横浜のシェァハウスへ招かれる
1月18日(土)、アズワンコミュニティ鈴鹿の牛丸信さんが、トランジションタウンよこはまの人達からのお誘いで横浜へ。翌19日はPIESS NETWORK東京のマイライフミーティングにも参加してきました。
その牛丸さんが横浜での交流の様子をレポートしてくれました。以下、どうぞご覧ください。
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1月18,19日で横浜、東京へと行ってきた。
以前「トラジッション・タウンよこはま」の内園かおりさんから「アズワンコミュニティのことを紹介する場を設けたいので、どなたか来ていただけないか?」という話があった。「PIESS NETWORK 東京」のミーティングにも一度参加したいという思いもあり、行くことにした。
その牛丸さんが横浜での交流の様子をレポートしてくれました。以下、どうぞご覧ください。
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1月18,19日で横浜、東京へと行ってきた。
以前「トラジッション・タウンよこはま」の内園かおりさんから「アズワンコミュニティのことを紹介する場を設けたいので、どなたか来ていただけないか?」という話があった。「PIESS NETWORK 東京」のミーティングにも一度参加したいという思いもあり、行くことにした。
18日はシェアハウス ウェル洋光台に招かれた。
ここのボランティア管理人の戸谷さんは、以前から「アズワンコミュニティ」に注目しており、去年はサイエンズ研究所から出版されている本を全巻購入し熟読されている。その戸谷さんからウェル洋光台で座談会を持ちたいとご招待を受けた。
ウェル洋光台は、横浜の郊外、JR根岸線 洋光台駅から歩いて5分ほどの静かな住宅地にある。駅から内園さんの案内で歩いていくと、外見は普通の三階建のアパート。元は40数年前建った社員寮で2006年からシェアハウスとして開業している。
シェアハウスと言ってもウェル洋光台は理念に基づいた運営をされている。戸谷さん曰く「信頼する事、多様性、自由の3つの価値観を大切に、当番を設けずおくりもので運営するハウスのコミュニティづくりにとりくんでいます。」とのこと。
玄関で戸谷さんに出迎えられる。
ニコニコ満面の笑みを浮かべ「お会いしたかったです。ようこそ!」
もう待ってましたという大歓迎ぶり。
中に入ると、なるほどいかにも社員寮。しかし、廊下の壁には、手作りの壁飾りや子供の絵が飾ってあり、温かみを感じる。
さっそく食堂へ通され、三人で打ち合わせをする。
その間厨房の様子が伺える。入れ代わり立ち代わり人が出入りしているが、どういう人達なのかわからないが何だか楽しそう。今日は誕生日パーティーがあるとかで、きっとその準備なのだろう。
3時座談会が始まる。気がつけば十人以上の方々が集まってくれた。
内園さんのファシリテーションで、僕はまな板の鯉。僕と戸谷さんが交互に自己紹介をして、アズワンコミュニティのDVDを見る。見終わってから、コミュニティMAPを見ながら、コミュニティを紹介していく。質疑応答では、しどろもどろになりながらも内園さんにフォローしてもらいながら、何とか切り抜ける。
その後はウェル洋光台の住人の方々との対談。みな若い。
「意思決定のしかた」
「オープンなプラットホーム」
というテーマで話を進める。
アズワンコミュニティを訪れる人が驚くのは、決定機関や特定の決定権を持つ人がいないことだが、ウェルもそのようなものはなく、みんなで話し合って「とりあえずやってみようか」ぐらいの感じのようだ。これは相当仲が良くなくてはできない。
実はウェル洋光台は、開業してしばらくは良かったが戸谷さんなど主だった人が離れると、みるみる衰退していったそうで、その立て直しにまた戸谷さんが招かれ、以前からのメンバー数名とリニューアルさせたのだそうだ。それで今のメンバーは実に驚くことに、一緒に住むようになったのはまだわずか数か月なのだそうだ。
いろいろ話を伺うと、やはり戸谷さんの掲げている理念に共感して居住を決めていることと、やはり戸谷さんの人柄に負うところが大きいように感じた。
人と人の心で結びついたコミュニティと言ったところだろうか。
ここには細かく書かれたルールブックがあるが、ルールを忘れたりうっかりしてもトラブルにならないようにする目的のもので、誰1人細部まで把握してないし、普段意識していない。
「戸谷さんがこれを僕たちに押し付けるつもりでないのはわかってる」
「ここは自由」
戸谷さんいなくなったら、また衰退するのかな?
