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「無意識にある心の状態を健康に」11月度アズワンセミナー


人の行動の95%は無意識?

11月度アズワンセミナーが11月23日に終わり、皆さんそれぞれ出発して行きました。アズワンセミナーは、知識や経験にとらわれないで、ゼロから「実際はどうか」と探究する機会です。それはサイエンズメソッドの体験と学びになります。人や社会の本質を探究し、知った分だけ、その人の中からじわっと現れてくるものです。頭で分かった、知った、体感した、実感した、という意識で捉えられるものとは違う、無意識の領域にその変化が出てくるもので、気づかないところで変わっているかもしれません。

人は行動の95%を無意識に行っていると言われます。体の自律神経は意識しなくても勝手に動いています。歩いたり、座ったり、食事したり、トイレでの動作など、イチイチ考えて体を動かしていないでしょう。他にも赤信号でパッと反応して立ち止まったり、お店のレジの前ではお財布を取り出したりしています。お箸の持ち方もクセや習慣もそうかもしれません。ムカッとしたりイライラしたりする反応は、自分が意識してそうしているというよりも、体が勝手に反応している状態ではないでしょうか。

無意識にある心の状態を見る
そういう自分の意識では、どうにもならない様々な反応を自分でじっくりとらえ直し、調べていくのがアズワンセミナーで、サイエンズメソッドによって、本来の自分に立ち返っていく場でもあります。

セミナー最終日にそれぞれ、ここで体験したことをレポートに書いてくれました。ただ、それは参加者の意識に上ったことで、意識にならないことは語ることは出来ません。本人も気づかない変化があるかもしれませんが、それはこれから日常に戻って現われて来ることでしょう。自分の内面が、自分では気づかないところで変化し成長している、サイエンズメソッドでは、そこをやろうとしています。

怒りに対する見方の変化が
このワークを通して得た気づきもたくさんあったが、それぞれのワークに対しての自分自身の反応も興味深いものがあった。
最も感情的に反応したのは、「腹が立つ」のワークだった。怒りの感情は以前から私の中では一つの重要なテーマであり、自分自身の成長にかかわるポイントであると思ってきた。心の平静を求めたり、あるいは認知療法的な考えを深めたりしてきた。しかし、今回のような怒りのメカニズムの分析は初めてであり、怒りの感情に対する自分自身の見方が爆発的に変わった。
それでも今までの感情を帳消しにするには時間がかかるのだろう。日々生活する中で薄皮が剥けてゆくようにほんのわずかずつではあると思うが変わってゆきたいと思う。(男性)

根底にある意識に原因が?
私はセミナーに来る前、自分自身のことを怒りっぽい人だと思っていた。毎日一回はイライラしていた。セミナーを受けて自分はひいき、比較されること、否定されることが非常に怖く思えると分かった。その他のことでは、あまり反応しないんだなと分かってすごく驚いた。幼い頃の辛い記憶から否定されることが怖くて、その意識が根底にあるから腹を立てていたのかが分かったので、良かったです。(女性)

はっと気づいて、変わっていく部分もあれば、安心して平穏な状態になっていくという場合もあるでしょう。自分が普段、イライラしたり、クヨクヨしたり、あるいは、特別なワクワクやドキドキを求めている自分がいるとしたら、心はどんな状態でしょう? 気持ちや体は無意識に反応し、それが自分の行為行動になっていくものです。
自分自身、じっくり調べて、本当に心から落ち着いた、安心できる自分を調べてみませんか?そこに自分らしい自分がいるはずです。(イラスト・記事:いわた)

次回、アズワンセミナーは2018年1月3日(水)~8日(月)
わたしらしく生きるためのセミナーです
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