その人の過去・現在・未来に触れる旅~インタビューで来訪

北海道大学大学院でエコビレッジの研究をしている及川さんが、サイエンズ留学生やアズワン鈴鹿コミュニティで暮らす人達の調査インタビューで来訪しました。
彼は、新しい生き方や暮らし方を創造しているエコビレッジの到達点と課題を把握し、他地域の実践や異なる領域の羅針盤(一人一人の幸福から始まるコミュニティの平和)として、活用される研究を目指しているそうです。


  (SCSカフェにて…)

以下、今回来訪してみての感想を、彼のFacebookより抜粋し紹介します。
【インタビューを通してその人の過去・現在・未来に触れる旅】
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大学院の修士論文に関わって、先週は北海道倶知安の高校生と学校の先生、今週は、三重県鈴鹿市にある「アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ」の方々を対象にインタビュー調査をさせて頂きました。それぞれにご多忙の中、お引き受け頂いたことを心から感謝申し上げます。
中でも鈴鹿には11日から昨日まで滞在させて頂きました(セントレア空港も吹雪でしたが無事北海道に到着しています)特に夏のインターンシップ研修に続いて、今回もホストファミリーとして、中井さんご夫妻にはお食事を含め、色々とお世話になりました。そして、今回の受入の連絡調整に関わっては、坂井さんや照子さんにも大変お世話になりました。改めてお礼を申し上げます。



鈴鹿の調査では全部で15名の方に合計16時間に渡って、お一人お一人じっくりとお話を聴かせて頂きました。しばらくぶりに会う人、初めて会話する人、夏にインタビューした人等、それぞれでしたが、自分の研究課題を意識しながらも、じっくりと一人一人が紡ぎ出す深い声にじっと耳を傾けました。
伺っていて、それぞれに色々な苦しみや悲しみを体験し、過酷な環境や社会に翻弄されながら、でもどうしたらいいのか分からず彷徨い続けた過去があり、一筋の光として、鈴鹿で諦めない人たちに触れ、自分の本当の願いを探求し、人や社会の本来性を共に学び合いながら、隔てなく一つになろうとする魂の履歴に触れることが出来ました。
本当に人間っていじらしい存在であると同時に、こんなにも自由自在に変わっていける存在なんだなと感じました!そして、インタビューの終了後には15名の方と何か心が通う感じで親近感が増し、また会えるのを楽しみにする自分がいました(研究従事者の役得です)



もちろん、それぞれの人の中で、全く悪感情が湧かない訳でもなく、大なり小なり人と人との間に隔たりを感じる等の率直な声もあり、ご自身やコミュニティの課題等、等身大のリアリティに触れることも出来ました。
身近な人との間柄において、本当に隔てがなく、一つになっていけるのかの探求を継続しつつも、自分達のコミュニティだけがそれを実現することを最終目標とせず、色々な地域やコミュニティと共に学び合いながら、隔ての無い世界を創っていく、新たな息吹も感じました。
本当に人間は自分もそうですが、小さな頃から思い込みで生きてきています。もちろん思い込みとは全く思わず、自分の外側から与えられる価値観(評価や能力観や常識等・・)が生きていく判断基準となり、選択・行動しながら自分の人生を形成しています。いつもいつも外側の事柄(結果や理想形等)に自ら光を当て、それを獲得・達成することに生きる意味を見出していました。でもでも、本当に自分は何を願っているのか、何を糧に生きていきたいのか等、自らの気持ちを含む内面にどれほど光を自分で当ててきたでしょうか?そして、何が自分や人間・社会の本来性を阻害し、何が不自然なのか?全くと言っていいほど考えたことはありませんでした・・・結果的に形や現象に捉われれば捉われるほど、心躍らない・・いのちと分離していく感覚かな?今回のインタビュー調査を通じて、多くの人から触発されました!心が躍りすぎて昨日は寝付けませんでした(笑)論文の完成は一年後です。より良いものを届けられるように頑張ります!



<追伸>
事前に15名それぞれの質問項目を用意するために、それぞれの方のFBやブログの投稿記事の一部を読んだり、出版されている【「サイエンズ0号」「サイエンズ1号 やさしい社会」「サイエンズ2号 人を聴く」「サイエンズ3号 やさしい社会2」「サイエンズ4号 AS ONE 一つの社会」「サイエンズ5号 サイエンズ入門」】の6冊を改めて読み返しました。
 特に上記の6冊は、まだコミュニティという形になる前の創成期から現在に至る歴史が記載されていますが、同時に、その時々の様々な苦悩に向き合う中で、現象や問題への対処だけでなく、その原因となっているものが何であるかに着目し、その突破口として、人や社会の仕組や成り立ちに光を当て、本質を学び合うコミュニティへと成長していった変遷が描かれています(読んでいて、「みんな人間なんだから同じようなところで失敗するし、だからこそ多くの人にとって参考になるんだよな~」と思いっきり唸ってしまいました・・・)
 
それでは皆さまお元気で!!またお会いする日を楽しみにしています。

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