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中国からの来訪者「わがままでもコミュニティは作れる?」



中国にエコビレッジを

「グローバルかナショナルか」で世界はぶつかり合っている、という先回の辻さんのお話でしたが、グローバル化が進む中国から先日、アズワン鈴鹿コミュニティに来訪者がありました。
中国でも貧富の格差や都市化による自然破壊などで、エコビレッジに関心を向ける人たちが増えているようです。そんな中で、中国広州にコミュニティを作ろうという6人と、上海でエコビレッジを推進する韓国のキムさん、その日本の友人ら8人が1泊2日で訪れました。動機の一つに、「中国人は個人主義が強く、自己主張や我がままでもある。そんな私たちに合ったコミュニティはないか、探している」ということでした。



夜はコミュニティの人たちと懇談会をしました。
中国には仏教的、思想的な土壌があり、生命やいのちのことによく精通し、宇宙自然の摂理などの知識は豊富でした。ところが思想や知識があっても、人と人のつながりや関係性がよくなるわけではないことも分かっているようで、そこをもっと学びたい、とそんな方向に進んでいきました。


コミュニティ作りが目的ではない!?

翌日、コミュニティメンバーとのミーティンブでは、少しずつみなさんの中に変化があったようです。こんなやりとりも――

Dulan「ゼロからコミュニティを作るのに一番大事なのは?」
耕一「コミュニティをやろうというよりも、コミュニティになっちゃった感じかな? コミュニティを作ることが目的でもない。またいろいろな活動や会社を作るのもあるけど、ここでは誰にでも適ったものを作ろうとしているのかな。人間にとって普遍的なものを」
Joy「その普遍性とはどんなもの?」
耕一「楽しむとか。簡単でラク、とか?」
佳子「子どもでもできるとかかな?」
耕一「そういう面と、人には知的欲求とかがあるかな?」
Joy「個人が自分のやりたいことをやるのと、コミュニティの仕事や活動とのバランスはどのようにとっているの?」
耕一「個人主義を貫いていけば、周りの人が幸せでないと、個人だけが幸せにはならないって見えてくるんじゃないかな。ここでは自分を探究する機会を設けている」

おカネを委ねられるって?

見学の感想を聞きました。

Du lanさん(30代男性・仕事をやめてコミュニティづくりに参加)
「コミュニティをゼロから造るとはどんなことだろう。ここでは、モノの贈り合いを簡単にやっているが、なぜできるのだろう?」

Joyさん(30代男性・コミュニティづくりに参加。教育面に関心あり)
「緊張しなくて穏やかな1泊2日だった。どうやって人間関係がつくられるか知りたい。ちゃんと理解して勉強したい」

Yuickさん(日本に滞在・韓国出身)
「自分は理系でスピリチュアル面が欠けていて困っていたが、ここはスピリチュアルではないが、探究することで愛が発生するという面を知り新鮮な体験です」


通訳をするユイックさん(上海でエコビレッジ作り)

Dengさん(40代・男性・自営農場でコミュニティを作りたい)
「中国では、日本のコミュニティに関する情報がなく、イメージでは宗教的で閉鎖的だった。ここを見て、周りに溶け込んだ場所で普通の人もやっているうちに、やれるかなと思った」

Panさん(30代女性)、Zhangさん(40代・女性銀行員・コミュニティに関心あり)Zhangさん(Joyさんの奥さんで6歳の子を同伴)
「ご飯がとても美味しく、満足しました。ベジタリアンの食事にも子どもにもアニメを用意してもらい心をかけてもらい嬉しかった」

Kさん(日本人)
「非電化工房に半年いて、最初は人と一緒に暮らすのは無理な感じでしたが、いつのまにか楽しくなり、今はゲストハウスを近い人たちでワイワイとやってます。シェアハウスからコミュニティへと作っていけたらなって。いろいろ感じましたね。おカネがどうなってんだろう?バランスよくやってるのが面白い。委ねる、委ねられる関係をサイエンズやスクールで作っているのかな。学びたいと思いました」



「ユイックさんによると中国では目立った活動は政治的に問題になり、宗教ぽい方がやりやすいという背景もある中で、やりはじめているそうです。おカネを順調に稼いでいたが、やめて人生を考え直している人もいます。いろんな聞きたいことがあるようでした。コミュニティを作るその前に立ち止まって考えるポイントがあることが少し伝わったかな。機会があればサイエンズスクールを中国で開くことができたらいいなと思いました」(市川)



今始まったばかり

昼食後は、GEN-Japanの弘子さんが、先日、アジアオセアニアの大使にも任命され、その活動を紹介しました。その話は、みなさんをずいぶん勇気づけたようで、表情がガラっと明るくなった印象でした。
「失敗してもいいんだ。その失敗から学んでいける。学び続けられる」ことを希望に感じたようです。また、「これから、もっと人と人の関係を学んでいきたい」と前向きでした。

続いて、北川さんがアズワンネットワークについて世界地図を示して紹介しました。海外には赤い点が2つしかありません。北川さんが「何ぜ2か所なのでしょう?」と質問。「??」「この活動は、今、始まったばかりです。これからなんです」
その言葉にも、みなさん何か元気づけられたようでした。



「最後に記念撮影。上海の人たちは、この後5月27日からの『東アジア地球市民村』に参加するとのこと。そこには、アズワン鈴鹿から小野雅司さんや韓国からの留学生2人も参加予定です。これから東アジアでの交流が進んでいきそうです」(北川)

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自分のやりたいこと、したいことが、コミュニティという場の中で出来るのかどうか、そういう疑問があったのかもしれません。人は自分の生きたいように生きたいものだと思います。だからこそ、それが出来るコミュニティを作る。何もかも一人でやろうとしても限界があるものです。(いわた)

(記事・編集:市川・いわた)

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