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シンポジウムが開催されました

11月23日(月)、鈴鹿の清和公民館にて、シンポジウムが開催されました。
『足元からつくろう 循環共生型コミュニティ』
     ~「食」からはじまるサバイバル作戦~ と題し、
環境研究で知られる内藤先生、ドイツの空間設計研究で知られるハーン先生、水系デザインの研究で知られる神谷先生の3名の研究者の講演を聞きました。
一方通行ではなく、循環していく暮らし、循環しているコミュニティというものが、今の環境問題を解決していく糸口になるようでした。
そして、このような研究を元に、鈴鹿で「SUZUKA CULUTURE STATION」を考案、
どのような中身で、どのように進めていくかなど、坂井氏、後藤氏により問題提起されました。

いずれも、『人』の要素がかなり大きいようです。
どのような人が、どのようにつくっていくか・・・、
みんながよくなるコミュニティ、その実現へ向けて一つ踏み出したようです。
詳しくは。後ほどHPで紹介予定、乞うご期待・・・。

以下は、シンポジウムのパンフレットです。参照ください。
シンポジウム 足元からつくろう循環共生型コミュニティ
「食」からはじまるサバイバル作戦

 地球温暖化問題が顕在化する中で、日本は2020年までに温室効果ガスの排出=エネルギー使用を25%削減(1990年比)することを世界に公言しました。地球環境問題は、すでに京都議定書以前から科学者が指摘し、またマスコミでも幾度となく取り上げられてきましたが、では実際に日々どうすれば解決につながるのか、一般によく分からないという声が多く聞かれます。
しかしこのまま問題を先送りするわけにはいきません。このたび鈴鹿の街角から、市民・企業・農林業・建築家・学者等が一体となって「食」をキーワードに循環共生型コミュニティづくりがスタートすることになりました。なぜこのプロジェクトが必要なのか、どんな方向性か、そしてその方法など、専門家の立場からの提案を聞いて、自分たちの足元を見直し、今後の実践を描く機会を用意しました。ご参集ください。

               記

●2009年11月23日 (月・祝日)12:30pm開場
 13:00 第一部 シンポジウム
  趣旨説明 鈴鹿を循環共生型のコミュニティに    小野雅司
                            (研鑽科学研究所)
  あいさつ  農に根ざした新しい文化を       杉本信之
                (鈴鹿市議会議員・鈴鹿身土不二の会代表)
  基調講演 「なぜ循環共生型コミュニティなのか」   内藤正明
       (滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長・KIESS代表理事)
  講演1 「五感と心を磨く新しい建築と街の設計」エクハルト・ハーン
            (ドイツ・ドルトムント大学空間設計研究所所長)
  講演2 「水系そして雨水の恵みを生かす」    神谷 博
              (設計計画水系デザイン研究室 代表取締役)

 15:15 休憩 
 15:30 第二部 
  問題提起 「Suzuka Culture Stationの提案」  坂井和貴・後藤健
                      (研鑽科学研究所・KIESS研究員)

 15:50 質疑応答・懇談会
 16:30 終了                    (以上敬称略)

●会 場:清和公民館 ℡:059-379-4140 鈴鹿市算所5丁目21-1
●参加費:500円 当日会場にてお支払いください。
●申込み連絡先:NPO法人研鑽科学研究所
        Fax:059-375-1561  E-mail:info@kensanscience.org 
●主 催:Suzuka循環共生Party NPO法人研鑽科学研究所
●共 催:鈴鹿身土不二の会
   NPO法人KIESS(循環共生社会システム研究所・京都市左京区)




〔講師プロフィール〕


内藤 正明1939年大阪府生まれ。京都大学工学部卒業、1969年京都大学工学博士、環境システム工学(専門)。1969年京都大学助教授、国立環境研究所総合解析部長、統括研究官を経て、京都大学大学院工学研究科教授。京都大学名誉教授。2004年より佛教大学社会学部公共政策学科教授、2005年より滋賀県琵琶湖環境科学研究センターセンター長を併任。
最近の主な仕事:持続可能社会のビジョンと実現シナリオの提案、滋賀県・京都市・京都府など各地方行政に対して、持続可能社会づくりの計画策定を支援し、さらに現場調査や市民意識調査に基づきながら、ビジョンの実現方法の提案を行っている。特に滋賀モデルは国際的な場でも紹介され世界的にも注目されるなど、国のビジョンと対置される、代表的な社会モデルとして評価されている。
エクハルト・ハーン
1942年生まれ。ドルトムント大学空間計画研究所所長(教授)。ベルリン工科大学で建築・都市計画を学び、同大学助教授を経て、都市計画事務所エコシュタット代表を務める。1980年代に「エコロジカルな都市再編」の理論を掲げ、建築物から近隣地区、市街地レベルまで様々なプロジェクトを指揮する。80年代~90年代以降、EUのアドバイザー、プロジェクトリーダーを務めながら各地で近隣や都市などさまざまな地域レベルにおいて、生態系の再活性化をはかる都市計画や町並み作りにかかわっている。
神谷 博
1949年東京都生まれ。1977年 法政大学工学部建築学科を経て同大学修士課程を修了。1977年 ㈱大谷研究室にて大谷幸夫氏に師事し、1986年 ㈱設計計画水系デザイン研究室設立 代表取締役
法政大学兼任講師 日本建築学会・雨の文化と生態小委員会委員
水を手がかりとしたエコロジカルデザインを主題に、建築、造園、土木、都市計画全般の設計監理に携わっている。
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