、今までの社会で身に着いたガチガチの考えや、一人でやろうとする無駄な力が緩んできてるところ。それで、本来の人間とは、社会とは、職場でそれを実現しようとしている人たちがどんな中身でやっているのか、そういうのを観察、知ろうとすることができるような状態に落ち着いてきたかな。いまだに昔の自分の変な反応や癖みたいなものは出てくるけど、そっちじゃなくて、自分の本当に行きたい方、願っている方、はっきりさせて、そんな人達の中で進んでいきたい。この文章も、最初はちゃんとしたの書かなきゃ!っていうのが出てきちゃったけど、皆に読んでもらって嬉しいな。
- | -