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『持続可能な社会づくりカレッジ』に向けて

これからの新しい持続可能なコミュニティや社会を一緒に描いていきませんか?
エコビレッジやトランジション・タウンなど、持続可能なコミュニティや社会に関心のある方、気になる方など、只今、参加者大募集中です!!

そして、PIESS NETWORK東京の林悦子さんより、「持続可能な社会づくりカレッジ」の説明会をやってみてのレポートを紹介します。

●東京:地球環境パートナーシップにて(2/1)

カレッジを始めようと思った動機や背景を説明、そしてアズワンコミュニティ鈴鹿の片山弘子さんが、実際の暮らしを話しました。参加者の方たちは、人とのつながりに関心のある方や、これからコミュニティづくりやコミュニティ暮らしを始めようとする人たちでした。
説明会では、アズワンコミュニティの暮らしについて質問がありました。
・エコビレッジも何も知らなかったが、人とのつながりを大事に思っていて、今日はいろいろお話聞けてよかった。
・アズワンのパンフにある「子どもたちに残すもの」で「気風」
と書いてあって共感する。この言葉の意味合いがいい。

アズワンのメンバー数、ライフストア、経済(運営)についての質問もあり、アズワンコミュニティを熱心に聞いて頂いて、現場の暮らしについて関心が高いように思いました。

●滋賀県日野町にて(3/2)

日野町では、主催者の伯宮幸明さんが開催されている日野ローカルネットワークの参加者や、琵琶湖から来れられた8人の方たちが参加しました。参加者は、学芸員や農業、自然食居酒屋、地域活動している方、介護職など様々な職に携わっている方などで、自己紹介から始り、伯宮さんからは、昨年秋から月1回日野ローカルネットワークが始まり、移住者同士のネットワークとして、人がつながっていくところからやってきたが、アズワンコミュニティの紹介なども通して、新しい形のコミュニケーション(人の話を聴いて、持続可能な人間関係から)に取組んでいきたい、というお話の後、アズワンコミュニティの暮らしや人の話を聴いて、どう受け取っているか、ミニワークなども挟んで、カレッジの紹介をしました。

参加した感想、
・ワークなどもやってみて、心の様子を見て、考える余裕ができた。
・違いがあると分かっていても、説明力や伝え方が関係しているのか、分かって欲しい、伝えてほしい、というときに、愛をもって相手が思いっきり開放して伝えることと、自分も開放して聴くこと、自分をどう継続していくのかが難しい。
・経済面、コミュニティのイメージなどについて、持続可能な社会活動するグループと地域の人たちのとのつながりをどう築いていくのか、内面的な自己満足に陥らずやっていくために考えていきたい。


●京都:京都市のImpact Hub Kyotoにて(3/2)

京都では、これからの社会そして生活の在り方を根本から問いなおし、実践の可能性を探る「HUB研究会」の第2回目として、Hubの世話人である熊倉敬聡さんの主催で今回の会が催されました。HUBは、様々な社会活動のネットワークをつなぐ活動として、世界に60カ所あり、日本でも東京などで活動もしています。

Hub Kyoto の活動メンバーを含め、パーマカルチャーリストやトランジション京都で活動する方など、15名ほどの人が参加しました。
最初は、サイエンズ研究所の小野さんのアズワンコミュニティやサイエンズ研究所・スクールなどの紹介の後、「地域通貨や経済」、「心とサイエンズ」などについての質問がありました。

地域通貨については、相手と自分との関係性から相対的にやり取りする料金を決める、といったことや、サイエンズでは人としての成長と人間観、社会観をみていくには、心が一番のベースになること、環境によって人の心がどう成長していくのか、個人の心(内面の環境)と社会(外面の環境)から影響を受ける心の両面をみていくことが大事で、無意識まで切り込んでいくことなどについて、サイエンズ研究所の小野さんを交えて話し合いました。

