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韓国レポート Part3 小野雅司

3月25日(3日目)

朝起きて外を見ると一面銀世界。5センチほどの積雪。
9時50分発で、相涌さんと一緒に車で出発。
先ずは、友人の金ユナン夫妻の所へ。京畿道華城市のバランという街だ。相涌さんのペンションから車で約2時間。
真っ黒な味噌のチャジャン麺のお店で、約一時間ユナン夫妻と一緒に食事した。
ユナンは、韓国の古くからのお菓子工場で働いているそうだ。週休二日で、この5月で一年になる。やっと暮らしに慣れてきたところ。ヤマギシにいるお姉さん(金ヒョンジュ)と一緒に、人文学講座の活動を始めて、地域の人と何かやろうと描いているみたい。

ユナンと僕と相涌さんの3人で2時過ぎにイ・ナンゴクさんの所(チョンジュ=全州・・・全羅北道)へ向かう。ユナンの所からナンゴクさんの所までが3時間半。けっこう遠い。
ナンゴクさんの所は、田舎の山の中腹の村で、そこで味噌造りをしている。
昨年夏に奥さんのソ・ヘランさんが亡くなって、長男のスンヒョブ君(高等部10期生。大学部出発後、ソウル大を出て、司法試験勉強中だった)が家に戻り、その会社を引き継いでいた。
写真は、味噌をつくる瓶。景色のいい所。

ナンゴクさんとスンヒョブ君

この地域は、光州事件のあった光州もすぐ側で、生協運動や市民運動の下地のある地域だそうだ。
その何人かが廃校になった学校を借りて、ノンシル人文学校という新しい学びの場を作っている。今年になって本格的に活動を始めたそうだ。
三日目.jpg

学校に行かずに、自宅での学習を中心に、時期時期にバスで移動しながら各地で学ぶというホームスクーリングの高校生達も、その学校に1週間合宿していた。
1月からは、ナンゴクさんとお坊さんの二人の著名な運動家がホストとなり、ゲスト一人を迎えての、人文学講座を毎月開催し始めて、1月は50人、2月は60人集めたりと活発な活動を展開しているそうだ。
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