第4期持続可能な社会づくりカレッジ(2回目)

10/23~25、第4期持続可能な社会づくりカレッジの2回目が終了しました。

今回のテーマは、「コミュニティづくりのベースとなる話し合いとは?」でした。3日間かけて、なぜ話し合えなくなるのか、何でも話し合える人と人との関係とは?について探ってきました。
カレッジ4-2-01
- | trackbacks (0)

第4期「持続可能な社会づくり」スタート

「持続可能な社会づくりカレッジ」も第4期目を迎えました。
その第1回目が、25日~27日の日程で開催されました。
今期は、8名の参加者。その内の4名が福岡からで、第1期からの流れが続いているようです。また、カレッジに2度目の参加という人や、マイライフセミナーから引き続き参加という人もいます。


スタッフの北川さんの感想より
すでに何らかのつながりがある人たちが大半ということもあるのでしょうが、3日間でとても打ち解けた空気になっていきました。1期、2期、3期と回を重ねるごとに、自分をオープンにしたくなるスピードが速まっているのを感じます。
カレッジの舞台となっているアズワンコミュニティのオープンな空気感が、そのままカレッジにも反映されているように思います。11月までの3ヶ月間で、どこまで進んでいけるか楽しみでなりません。

今回は、スタディツアーで各所を参観しました。
- | trackbacks (0)

世界中の人を迎えるために~ 『アズワン研修センター』スタート

今年になって、新しい生き方や社会像を求めて、アズワンコミュニティやサイエンズスクールに参加する人が増えてきました。
夏から秋に向けても韓国・ブラジル、ドイツからの研修生や来訪者の予約が入り、大学のゼミ合宿開催の要望も来ています。
今までのサイエンズスクール研修所や、コミュニティハウスなどの家庭での受入れでは追いつかないほどの人が訪れるようになってきました。

そういう情勢の中、鈴鹿カルチャーステーションから800m、おふくろさん弁当からは300mの所に、シャレたお家を借りることが出来ました。



名称は『アズワン研修センター』です。
早速、看板も岩田画伯に作ってもらいました。

●探訪DAYの会場として、
●「持続可能な社会づくりカレッジ」などの教育プログラムの会場として、
●サイエンズスクールのコースの会場として、
●国内・海外からの来訪者の宿泊施設としてなどなど・・・、
様々な目的で使われていくことになります。

5月29~31日で開催される第三期「持続可能な社会づくりカレッジ」の第1回から使い始めます。
それに向けて、Visitores Station(来訪者受入れチーム)のメンバーが、布団や食器、冷蔵庫・洗濯機などの生活用品を準備しています。

世界中から来る人達に、本当に安心して暮らせる社会に触れてもらうための研修センターがスタートします!
- | trackbacks (0)

隔てなき世界へーーオールトランジションミーテイングIN大阪

昨年の夏、「やさしい社会づくりの試み」アズワンコミュニティ鈴鹿として遠州で開催されたトランジション・タウンの夏祭りに参加しました。その後トランジション・タウンのお仲間に入れてもらい、昨年10月、東京で開催された「土と平和の祭典」にTT鈴鹿として参加。また、トランジションジャパン共同代表の吉田俊郎さんや榎本英剛さんらが、アズワンコミュニティ「ふだん着で探訪DAY」に参加されました。そして今年3月1日、大阪で開催されたオールトランジッションミーテイングに参加させてもらいました。

集合
     (画像は、クリックすると拡大します)

以下、オールTT大阪に参加した時の様子を、
宮地さんのブログ「かたつむり・つれづれ」から抜粋し、紹介します。

--------------------------------------------------------------
- | trackbacks (0)

江口夫妻、沖縄へ

沖縄に送られた一枚のアズワンコミュニティMAPがきっかけで、今年6月に「ふだん着で探訪DAY」にやってきた仲本玲子さん。
その後、7月の「マイライフセミナー」に参加、9月に再来鈴した際は、サイエンズスクールの「自分を知るためのコース」、「自分を見るためのコース」、「内観コース」などに参加し、約1ヶ月半、江口宅を拠点にコミュニティの暮らしに触れました。

江口夫妻
(写真は、クリックすると拡大します)

アズワンコミュニティは、サイエンズ研究所とサイエンズスクールの3本柱で成り立っていることの大きさを思い、沖縄にも自分の足もとから拡げていきたい、是非アズワンコミュニティの人に沖縄に来てほしいと帰郷。そして12月、江口夫妻の沖縄訪問へとつながっていきました。
今回の訪問では、玲子さんとつながりのあるいろんな方々と出会い、アズワンコミュニティの試み実践を紹介してきました。PIESS NETWORK沖縄が、始まりつつあるようです。
以下、その時の様子を江口公子さんのブログより抜粋し、紹介します。
- | trackbacks (0)

PIESS NETWORK東京 ワークショップ レポート

5月19日、東京で開催された
『やさしい社会(コミュニテイ)づくりのワークショップ ~自分を知る、人を聴く』、
の企画、運営に携わった林悦子さんによるレポートです。

初めてのワークショップの開催にも関わらず、思いもかけない方にも参加してもらい、
12人+ピースネット東京6人の計18人の参加者が集まりました。
参加者は、瞑想の会の方2人、日本エコビレッジ推進プロジェクトのメンバー2人、
バリ島移住者の方、有機農業をしている方、福島の郡山からきた方、
里山の活動などをしている、、など多彩な方達が参加しました。