最後の感想、
・アズワンコミュニティでは、コミューン(共同体)のように1カ所に共同で住むというのでなく、近住しながら、みんなで話合わない(敢えて話合わない)、話し合いたい人と話し合う、話し合う人同士がこの指とまれ方式で集まる、といった、手放しながら(コミュニティで)暮らすという形もあるのかと思った。
・分かち合いやシェアとは逆の方向に見えるが、みんなで話し合うのが良い・悪い、ということもなく、一切圧力のない暮らしを送るには、一人ひとりに人や社会に対しての根本的な信頼心があるのか、信頼関係が大事ではないか。

滋賀、京都も会の後の懇親会では、参加者のみなさんの体験やこれからの暮らしや希望をお互い交流し合ったりと、とても有意義な時間となりました。

今回の説明会やアズワンコミュニティ紹介の会では、様々な参加者のみなさんと出会う機会を頂いて、これから暮らしや社会を良くしていきたい、というみなさんの思いにエンパワーされました。また、交流も続けていきたいと思っています。

以下、『持続可能な社会づくりカレッジ』のお知らせです。

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『持続可能な社会づくりカレッジ』
~コミュニティづくりは持続可能な人間関係から~』
@アズワンコミュニティ(5月から3回コース)のお知らせ

カレッジでは、開催場所のアズワンコミュニティが取組んできた分け隔てのない人と社会の挑戦と失敗の実践例、参加者同士の体験を通して、コミュニティづくりのベースとなる「人のつながり」や「本来の話し合い」、持続可能な社会づくりの核心について実践的に考えていきます。

持続可能な社会を目指して、各地で環境や社会問題など様々な取組みを行っていますが、お金や人間関係がネックになって行き詰ってしまったり、対立や分裂、争い、逆にそれを避けるために距離を取ったりした体験のある方、持続可能なコミュニティや社会づくりに関心のある方、これから取組みたい人など、人間関係でつまずいて持続しない、といったことが繰り返されないためにも、これからの新しい持続可能なコミュニティや社会を一緒に描いていきませんか?

エコビレッジやトランジション・タウンなど、持続可能なコミュニティや社会に関心のある方、気になる方など、只今、参加者大募集中です!!
3/31までにお申込みとご入金して頂いた場合は、早割があります。
この機会にぜひお申込みください!! お申込みお待ちしています!
JSSC運営委員会 林悦子、片山弘子、佐藤文美(事務局)

**********≪転送・転載歓迎≫******************
◆◇◆持続可能な社会づくりカレッジ◆◇◆
~コミュニティづくりは持続可能な人間関係から
 5、7、9月@アズワンコミュニテイ鈴鹿
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コミュニティのベースは『人』と『社会環境』づくりから持続可能な社会をめざして、地域やコミュニティで環境や社会問題など様々な取り組みが行われています。
お金や人間関係がネックになって、話し合いやコミュニケーションがうまくいかなくなった体験はありませんか?

なぜ自分の願いと裏腹に、対立や分裂、距離を取ったり、あきらめたり、遠慮や気兼ねをしてしまうのでしょうか?

持続可能なコミュニティや社会を実現するためには、『モノ・コト』ではなく、心でつながる人を基盤としたコミュニティが地球全体に育まれていくことが、持続可能な社会づくりにとって大事な鍵となります。

私達一人一人が日常の暮らしや仕事の中で
・本来の自分自身を取り戻し、自分らしく生きられる。
・人の話に心から耳を傾け合い、何でも安心して話し 合える『人』になり合っていくための、『社会環境(機構や仕組み)』が育っていくことが、持続可能なコミュニテイへの近道ではないでしょうか?

