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第1回アフターセミナー アズワンミーティング



6月10日(土)、11日(日)二日にわたってアズワンセミナーを受講した人で「第1回アフターセミナー・アズワンミーティング」が、アズワン鈴鹿コミュニティで開かれた。
アズワンセミナーを受講した人たちの中から、是非ミーティングを開いて各地のみんなと繋がっていきたいとの声があり、今回、岩手、千葉、静岡、岐阜、大阪、奈良、そして鈴鹿と全国から集まった。また3か月のアズワン鈴鹿コミュニティに交流しにブラジルから来ていた箕輪ルシオ省吾さんも参加した。
初日夜7時、アズワンネットワーク事務局の北川道雄(通称ミッチー)さんの進行で始まった。

「話し合いとは?」
今回は「話し合いについて」というテーマが用意されていた。簡単な自己紹介の後「話し合いとは?」についてみんなで出し合う。やはり日頃のコミュニティやシェアハウス、会社など各地で活動している人たちなのでこの「話し合い」は大きなテーマであるようだ。
現状話し合いは、聞きたくもなし言いたくもないのに、関係を悪くしたくないからと無理して聞いていたり、言ったり。みんなで決めなければならないとか、みんなの合意がいるとか。
いろんな話が出るが、結局何のための話し合いなの? 話し合いの目的ってなんだろう? 決めることが目的なのだろうか?

このミーティングの前に、おふくろさん弁当社長係・岸浪さんと小学校教師・新間草海(あらま そうかい)先生のコラボ企画で、『叱らなくていい子育てセミナー』があり、ミーティング参加者のほとんどが参加していて、そこで「心の満足」という話が出ていたこともあってか、やはりどうやら話し合いもこの「心の満足」が関係しているらしいというところで、一日目は終わった。

「話し合えない状態とは」

2日目は朝8時半開始。
今日のテーマは「話し合えない状態とは」である。
自分の心の状態が、腹を立ててたり、話したくなかったり、この人はこうだからという思い込みがあったりすると話し合えない。
関係が崩れることを怖くて深いところまで話せないという現状がたくさん出てきた。近親者であっても自分が受け入れられないことを言われると、相手は自分のことを思ってくれていっているのは分かっていても聞けないという実例も出てきた。
なぜそうなるのか?

貝が海水の中でいると、自然と安心して開くが、海水がないと堅く閉じる。話し合えないのは周りの環境が大きいのではということも出た。今この場は安心して話せる状態だと言う人もいた。
それは、世間ではどこまでオープンにしたらいいのかわからず、本心で話すのは難しい。でもここでは、みなサイエンズに触れてZERO からという視点があり、これは大きなことではないか。という話にみな頷く。
では本当に周りの環境が整わなければ話し合いはできないのだろうか。



ここではある二人の例をあげておこう。
シェアハウスを運営してるR氏とSさん。数か月前まで二人はいわゆる犬猿の仲といってもいい状態。R氏はSさんの反応に勝手に落ち込んで話せなくなり、それを見てSさんも無視されていると思い話せなくなる。お互いに自分が勝手に作った世界が邪魔して、一緒にやりたいのに、やれなくなる。そしてR氏は「持続可能な社会づくりカレッジ」に参加し、多くの気づきの中で「自分の解釈はどうなんだろう」とみんなに問いかけることができるようになった。そして他の人の考えや気持ちに関心が行くようになる。Sさんに対しても。
Sさんもサイエンズスクールのコースに参加しながらR氏にはR氏の世界があると感じ「聞いてみよう」となって来たそうだ。
数か月前の二人の様子を知る人は、この日の二人の仲の良い様子に驚いていた。

2人の間に何が起きたのか。

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「話し合えるようになるとは」
最後のテーマは残念ながら時間が足りない感じだった。
本当は仲良くしたい。親しくしたい。一緒にやりたい。そう思ったり感じたりするその元には、「本心」があるのではないか。しかしそれは何だろう。もっとそういう自分の気持ちにまずフォーカスしていかなければ、見えてこないのかもしれない。そんなことをみんなで出し合いながら、ちょっと日常から離れ、各地で活動している仲間の心を聞きあった二日間。頭の中は「?」だらけでも、何かしら、次へのエネルギーが湧いてきてるようだった。(記事 MARU)
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