自分達で創る自分達の持続可能な社会2017



「やさしい社会国際フォーラム2017『自分達で創る自分達の持続可能な社会』」が12月3日、鈴鹿カルチャーステーションで開催されました。前日に京都で開かれた「つながる縁会」に登壇したドイツのハーン博士、サイエンズ研究所の小野さん、GEN-Japanの片山さんがこの日もパネラーとなって報告しました。
市民が主体となった街づくりが日本でも活発になっています。そんな大きな転機を迎えている今、私たちの暮らしを見直し、足元に暮らしやすいつながりを取り戻していくためのヒントを探っていこうと、今年も開かれました。

「ドイツ最新事情―難民とエコカレッジ」



エクハルト・ハーン博士(ドルトムント大学教授)

ドイツは150万人もの難民や移民を受け入れ大きな社会問題になっているようです。そうした難民との共生するエコシティプロジェクトを今、ハーン博士は進めています。

ハーン博士からドイツで市民主導で始まっている難民の人たちと市民協働のキャンパスシティの準備の様子について、初めて全貌を聴きました!
壁をいくら造っても、そんなものは人の生きようとするエネルギーの前には崩れていく、という経験から、50人を超える専門家と市民の協力で共生への道づくりが始まりつつあります。
これまで難民という話題は、私たちの中では遠い感覚でしたが、先日のNHKの特集を見ていると、そうとも言えない状況にあるようです。(H・K)








「アズワンネットワーク各地の試みから」



小野雅司さん(サイエンズ研究所)

17年の研究と実験から生まれた「サイエンズメソッド」が今、各地に広がってきています。サイエンズメソッドとは、人間らしく生きたい、本心で生きたい、という本当の願いを実現する方式です。この方式を学び、それぞれの地域で実践している人たちがいます。シェアハウスや職場、コミュニティなど、様々な活動がメソッドを活用することで変わってきているようです。その実例を紹介しながら、サイエンズメソッドを視点に、未来社会への試みを小野さんがプレゼンテーションしました。





「ガイアエデュケーションの報告とこれから」



片山弘子さん(GEN-Japan代表)
世界48カ国で開催されているガイアエデュケーションについてプレゼンしました。
「シンボルとなっている渡り鳥の写真です。鳥たちはある時一斉に飛び立ち、同じ目的地にたどり着きます。この教育プログラムを生み出した人たちは、渡り鳥のように、人間にも生きる方向性や知恵を持っているはずだ。そこに人間の知性をどう乗せていけるか、その新しい学びを作っていきたいという出発点がありました。
鳥は何の教育も受けていません。命の中にはそういう力が存在している。それをどう見出していけるか、というプログラムです」



会場との質疑応答へ



司会進行の岩川さんがハーンさんへ質問しました。

「ハーンさんのキャンパスシティの中に3つのCOが出てきました。「共に学ぶ」「共に暮らす」「共に生きる」、3つの柱だと言います。その3つのCO(共に)を聞いて、それはアズワンでやろうとしていることに似ていると思いました。ハーンさんが日本のここでやっていることを、ドイツで紹介したり、影響があるのでしょうか?
毎年ハーンさんが来られて、ドイツのことを教えて頂いていますが、鈴鹿にも毎年来られています。ここで知ったこと、日本で知ったことなど、改めて、ドイツに帰って役に立ったことはありますか?」
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おふくろさん弁当を例に「自分らしくいられる場作りを考える」ワーク開催①





おふくろさん弁当の会社を事例に「自分らしくいられる会社作りを考えてみる」ワーク開催@京都 mumokuteki 記事①

今、自分のいる職場や場所で、自分らしくいられる場が出来ないだろうか、自分のことで考えてほしい。そんな主催者の願いから始まりました。

7月2日、日曜日。京都で初めての「おふくろさん弁当」の講演会です。場所は、外国人観光客や若者も賑わう寺町通りと御幸町通りに面した「ヒューマンフォーラム」ビル。その3階の無目的ホール。1・2階には、オシャレなカフェやグッズ、アンティークショップがあり、行列が出来るほどの人気店です。

