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研 鑽 と は


 人間は、物事を捉えたり解明したりできる優れた知能を具えています。その一方、個々により、時と場合により、同じ物事についても、様々な見え方、聞こえ方、感じ方などをします。
 ところが案外、この認識が不十分なために、自分が見たり聞いたり捉えたものによって、事実・実際がこうだと思いやすく、大勢の意見が一致すると、その思いは更に強くなることが多いでしょう。
 一人の、或いは大勢の捉えたもので、こうだと思ったことでも、あくまでもそれはその人が捉えたものであることを自覚して、実際はどうだろう、本当はどうだろうかと、固定、断定、キメツケなく、検べていこうとする態度、どんな意見にも耳を傾けようとする態度が必要だと思います。
 このようなキメツケのない態度で、事実・実際、本当はどうだろうかと、検べていこうとする考え方が研鑽です。


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