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韓国での講演(2)「農村に新しいコミュニティ作りを提言」



サイエンズ研究所の小野さんによる韓国での講演2日目は、「帰村運動全国本部」で行われました。そのレポートを紹介します。

農村での新しいコミュニティづくりの提言

16日は、ソウルルで、帰忖運動全国本部での講演会。
若い世代を含めて、農村へ戻り農業を行っていく運動が展開されていっているそうですが、一人で農村に入ってもうまく行かなかったり、既存の農村社会に受け入れられなかったり、なかなかうまく定着ができない実情があるようです。

一つの方向として、農村に入って、そこでコミュニティをつくることで、一人で頑張らないで助け合う未来が描けるのではないかということで、今回、韓国でスタートしているトランジションタウンの例と、アズワン鈴鹿コミュニティの実践例を紹介するということになったそうです。

参加者は若い層を中心に50名超。とても熱心な人達でした。
鈴鹿に数度訪れたことのあるカンネヨンさん(ソウル非電化工房)など3人のコメンテーターも含め、今後の韓国での帰忖運動の方向性が議論されました。

内面の変革と社会変革が一つになって進んでいくというアズワンの実践も、大きなヒントと可能性を投げかけることができたようです。
関心の高い人たちとの嬉しい出会いの機会でした!(小野)


討論会に参加していたハン・ソクジュさんがフェイスブックにレポートしていたので紹介します。

研究・体得・実現のシステムが魅力

ハン・ソクジュさんのフェイスブックより

トランジションタウン運動と日本のアズワン鈴鹿コミュニティの事例を通して見る「新しい暮らしの場」をテーマにした、帰農運動本部の政策討論に行ってきた。

規則も上司も命令も責任もない会社。

お金の要らない社会を夢見たことがあるのか。これを実現してきたコミュニティを想像できるのか。サイエンズ研究所で人間と社会の本質を研究して、既存の制度や概念はフィクションと見て、そこで、ゼロから考え直し、新たな関係や社会を見出した。これをサイエンズスクールで体得して、鈴鹿コミュニティで実現していく、というシステムがとてもうらやましかった。

本質は自らの内的転換と成長にある。本当に有意義な学びだった。夢見る社会の実現。その中で必然的に現れた葛藤を本質から研究して新しい関係の概念を創り出し、これを体得する過程を通して現実に現してきたアズワン鈴鹿コミュニティ。

カンファドにある韓国のサイエンズスクールのプログラムで、より深い経験をしてみることだ。ドクサン(地名)でも一度実行を考えてみても良いように思った。先人らの共同体から引き継がれてきたその深い実践と努力・献身・困難、そして、革新の結果の産物だということも忘れてはいけない。

これからトランジションタウン運動は結構はやりそうだ。ソランさんの発表は愉快だった。だが、東洋の哲学や暮らしを持っていって、それをデザインして西洋のものになってしまうことと、またそれが韓国で流行っていくということは、ちょっと心地悪いなと思った。

それでも、毎週新しいフェスティバルが開かれる所、軽く楽しみながらの持続可能な暮らし、既存の空間の中で新しい生態的で持続可能な町を作ること、だれもがそう宣言してそう暮らせば良いこと等、とても愉快だ。懐かしい中身、新しい言葉…
私も自分が好きなことをやりながら楽しくずっとやっていこう。義務でやることは今日から脱出だ。すでにそうしていることをもっとはっきりと…










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