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韓国交流旅行 レポート Part2

10月29日 ―2日目―


昨晩は真っ暗で周囲がよくわからなかったけれど、朝ゆっくりさせてもらってから、サンヨンさんに周辺の散策に連れて行ってもらいました。
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ペンション

すでに紅葉がすすみ、落葉樹が絶え間なく葉を落としています。ペンション自体山の中にあるのですが、家のすぐ隣に歩きやすい山道が続いていて、サンヨンさんの後を付いて歩きました。
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栗の木がほとんど?と思われるくらいに栗がごろごろ。
見よ!二人の服装の差・・
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ここ江華島を検索すると、(→ソウルナビ)
「東アジアの歴史を語る上で忘れてはならないのが江華島(カンファトウ)。古くは戦乱時の国王の避難地であり、外国からの侵入を防ぐための要塞遺跡が数多く残っている歴史と文化の観光地です。」
とあるように、特に戦いの跡がここかしこにみられます。この山にも、大きな石が丸く並べられた場所がいくつかあり、それは戦のときの跡だということでした。

家に戻ると、ゆきちゃんが料理にとりかかってくれていて、早い昼食をおいしく頂きました。唐辛子も生で味噌をつけて食べたり、醤油漬けのがあったりして、たくさん食べました。
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この日は、この後出発して、夕方までカンファの観光です。サンヨンさんがついてばっちりガイドしてくれました。
カンファトウには、昔から土地を持っている裕福な農家が多く、家の周りを綺麗に飾っている家があったり、畑も大きくきれいでした。
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この後、サンヨンさんのペンションを建てて、最近のリフォームも担当したという大工さんのお家へ用事ついでに寄りました。ここの奥さんからもらったというキムチも食卓にのぼっていました。韓国では、工事に来てくれた人などに、食事を振舞う習慣があるらしく、人のよさそうなこの大工さんとサンヨンさん達は親しいようでした。
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庭に並ぶキムチをつけるつぼ。最近は“飾り”になっているらしいです。
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唐辛子畑。自分ちで漬けるキムチなどに使うのでしょうか。

この後、韓国で最古の寺と言われる伝燈寺(チョンドンサ)に行きました。豊臣秀吉が攻めて行った時に消失した場所やらがあり、隣の国同士の関わりの深さを改めて実感したのでした。
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紅葉がとにかく美しい
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本堂
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色使いが独特
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伝燈寺を後にして、珍しい韓国式の教会をみて―
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カンファトウには、キリスト教もいち早く入ってきたそう。

その後、江華山城に行き、門の上を登ったところから、北朝鮮を眺めました。
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この日は、ペンションの宣伝のためポータルサイト掲載用の写真撮影に業者の人が来たり、又夕方に控えている集まりの連絡などで、しょっちゅうサンヨンさんの携帯に電話がかかってきていたのです。私達のガイドをしながら大忙しなサンヨンさん。
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向こうに見えるのが、 北朝鮮。

最後に、世界遺産の、江華支石墓(コインドル)をみました。カンファトウ観光の看板となっているようなところ。「テーブルの形をした北方式支石墓です。支石墓の大きさは高さ260cm 、蓋石の長さ710cm、幅550cm、屋根石の重さは80.000kgにもなるそう。この江華支石墓は韓国一の大きさ。」
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さて、カンファの観光を堪能して、いよいよ(今日のメインイベントはこれからだよ)バルグンマウルの人達との交流のために、マリ学校に向かいます。

バルグンマウルとは、「マリ学校」というフリースクール(中学生年代の子供達が暮らしながら学ぶ)や、「百日学校」という子供・青年向けの修練のための合宿などを運営している、カンファトウの社会活動団体。

ここの人達が10人ほど集まってくれて、そこで私達が加わり、研鑽会をするのです。どんな風になるのかまったく予想できないけれど、すごく楽しみだ。


PM4:50
マリ学校に到着。出迎えてくださったのは、バルグンマウルの代表で、理事長のファンさん。サンヨンさんの先輩だそうです。
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門をくぐると広場を囲むようにして校舎(長屋のような)や事務所などがあり、ここで帰ってくる子供達にファンさんが「お帰り」と声かけていました。
お茶を頂いて人が揃うのを待ちました。
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講堂の役割をする大きな部屋に研鑽会の用意がされていました。だんだんに人が集まり、丸くなりました。校長先生や、学校のお母さん先生、事務局の人や、子供を送り出している親等、10名近くの人が集まりました。中央にファンさんが座り、研鑽会の間中お茶を淹れてくれて、それを次の人に回しながら頂きました。
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最初はちょっと緊張がありましたが、
「研鑽」について初めてその言葉を聞く人もありながら、サンヨンさんの通訳を通して、だんだんに理解を深め、次第に突っ込んだ話が・・
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さすがに意識の高い人達で、自分達の活動のことや、韓国に強い家父長制で家族の意思疎通がさまたげられていることや、いろんな社会の問題と「研鑽」との関係について論じられていました。
日本の一角で行われているこの活動にも大いに関心を持って、当然疑問や質問が活発にでました。是非交流していきたい、子供達を送り出したい、滞在するとしたらその費用は、などの具体的な話にもなりました。ここに関わっている人たちは、収入も決して多くはないそうです。
ひろく社会に研鑽を開いているというオープンなところが、自分達の活動と同じだ、という言葉もありました。

最後にマリ学校の校歌をプレゼントに頂きました。そして、バラの花も・・
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やってみての感想としては、短い時間の中でしかも言葉の違いもありながら、予想以上に通じ合うものを感じました。活動を実際に行う中で直面するものを解決しながら、自分達の理想を実現するにはと活動する人たちに、「研鑽」をまず理解してもらい、触れてもらう機会を得られ、興奮を覚えました。これもサンヨンさんの活動あってのことだと思います。

今回のきっかけから、又次の展開への期待を胸に、マリ学校を後にしました。

最後にお腹も減って、サンヨンさんの知り合いがやっている焼肉屋さんで、たらふく食べました。何品もサービスが・・
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こうして二日目が過ぎていきました。PART3(三日目)につづく・・・

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