≪内容≫
このカレッジでは、コミュニティのベースとなる『人のつながり』や『話し合い』を見直すことを通して、座学では得れない体験型ワークショップによって、本来の自分(人)と社会に気づき、持続可能な社会づくりの核心について実践的に考え、未来へつながるコミュニティについて描いていきます。

≪なぜアズワンコミュニティ鈴鹿が会場?≫
これまで日本エコビレッジ推進プロジェクトの活動として国内外のエコビレッジやコミュニティを訪問・研究しながら広く紹介してきました。
その中で、リーダーや共通の価値観、ルール、合意形成、メンバーシップがないのに、様々な活動が展開されているアズワンコミュニティ鈴鹿に出会いました。
一人ひとりが大事にされながら、自由で遠慮・気兼ねもない営みが、なぜ13年以上も続いているのでしょうか。
実践している人たちに現場で触れること通して、これからのコミュニティづくりの鍵を共に探っていきます。

≪アズワンコミュニティ鈴鹿とは?≫
2000年から地域の中に普通に暮らしながら、規模は小さくとも義務や責任、ルールなどに縛られず『怒りや争いのない、家族のような親しさで安心して暮らせる』社会の実現を目指して、挑戦と失敗を繰り返しながら、人や社会の研究と学びを積み重ねてきました。
現在、何でも相談できるコミュニティライフオフィス、貨幣経済に頼らない「贈り合い」のお店など、新しい社会システムの試みが続けられています。

≪開催日程≫
■第1回 5月16日(金)~18日(日)
 持続可能な人間関係とは?
 ・アズワンコミュニティのスタディツアー
 ・やさしい社会フォーラム5/17の参加
 (『コミュニティから展がる持続可能な社会』
  講師:内藤正明(滋賀県琵琶湖環境科学研究センタ- 
  長)、エクハルト・ハーン(元ドイツ・ドルトムント
  大学空間計画研究所所長、EU環境部会アドバイザー)

■第2回 7月19日(土)~21日(月)
 コミュニティづくりのベースとなる「話し合い」とは?
 ・なぜ同じ志の人同士が話し合えなくなるのか
 ・何でも話し合える関係とは--対立を超えて

■第3回 9月13日(土)~15日(月)
 コミュニティづくりの核心とは?
 ・贈り合いの経済のベースとは
 ・分け隔てない親しさが生み出すモノとココロも豊かな社会

≪参加費≫ 収入に応じて異なります(自己申告制)
①75,000円 年収200万円未満(学割・早割70,000円)
②85,000円 年収200万円以上(学割・早割80,000円)
③95,000円 年収400万円以上(学割・早割90,000円)
*参加費には2泊3日×3回コース全ての宿泊費・食費が含まれます。
*早期割引の方は、2014年3月末迄にお申込とご入金下さい。
*分割払いも可能です。希望の方はお問い合わせ下さい。
*入金をもって正式な参加受付となります。
*キャンセル等の詳細はHPをご覧下さい。

≪講師≫
 小野雅司、坂井和貴(サイエンズ研究所研究員)
 アズワンコミュニティの人達ほか 
≪持続可能な社会づくりカレッジ運営委員≫
 林 悦子、佐藤文美、佐藤慎時
 (日本エコビレッジ推進プロジェクト)
 片山弘子(NPO法人鈴鹿循環共生パーティ)ほか

≪開催場所≫
アズワンコミュニティ鈴鹿 http://as-one.main.jp/
 三重県鈴鹿市阿古曽町14-28  
【電車】平田町駅下車(徒歩15分)
・名古屋駅から約1時間--近鉄鈴鹿線(伊勢若松駅乗換)
・大阪鶴橋駅から近鉄線で約2時間半
・中部国際空港セントレアから約2時間
【車】鈴鹿インターから20分
・名古屋から約1時間15分(東名阪自動車道)
・大阪から約2時間半(新名神高速道路・西名阪自動車道)
・京都・奈良から1時間半

●お問い合わせ・申込み
 E-mail: jssc358@gmail.com
 詳しくはHPで⇒ http://jssc358.wix.com/college

●主催:持続可能な社会づくりカレッジ(JSSC) 運営委員会
(@日本エコビレッジ推進プロジェクト(JEPP))
 共催:NPO法人鈴鹿循環共生パーティ(SJP)、
    トランジション鈴鹿
 後援:NPO法人 循環共生社会システム研究所  
    KIESS)、NPO法人 トランジション・ジャパン、  
    NPO法人 グローバル・エコビレッジ・ネット
    ワークアジア・オセアニア(GENOA)、     
    +ESDプロジェクト(持続可能な開発のための教育)
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