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【次の社会創造】 連載第11回  争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ

次の社会創造 連載第11回
【争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ】
サイエンズ研究所  小野雅司
次の社会創造

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第三章

5.新しい社会への学びの宝庫 ~未来を拓く学びの場

2001年から20年を超す、新しい社会の実現を試みるアズワン鈴鹿コミュニティは学びの宝庫です。
社会、組織運営、経済、職場、会社、コミュニケーション、人間関係、子育て、シニアの生き方、青年の生き方、暮らしなど、様々な分野での新しいあり方を学ぶことができます。

それはきっと未来の社会を拓く学びの機会となるでしょう。
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上の図はアズワンスタイルと呼ばれる、人間らしい、豊かで快適な社会のライフスタイルを表しています。
アズワン鈴鹿コミュニティでは、このアズワンスタイルを学べる場を提供しています。

国内にとどまらず、世界各地から新しい社会のモデルとして、多くの人が鈴鹿コミュニティを視察・研修に訪れています。
コミュニティの空気や実際に触れ、自分の内面や社会の本質を探る機会になっています。
アズワンコミュニティを舞台に、アズワン鈴鹿ツアーが定期的に開催されています。

また、各種教育プログラム、大学のゼミ合宿や社員研修、高校生の体験学習、国際交流プログラムの会場としても活用されています。
また、GEN-Japan(グローバル・エコビレッジ・ネットワーク)が主催する、ユネスコ認証の持続可能な暮らしのための包括的な教育プログラム「ガイアエデュケーション」とユース向けの「ガイアユース」が、アズワン鈴鹿コミュニティをメイン会場に開催されています。

20年にわたり、コミュニティづくりを進める中で、コミュニティづくりの核心は、否すべての人間生活の核心は、人間関係であることがハッキリ見えてきました。
アズワン鈴鹿コミュニティでは、この良好な人間関係を育てていくことに、最も力を入れてきました。

そのためには、人としての成長が欠かせない要素です。人としての成長に対しての研究・実践を重ねる中で、今のアズワン鈴鹿コミュニティができてきたとも言えると思います。
その実践の中で、次の社会を創り出せる人が育つ道筋が見えてきました。
2018年4月、「争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会
」を世界各地に創っていける人材が育つための学び舎=サイエンズアカデミーを開設しました。

★サイエンズアカデミーHP

「次の社会」を創る人材が育つ
理想の社会を創り出すには、既存の常識や価値観に執われず、全く新しい立ち位置から考え、行動できる人材が必要になります。
人間や社会の本来の姿を知り、それを現実の社会の中に実現していくクリエイティブな力を有する人材を育成することが急がれています。
人として成長し、どこでも誰とでも、良好な人間関係で生きられる、つまり誰とでも話し合いができる、そしてそんな場を創り出せる人材です。
そのために、サイエンズアカデミーでは、人間らしい生き方をどこでも実現することができるサイエンズメソッドを学んでいます。
アズワン鈴鹿コミュニティでの暮らしや職場や、コミュニティの人との交流などの実体験を通して、他にはない濃密な学びの時を過ごしています。

現在 日本人6人、ブラジルから3人、韓国から5人、スイスから1人が学んでいます。

良好な人間関係をジャマするものは?
遠慮したり、気を使ったり、気持を抑えたり、我慢したり、不安になったり、または強く自分の意見を主張したり、自分の意見を固持したりする状態では、良好な人間関係とは言えないですね。
良好な人間関係とは、安心して、自分そのままでいられる、何でも言える、本心で生きられる関係性だと思います。

無理がある関係性は続かないし、持続可能ではないと思います。
サイエンズアカデミーに集う青年たちは、皆、志を持って入学してきます。
しかし、皆と共に暮らす中では、人にどう思われるかを気にしたり、人間関係が崩れることを恐れて言いたいことを言えなかったり、「否定された」「傷つけられた」と落ち込んだり、職場では「ちゃんとやらなければいけない」と緊張したり、不安になったり、「やるべきこと」を優先して本心を見失ったり、劣等感を感じて「自分はダメだ」となったり、人を責めたり、イライラしたり・・・と、様々な人間関係問題に直面します。

サイエンズアカデミーでは、ここがチャンスになります。
こういったことが、すべて自分を知るためのキッカケになっていきます。
これらの悪感情は、自分の中のキメつけ、思い込み、当然としていること(これは皆フィクションですね!)などに気づく絶好のチャンスになるのです。本心からのサイン・シグナルとも言えるかもしれないですね。
そこを、相手のせいや、職場や社会のせいにしてしまったり、人間はそういうものだよと諦めてしまったりすると、自分を知るチャンスを逃してしまいますし、良好な人間関係に進んでいけません。
そこを調べて、キメつけや思い込みなどに気づき、元々の姿に立ち還る方法がサイエンズメソッドです。

人としての成長。安心の中、豊かに、愉快に、楽しく。
何をしても責められない、何でも言える(もちろん、何も言わなくてもいい)アズワン鈴鹿コミュニティの安心な環境の中、サイエンズアカデミーの学生達は、だんだんに心が開き、自分の中にある本来の願いや希望に自然と向き合えるようになっていくようです。そして、自分の中にあるキメつけや思い込みが見えてくると、自ずとそこから解放されていきます。

すると、自分でも驚くほどの人としての成長が現れてきます。
人の目が気にならなくなり、人との関係が近く親しくなり、主体的に動き始めている自分に気づきます。誰とでも何でも話し合えるようになってきます。不足、不満が多かった自分から、人からしてもらったこと、自然から贈られたものへの豊かさを感じられるようになっています。仕事も、「やらなければいけない」という世界から、多くの人や自然から受け取っている豊かさを感じられるようになり、仲間と共に成し遂げる嬉しさを味わい、多くの人に製品や作品を贈る喜びを感じるようになっていきます。

次代へ贈る
サイエンズアカデミーが始まって、約4年しか経っていませんが、青年たちが日に日に成長する姿は、見ていて本当に嬉しいし、頼もしくも感じています。
こういう青年たちがどんどん育って、世界各地で活躍し、どんな場でも良好な人間関係を創り出すことができれば、世界は確実に変わっていくのだろうと思っています。

サイエンズアカデミーの様子を紹介するビデオがあります。
1.「Scienz Academy」 次の社会を創る人が育つ

2. 「Scienz Academy」第2話 ペックフンミ: 国境なき友情

3. サイエンズアカデミーって、何してるの?
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