「それはないでしょ」と力強い答え。
戸谷さんもニッコリ。
戸谷さんの可愛い娘さんが、走り回って大人たちにじゃれついてくる。誰も叱らないし、邪険にしない。正に自由。ここはどうも理屈じゃない空気が流れている。それはこの後の誕生パーティで目の当たりにする。
いよいよ厨房が賑やかになってくる。その様子は今日が特別なわけではないらしい。広い厨房だが、20人以上が暮らしていれば、重なったり遠慮したりがありそうなものだが、ここの人達は一緒になって作っている。自然とそうなっていったようだ。
調味料などは持ち寄り。
お菓子も。
冷蔵庫には「FREE」と書かれたものが一杯。
そして最高の贈り物の数々。
とても素人が作ったとは思えないけれど、一人一人送りたい気持ちの一心。送りたいからこそ最高のものを。そんな気持ちなのだろう。
自ずとパーティは盛り上がる。
そして戸谷さん含め、若い人たちで深夜まで語りつくす。
「どこかでコミュニティを作りたいと考えている」
「自分の田舎を何とか持続可能な街にしたい」
「今は社会のことまでは考えていないけど、ここの暮らしを広げていけば世界は変わるのかな」
などなど。
戸谷さんとは深夜2時まで語り合いました。
今度はアズワンコミュニティに是非訪問したいとのことで、今後の交流が楽しみである。
記事 牛丸 信
ここのボランティア管理人の戸谷さんは、以前から「アズワンコミュニティ」に注目しており、去年はサイエンズ研究所から出版されている本を全巻購入し熟読されている。その戸谷さんからウェル洋光台で座談会を持ちたいとご招待を受けた。
ウェル洋光台は、横浜の郊外、JR根岸線 洋光台駅から歩いて5分ほどの静かな住宅地にある。駅から内園さんの案内で歩いていくと、外見は普通の三階建のアパート。元は40数年前建った社員寮で2006年からシェアハウスとして開業している。
シェアハウスと言ってもウェル洋光台は理念に基づいた運営をされている。戸谷さん曰く「信頼する事、多様性、自由の3つの価値観を大切に、当番を設けずおくりもので運営するハウスのコミュニティづくりにとりくんでいます。」とのこと。
玄関で戸谷さんに出迎えられる。
ニコニコ満面の笑みを浮かべ「お会いしたかったです。ようこそ!」
もう待ってましたという大歓迎ぶり。
中に入ると、なるほどいかにも社員寮。しかし、廊下の壁には、手作りの壁飾りや子供の絵が飾ってあり、温かみを感じる。
さっそく食堂へ通され、三人で打ち合わせをする。
その間厨房の様子が伺える。入れ代わり立ち代わり人が出入りしているが、どういう人達なのかわからないが何だか楽しそう。今日は誕生日パーティーがあるとかで、きっとその準備なのだろう。
3時座談会が始まる。気がつけば十人以上の方々が集まってくれた。
内園さんのファシリテーションで、僕はまな板の鯉。僕と戸谷さんが交互に自己紹介をして、アズワンコミュニティのDVDを見る。見終わってから、コミュニティMAPを見ながら、コミュニティを紹介していく。質疑応答では、しどろもどろになりながらも内園さんにフォローしてもらいながら、何とか切り抜ける。
その後はウェル洋光台の住人の方々との対談。みな若い。
「意思決定のしかた」
「オープンなプラットホーム」
というテーマで話を進める。
アズワンコミュニティを訪れる人が驚くのは、決定機関や特定の決定権を持つ人がいないことだが、ウェルもそのようなものはなく、みんなで話し合って「とりあえずやってみようか」ぐらいの感じのようだ。これは相当仲が良くなくてはできない。
実はウェル洋光台は、開業してしばらくは良かったが戸谷さんなど主だった人が離れると、みるみる衰退していったそうで、その立て直しにまた戸谷さんが招かれ、以前からのメンバー数名とリニューアルさせたのだそうだ。それで今のメンバーは実に驚くことに、一緒に住むようになったのはまだわずか数か月なのだそうだ。
いろいろ話を伺うと、やはり戸谷さんの掲げている理念に共感して居住を決めていることと、やはり戸谷さんの人柄に負うところが大きいように感じた。
人と人の心で結びついたコミュニティと言ったところだろうか。
ここには細かく書かれたルールブックがあるが、ルールを忘れたりうっかりしてもトラブルにならないようにする目的のもので、誰1人細部まで把握してないし、普段意識していない。
「戸谷さんがこれを僕たちに押し付けるつもりでないのはわかってる」
「ここは自由」
戸谷さんいなくなったら、また衰退するのかな?
「それはないでしょ」と力強い答え。
戸谷さんもニッコリ。
戸谷さんの可愛い娘さんが、走り回って大人たちにじゃれついてくる。誰も叱らないし、邪険にしない。正に自由。ここはどうも理屈じゃない空気が流れている。それはこの後の誕生パーティで目の当たりにする。
いよいよ厨房が賑やかになってくる。その様子は今日が特別なわけではないらしい。広い厨房だが、20人以上が暮らしていれば、重なったり遠慮したりがありそうなものだが、ここの人達は一緒になって作っている。自然とそうなっていったようだ。
調味料などは持ち寄り。
お菓子も。
冷蔵庫には「FREE」と書かれたものが一杯。
そして最高の贈り物の数々。
とても素人が作ったとは思えないけれど、一人一人送りたい気持ちの一心。送りたいからこそ最高のものを。そんな気持ちなのだろう。
自ずとパーティは盛り上がる。
そして戸谷さん含め、若い人たちで深夜まで語りつくす。
「どこかでコミュニティを作りたいと考えている」
「自分の田舎を何とか持続可能な街にしたい」
「今は社会のことまでは考えていないけど、ここの暮らしを広げていけば世界は変わるのかな」
などなど。
戸谷さんとは深夜2時まで語り合いました。
今度はアズワンコミュニティに是非訪問したいとのことで、今後の交流が楽しみである。
記事 牛丸 信
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