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『研鑽科学』第2号の舞台裏 その1

多くの人の協力で① (研鑽科学第二号刊行)
実態―研究―広報

「研鑽科学」第二号が出版されました。
多くの人の協力で、できあがっていることもあり、何人かこの編集過程で関わってくれた人たちを紹介します。先ず、船田武さんからはじめます。
創刊号から、挿絵を描いてもらっています。本の性格上、どちらかというと研究的、理論的な面が強く、考えさせられる要素が多い文章になるので、船田さんの花・植物の画は一服の清涼剤的な味わいになっているかと思います。これからも続けてお願いします。

今回は座談会にも登場してもらいました。第二号は「心の健康」のテーマで井川さん、小野さんのサロン発表を取り上げました。その発表は、生涯研鑽生活制度での「内観コース」の実績などをベースにしたものであり、その座談会を企画し、「内観コース」を活用することで心が開かれていった人の中から三人(他に萩原秀子さん・中野敏美さん)に声をかけたところ快く応えてくれ、内観ということもあり、かなりプライベートな部分もあるかと思われましたが、現在感じている辺りを大いに語ってもらいました。とても内容の濃い、さまざまなことを考えさせてくれるものになったと思います。そのことで、井川さん、小野さんの発表もより生きてきたように捉えています。

一つの優れた実態があるとして、その実態を分析し・理論化し・研究する機関があり、その実態を編集し・表現し・人々に知らせていく機能があることで、お互いにフィードバックし合いながら、更に実態もすすみ、それにともなって研究がより深まっていき、広報も刺激を受けていく、そんな一つの道筋が見えてきたように思います。「研鑽科学」としても本の構成上、実態の紹介をベースにした研究発表、問題提起という面からも、座談会、インタビューなどを取り入れていきたいと考えています。
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