講演会は、参加型のワークショップで、話を聞くだけの一方通行ではなく、一緒に考えてみようと企画されていました。プログラムにも「“自分達のことを話す”グループワーク」と明記し、時間も3時間半のロングタイム。その後は自由参加の懇親会付きです。

主催者の思いは届いたのでしょうか。当日を取材しました。


(会場の“mumokuteki”ホールのある1Fお店の前で)
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「韓国地球生態村共同体ネットワーク会議・祭り」で講演


「韓国地球生態村共同体ネットワーク会議・祭り」で基調講演をしたサイエンズ研究所の小野さんよりそのレポートが届きました。以下、紹介します。



Dreamerとして常識を超えて!

6月16~17日「韓国地球生態村共同体ネットワーク会議・祭り」がソネビレというエコビレッジで開催されました。
エコビレッジ、トランジションタウン、適正技術、帰村運動、地域共同体など、地域社会を良くしていこうという様々な運動が集結し、韓国の新しい動きを生み出すキッカケとする機会として企画されました。
参加者は約180名!
その基調講演で、「The world will be as one ~アズワン鈴鹿コミュニティの試み」として話をさせてもらいました。次の社会のモデル例として、多くの人が興味を示してくれました。



基調講演のもう一人の発表者のファン・テクォン氏も、地域共同体をつくることは、国を超えて、世界が一つになるための道筋だとその目的をハッキリ示してくれていました。しかし、そんなことを言う自分は、Dreamer だと言われるけど、アズワンも、そこをやろうとしている。
そういうDreamerが集まることで、今の常識の世界を超えた世界が創られると話を結んでくれました。
夜はお酒を飲みながら、Dreamersとして堅い握手を交わしました!



ファン・デグォン氏(「生命平和運動」活動家、獄中で執筆した『野草手紙』がミリオンセラーとなったことで知られる)と小野氏(写真左)





Next Gen(若い世代のGlobal EcoVillage Network)の青年たちが主催者側として参加されているのもとても嬉しかったです。
韓国の、そして東アジアの、新しい流れが始まる息吹を感じさせてもらいました。(小野)

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アズワンネットワークのホームページができました

アズワンネットワークのホームページが新たにできました。
これから、どうぞよろしくお願いします。

アズワンネットワークロゴ.png
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名古屋ABCフォーラムで「人のための会社」、経営者に共感!

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アズワンスタイルは経営者に通じるのか?

「上下・命令・罰則がなく、社員が生き生きと働ける会社」・・
そんな会社を作ろうと始まったアズワン株式会社の「おふくろさん弁当」。
社長係の岸浪龍くんが今度は、名古屋での企業経営者の集まりに呼ばれました。
「ABCフォーラム」と言う東海地域の中小企業経営者の会で30年も続いています。
九州や京都でも講演会をしてきた龍くんですが、経済競争の最前線に立つ企業人を前に話をするのは初めてのことで、本人も緊張気味。
はたして、アズワンの目指す会社の理想は通じるのか、夢や絵空事に聞こえないだろうか。そんな心配を胸に記者も同行しました。

5月13日金曜日、場所は、名古屋駅前のホテルキャッスルプラザ。
大きなシャンデリアのある広間が会場です。テーブルには豪華な和食が用意され、朝食をとりながらの異業種交流が30分ほどありました。

続いて、本日のゲスト龍くんの登場。招待主はアズワンコミュニティに訪れたことのある鶴田社長夫妻です。その時の印象を「私がやりたいと思う経営がされていた。生きやすい働きやすい会社が出来ていて、たいへん驚いた」と話し、是非この場でも紹介したいとフォーラムの講師に推してくれました。

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「自分らしく老う(老いと死)」

5月14日(土)、鈴鹿カルチャーステーションで「自分らしく老う(老いと死)」というテーマで公開講座が開催されました。
その様子をMiyatiさんのブログ、「かたつむり・つれづれ」よりどうぞ!
  ↓ ↓ ↓
「自分らしく老う(老いと死)」---やっぱ井戸端会議かなあ?より



