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歴史的一歩 ガイアエデュケーション開幕

スタッフと参加者
4月21日、ガイアエデュケーションがスタートしました。持続可能な地域づくりを実現するためのユネスコ認定の教育プログラムです。
この半年間に渡って、一緒に歩んで行く皆さんが、期待にワクワクドキドキしながら全国から集まってきました。参加者とスタッフの皆さんで記念撮影。

弘子氏とジョバンニ
初日、オープニングセレモニーと公開講座が開かれました。
講座には、アズワン鈴鹿コミュニティの人たちや、遠方からも大勢の皆さんが詰めかけました。
GEN-Japan代表・片山弘子さんの挨拶で始まり、続いて、ガイアエデュケーション副代表のジョパンニさんを紹介。この日のためだけにメキシコから駆け付けたそうです。

ジョバンニさんアップ
ジョバンニさんは、「エコロジーは芸術」という哲学概念でエコビレッジ「Huehuecoyotl」の共同創設者。講座では、今のガイアエデュケーションの世界の動向をプレゼンしてくれました。

ジョバンニ2

会場と

プレゼンの最後に、参加者を讃えて――
「想像さえ出来ればそれを作ることが出来ます。一番大事なのは、自分の生きている地域で何ができるか? という視点です。メキシコで私たちがやっていることと、日本のみなさんの現場では、環境も社会条件もまったく違います。しかし、私たちは一つの先祖から生まれた一つの人類です。この思想はガイアの大事な柱になっています。今から、こういう新しい方向に向けて努力が必要で、歩み続けていくことが大切です。日本の皆さん今日はおめでとうございます。」と締めくくりました。
輪とリング

講演後は、会場の皆さん全員でゲームをしました。
手を繋いで大きな輪になります。そこにジョバンニさんが取り出したのは、人が通れるほどのリングです。このリングを次々に潜り抜けて参加者の円を一周しようというゲームでした。

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まずは、チャレンジ。そして、どうしたらもっと速く回せるか、隣同士で相談しました。そしてまたチャレンジ。3回目はかなりスピードアップしていきました。

最後

ジョバンニさんが言います。
「今、皆さんがしたことは、観察しました。協力もしました。プランを立てました。戦略を立てました。一致しました。そして変化しました。
今見たような要素が社会変革に必要な力です。どんな時でも少しずつよくなっていく。しかし、どれだけ速く出来るかにも限界がある。限界に気が付くときに、更なる努力をしますが、でも限界もある。そのことを認識しておくことも大切です。
コミュニティの中でよりよくしていくと同時に、限界を知っていくことも大事なことです。」
会場の皆さんから大きな拍手が送られ、セレモニーは終了しました。


来賓の方をご紹介します。

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鈴鹿市議会議員の市川哲夫さん「里山で自然のよさを体験してもらっています。地球と共に生きるという大なテーマです。環境なくして地球の存続はありえません。」

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鈴鹿市議会議員の山中智博さん「ユネスコの前文に、戦争は人の心に生まれるもの、人の心に平和の砦を築かなければいけないという文言があり、私の好きな言葉です。」

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三重県議会議員の下野幸助さん「皆さんが持続可能な社会づくりの勉強をされる。自分だけの知識にせずに、周りに広げて頂くとうい観点で学んで頂きたい。知事からも皆様に宜しくと頂いています。」

小森氏
司会進行はGEN-ジャパンの小森伸一さん。

三重県知事の鈴木英敬氏からと、鈴鹿市長の末松則子氏からも祝辞が届き紹介されました。
来賓の挨拶や祝電披露からもこのプログラム開催への期待と注目度を感じずにはいられません。

ジョバンニさんは、この後、鈴鹿コミュニティを見学し、メンバーとも日に日に親交が深まっていったようです。
「鈴鹿コミュニティにとっても、歴史的な一歩です。」とコミュニティの坂井さんは言います。

まずはオープニングの様子だけをお伝えしました。(いわた記)
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