<< 韓国青年交流 続々来日 | main | ビジネスとして成り立つ農業を目指して >>

アズワンカンパニー新たに農場経営スタート(概要編)

農場概観.jpg鈴鹿市南西部の山里にある新農場
 鈴鹿市では「おふくろさん弁当」の名前で親しまれ始めた食品販売を手がけるアズワンカンパニー(その他も不動産部門から人材派遣、ホームサービス、食品リサイクル等々を手がけている)は、昨年12月23日より、鈴鹿市南西部方面に、新たに6反部の農場を借り受け、農業経営をスタートさせた。
トマト畑ハウスの中はトマトが実る
 前任の経営者から引き継いだもので、2棟のビニールハウスと露地畑、倉庫がある。1つのハウス(約1反=50m×20m)には水耕栽培のトマトがたわわに実り、もう一つのハウスにはレタスや小松菜などの葉物野菜が育っている。路地畑にも野菜があり、遠くには山並みが見え景観のよいところだ。ここから少し離れた場所にも約3反部の畑がある。
販売所農場にある販売所
 農場には、直売所も併設され、穫れたての野菜や周辺農家が栽培した野菜などが、格安の値段で販売されている(ただし、販売所の経営は別会社によるもの)。駐車場も広く、直売所は毎日賑わっているそうで、昼には、野菜も完売となる日もあるようだ。
 今回の新農場着手に至った経緯には、アズワンカンパニーの野尻社長が関わる「鈴鹿循環共生パーティー」のメンバーのつながりによるものだ。パーティの一人にこの農場の地主さんがおり、その紹介で実現したもの。昨年11月に開催された「鈴鹿を循環共生型のコミュニティに」のシンポジウムでの提案を、早くも一つの形として現したとも言えよう。とは言え、ただ経営者が替わっただけの段階である。この新農場スタートが目指すコミュニティの実現に、どれだけ近づけるものか、大いに注目したい。
 農業と街をつなぐ「循環共生型コミュニティ」について、野尻社長曰く「“共生”では当たり前すぎる。“共生”から“共栄”までいかんとなぁ」と、どこまでも高い理想を追求している。
 さて、この新農場の経営担当に抜擢されたのが、アズワンカンパニー社員の古西隆一郎さん(39歳)だ。次号では、彼が新農場に膨らませている夢や構想を紹介したい。乞うご期待を。
路地畑.jpg路地畑からの景観は抜群

【関連記事】
ビジネスとして成り立つ農業を目指して
新たなシルバー世代のパワー活用! 子ども達の学びの場にも
「夢農園」に若者が続々参集
- | trackbacks (0)

Trackbacks