死は誰にも訪れます。そんなこと分かりきったことみたいですが、意外に「死」について語ることは避けてきたように思います。
なんとなく、どこかで「死はダメなもの」と捉えていたようです。
「死んだらどうなるんだろう?」という不安もあります。
「死にたくない!」と心の奥から聞こえてくる声もあります。
「どんな死に方したいとおもっているのだろうか?」とか、
「死んだらどうしてほしいとおもっている?」とか。
そんなこと、他人に言うことと違う、となっていませんか。
自分が、老いや死について、どんなことを思い、何を願っているか、各々のなかでも、少し立ち止まって振り返ってみたいし、みんなで楽しく語り合えたらいいなあと思います。今をよく生きるために。
そんな願いで今回の講座が開催されました。
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大盛況 「はたけで食べよう!里山で遊ぼう!」2015年

2015年振り返ってシリーズ第4弾は、NPO法人鈴鹿循環共生パーティ主催(トランジション・鈴鹿後援)のシニアと子育て世代のコラボ企画、「はたけで食べよう!里山で遊ぼう!」です。先日紹介した「街のはたけ公園」や「鈴鹿の里山」を舞台に毎月開催され、キャンセル待ちになるほど大盛況でした。ではその2015年を、参加者でもあり運営にも関わっているJunnaレポーターからどうぞ!
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未来の里山プロジェクトこの1年(2015年)

アズワンコミュニティ2015年を振り返っての第3弾は、「鈴鹿の里山」です。鈴鹿の里山がスタートして4年目の今年は、メンバーも増え、里沼づくり、炭作り、親子イベント企画受け入れ、コナラ伐倒隊の結成などなど、ますます進化した一年だったようです。では、「山」大好き男、高崎さんのレポートからどうぞ!
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一つのありかたを体現しちゃっている

9月19日~21日のコミュニティ探訪DAYに参加した大野晃子さんの感想を、
彼女のfacebookより紹介します。
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新しい価値観を学ぶ

15日~17日、立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科の学生が、空閑厚樹先生の引率でゼミ合宿としてアズワンコミュニティを訪れました。これから、就職を考え社会に出て行く前に、今の社会では「当たり前」としていることも、本当はどうかな?自分は本当はどう生きたいのだろうと、自分の頭と心で考えてみるような機会となったようです。



以下、参加した学生の感想を抜粋し紹介します。
想像していたような山の中にある小さなコミュニティではなく、町の中にちらばっている広いコミュニティ集団だったので驚いた。

今まで私が生きてきた世界とは根本的に制度や考え方が違い、戸惑いもあった。

自分はこのようなコミュニティを知らなかったので、とても驚いた。資本主義社会という世間の普通を打破し、コミュニティを「一つの大家族」として捉え生活しているということが特に印象に残った。自分は、今ある現状から持続可能なコミュニティについて考えていたが、全く新しい価値観を学ぶことで、新たな考えができるのではないかと思った。

大学でコミュニティのあるべき姿などを学んでいましたが、実現するとなるとまったくイメージがわかなかったので、今回実際に取り組んでいるコミュニティを経験することができてよかったです。



自分の自由な意思で好きなことを好きなようにやろうとか、仕事も楽しんでやるという考え方も私にはとっても新しい発想でした。

コミュニティ内の人が全員もれなく、自由、快適さ、満足感、充実感を持って生活することができているのか?、疑問に思った。

ワークショップやアズワンコミュニティの方々との対話と通じて、自分がいかに思い込みの世界の中にいるんだと感じました。アズワンの考えを知ることで、より一層今の社会を相対的にみれるような気がします。



おふくろさん弁当や畑(SUZUKA FARM)のように、鈴鹿の地域とも関わり合い、コミュニティ内でモノやアイデアが循環しているのは、とてもおもしろいと思った。

また、畑で作るものについて、その地域で少ない物や足りてないものを作るというのも、周りと余計な競争をしないという意味でよいと思った。
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