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Eco-Branch通信「ゆっくりずむ」のお便りで紹介される

昨年末、12月28日~29日に探訪DAYに来られた、名古屋在住の鶴田夫妻。この探訪を通して感じたあたりを、㈱鶴田商会環境事業部が発行しているEco-Branch通信「ゆっくりずむ」68号に同封されているお便りに書いていただきました。紹介させていただきます。

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年末に、鈴鹿のアズワンコミュニティに伺いました。アズワンとは「一つの世界」を意味し、どの人も家族のように愛し合い、怒りや争いなく、楽しく豊かに安心して暮せるのが本来の社会と考えて「やさしい社会」の様々な試みをされておられます。コミュニティというと里山と思いがちですが、街中にあるビルがコミュニティセンターで、その中に美容院や会社等があり、近くには農園もありました。贈り合いの経済をいろいろ試みておられ驚きと共に、こんな風にできるものかと嬉しくなりました。

みんな つながっている ・・・
みんなつながっている「安曇野のシャローム臼井さんご夫妻が来られます。いらっしゃいませんか?」鈴鹿のアズワンコミュニティで暮らす友人からお誘いメールが入りました。年末でしたが、久しぶりに臼井さんご夫妻にもお目にかかれることを楽しみに1泊2日の探訪会に出かけました。

臼井さんご夫妻とそのお仲間、「安曇野地球宿」の増田望三郎さんのお仲間との総勢7名でした。「地球宿」さんは、旅の音楽家丸山祐一郎さんからお名前を伺っていましたので、お目にかかれうれしかったです。アズワンコミュニティの活動に関心があり、一度伺いたいと思っていましたが、「1泊はして欲しい、でないと伝わらないから」、とのことにタイミングが合わずにいました。今回参加して、探訪会という意味が分かりました。

里山2

アズワンコミュニティは、人や社会を科学的に研究する営みをベースに、その人その人に適った暮らし・生き方や、お金にとらわれない暮らしに取り組まれ、社会実験と言われます。集合した初日午後からガイダンス、見学、話し合いが夜10時過ぎまで続き、終了後の懇談会でも、生き方や、社会の在り方等について喧々諤々でした。SUZUKA FARMという若者が始めた農園を地域の人にも楽しんでもらえるようにした“街のはたけ公園”、手の入ってなかった森を活かした里山づくりは、主にリタイアされた方が楽しんで山仕事をされているそうです。

里山1

”おふくろさん弁当”と言う会社は、ルールや仕事に縛られず、自由で楽しく、働きやすい会社を作ろうと立ち上げられたそうです。社長係!の龍さんが楽しそうに説明下さいました。コミュニティのメンバーばかりでなく地域の方達も一緒に働いておられ、会社と社員と言うより大きな家族で運営する会社といったもので、手作りのお弁当1個から配達され、農園で収穫した野菜でお弁当をつくり、コミュニティストアにも惣菜を届ける等、良い循環を作っておられます。お話を伺い、願う世界がここにあるという感じで感動しました。

おふくろさん弁当

宿泊はメンバーの方のお宅に泊らせて頂きました。翌日のお昼は又別の方のお宅で頂、お話も伺えました。その御主人は、おふくろさん弁当で、てんぷらを揚げておられ、美味しいてんぷらを沢山ご用意下さいました。「以前は、お給料をもらっていたけれど、今は断って、好きな時に手伝いに行き、コミュニティセンターでヨガを教え、里山仕事もいている」と、楽しそうにお話下さいました。

JOY

いろいろな方が様々に説明下さり、代表がどなたなのか分からないので、伺ったところ、誰が代表ということでなく、みんなで一緒に人間や社会を探求し合い、試し、うまくいかない時は止めて、探求し、又する、という感じで、全責任を負う代表がいる訳でなく、最初に集まった7人を中心に広がっているようでした。安曇野の臼井さんも、お金のいらない地球1個で暮せる生き方を模索・実践されておられますので、意見交換がとても興味深く、壊すことを怖れず、やり続ける力に刺激を受けました。

FARM

今年に入って、探訪会でお世話になり、サティシュさんの会にもお越し下さった北川さん、片山さんが御来社くださいました。ゆっくりお話を伺い、改めて、みんなで人間や、自分を掘り下げることに費やされるエネルギー、師匠やカリスマがいる訳でなく、共に学ぶ力のすごさに、この土台があるからこそ、と思いました。あれこれお話する中で、北海道で縁健文明を提唱されていた草刈善三先生のお話になりました。片山さんは、先生の勉強会に関わっておられたそうです。マクロビアンの橋本宙八さんのお名前も出て驚きました。地縁も、仕事の分野も全く異なり、普通ではつながりが生まれそうになく思えても、目指す方向性が同じだと、思いもかけないところでつながっているものです。
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