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地球規模の気候変動の解決につながる具体的な実践

2015年11月30日~12月11日、フランス・パリで開催された気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)。その会場で、グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)は、世界60か所のエコビレッジを紹介し、コミュニティをベースにした未来への社会づくりの提言を行いました。日本からもアズワンコミュニティが取り上げられ、「気候変動という地球規模の人類存続にかかわる問題を解決する具体的な提案」として紹介されました。



また、Global Ecovillage Network(GEN)のNews Letter 2016年1月号(世界12000部配信)では、世界各地の気候変動とそれに伴う難民問題に、コミュニティベースの活動がどう解決の道を示せるか特集されました。ニュース前文の問題提起に続く特集「化石燃料の要らない未来」の冒頭で、アズワンの取り組みが紹介されました。

*facebookでの紹介は、こちら→GEN-Japanのfacebook
*GEN-japanのHPは、こちら→http://genjp2015.wix.com/japan


以下、前文の日本語訳を紹介します。
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地球規模の気候変動の解決につながる具体的な実践

世界エコビレッジネットワークニュース 2016年1月号 (前文)
親愛なる世界中の同胞の皆さん  私たちが直面している気候変動と難民問題という2大危機が絡み合い、歴史的にも重大な段階に至っています。世界中の人々、そして自然界すべての生命がその生存を脅かされ、もはや引き返せない状態です。  2006年から2011年の長期的な旱魃として表面化した気候変動は、シリア内戦の要因につながっていきました。また過去3年間で、壊れかけた漁船に乗り込みミャンマーやバングラデシュを離れ、東南アジアを南下した人たちは、2015年で3倍の63,000人になりました。100万人以上の難民が同じ時にヨーロッパに渡っていきました。私たちの惑星の表情が永遠に変わろうとする中でGENはそれに応えようとしています。 多くの国々で、エコビレッジや活動家たちは専心し救済の道を見出してきました。自分たちで組織を作り上げてきた長年にわたる経験、生命とわれら地球への献身などコミュニティの持つ力によって、ネットワークとしてのGENは、一つは化石燃料の要らない未来、もう一つは移住者や難民との調和という点ですぐれた実践例を多く提供しています。 GENは昨年のCOP21において、締約国会議のオフィシャルゾーンと、NGOエリアで他のNGOとブースをシェアしながら、コミュニティからの社会変革に焦点を当てて、両サイドで積極的に参加しました。解決法を広め、1.5度以下に気温上昇を抑えるという目的を果たすためには、強力な団結とすぐれた政治力が必要なのは明らかです。 GEN自身も、緊急援助を行ってきました。

(中略)

Daniel Pinchebeck (New Yorkのライターであり哲学者)が、現代の危機は人類にとってのイニシエーション(加入儀礼)のチャンスだと言ったのは、おそらく正しかった。イニシエーションは、私たちが全力で真摯に立ち会い、これらの問題に応えていこうとするとき、人類の成長の新しい段階に最終的に入ることができる、連続的な挑戦として定義されます。この場合においてのみ、現状の危機に応えていくことが、思いやりや自然との共生とともに人間性の進化につながり、真の連帯が考えられるようになると期待できるのです。今回のGEN International Newsletterでは、世界変革に向けた地域変革の典型的な事例を、世界中から紹介しています。

Kosha Joubert(GEN代表) Leila Dregger & Jenifer Marquis (編集者)

内容
1. 化石燃料の要らない未来
アズワンコミュニティ 日本
オーロビル インド 炭素農法 
ダマヌール イタリア
Earthaven アメリカ合衆国
COP21でのGEN フランス

2. 難民問題(略)

3. Gen International (略)

4. 地域からのニュース (略)
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