参加者の参加動機については、
「仲好くなれない人ともうまくやりたいことを歴史や実践から学びたい」
「「コミュニテイにとって、(共通の)目的または人間関係のどちらが大事なのか?」
  がアメリカのコミュニテイでも話題にあがっている」
「個人的に身内の人との関係を考えたい」など、
それぞれでした。

話合いのテーマは、本「やさしい社会1」を使って、最初は、
・[好き、嫌いの判断]について自由に話をしてもらいました。

 ---好き、嫌いの判断は自己基準から出てくるので、そういう判断は始めからない。
    好き、嫌いがあってもいい。
    それぞれ事情があるので視点をどう変えられるか。
    自分にとって心地よいかどうかが大事。

 ---始めは嫌な人でも知っていくと印象が変わってくる場合もある。


次に、ピースネット東京の方からの質問で、

・[仲が良いとは?]について、一人ずつ思うことを話してもらい、

 ---全ての人と仲良くするのは無理だが、コミュニケーションは取り続けられる。
    付き合いにくい人とどう付き合っていくのか。
 ---共通なもの・好きなものがある、同じ方向を向いている、ミッションが同じ人
 ---期待値と実際のギャップがない場合
 ---家族の場合、仲が良い(好き嫌い)の選択肢がない
 ---役割 対 存在で考えると、存在自体を認められるかどうかによる
 ---信頼のおける仲間、言葉はなくても距離が近い新密度のある人
 ---嫌いだけど、家族のよう仲が良くて親しい人もいる
 ---仲が良いよりやるべきことを優先にしている
 ---自分を好きなようにしてくれる人
 ---仲が良いを考える前に、自分を好きになって大切にしていきたい。
    自分を好きになれないと(人間関係に対して)不安になるから。
  ---仲が良いを考えるにあたって、他者によって自分を知って、
    自分のやりたいことを知りたい、人の話を聴けるようになりたい。
  ---心の通える同士、親しさも自分で断ち切ることはできるが、
    人類共通するもの(無条件のつながり)
  ---子供には無条件になるように、安心して話ができる。
  ---最初は条件付きでも次第に親しくなってくる。
  ---何でも言える間柄
  ---家族のようなつながりと言っても、そう考えると仲が良い人はないので、
    孤独を感じる。
  ---信頼感があって、何でも言える本心・本音で言える間柄だと思っているが、
     頭の価値基準・判断で仲が良いかどうかで判断していると思うので、
    あってないようなものにも思う。

など、沢山の発言があって、時間切れになってしまいました。

「仲が良い」ということで、こんなに多様な意見が出てくるとは思わず、
また自分の認識も広がったのと、いろいろな問いができきました。
例えば、最後の話し合いの中で、「信頼は、仲が良いの基になるのか?
信頼の反対には裏切りがあるし、、」
についてはまた次回お話を聞いてみたいと思いました。

今回まだまだ話し合いが足りない感じでしたが、
「人の話が聴けるようになりたい」、「身近な人との関係性を良くしたい」
などの要望もありましたので、このワークショップの場が安心して話し合いができる場になることを願いつつ、次回以降も続けていきたいと思います。
(文:ピースネットワーク東京 林 悦子)


次回、『やさしい社会(コミュニテイ)づくりワークショップ』2回目 は6/16(日)です。
     @たまにはTSUKIでも眺めましょ

第2回は、『自分を知る』がテーマです。
今回は、”怒り”について、向き合います。
つい、イラッとしてしまうこと、つい、自分がとってしまう反応、
などについて語り合いたいと思います。

今回は、SHAKE ! という語り場イベントとのコラボで、
オーガニック野菜を使った美味しい食事を楽しみながら、
食べて飲んで、語り合い、ワークショップを行います。
ご興味ある方はぜひご参加ください!

*限定15人のカジュアルな会になりますので、事前にお申し込みください♪

◆日時:6/16(日)17:00~
◆場所:池袋オーガニックバー
    たまにはtsukiでも眺めましょ 東京都豊島区池袋3-54-2
◆参加費:2000円(食事代込み)
◆飲み物(アルコール、ソフトドリンク)は各自、持参でお願いします。
    お店で、麻ビールや寺田本家さんの日本酒などもオーダーできます。
◆お申し込み・お問合せ
   「お名前」「連絡先」「参加人数」を明記の上、
    E-mail: sanako37@gmail.com (てらさか)まで。
    当日連絡:携帯080-5453-0375(寺坂)
◆主催:ピースネットワーク東京(PIESS NETWORK TOKYO) 
 協力:サイエンズ研究所、ピースネットワーク    
    日本エコビレッジ推進プロジェクト、SHAKE !
- | trackbacks (0)

つなげていきたい、つなげていこう~

コミュニティハウスえぐち (おばばのつぶやき)でおなじみの江口公子さん。

玄関「つなげていきたい、つなげていこう~」
と私のやれるところから活動中!
ほっておいたらどこまで飛んでいくかわからない、60代とは思えない位のパワーと軽いフットワークの公子さん。
でもでも、その性分は旦那様(次雄さん)がよーく知っていて、バッチリ手綱を握ってます。目立って活動しているのは公子さんのようですが、その背景には次雄さんがしっかりサポートしています。

そして、ふたりの願いを看板に表し、夫婦で活動してきました。
看板人と人が出会い、話し合い、気持ちが通い合う・・・
家族、近所、地域、職場が心通い合うつながりへと展開していくことを願っております。


現在は、「いのちと心を守る鈴鹿市民の会」主催の「おむすびの会」、毎週月曜日に開催している、地域に暮らす20~30代の青年たちが集う「家庭料理を食べながら・・・の会」、「ダスト交流研究会」、「人生の会」、「きらくクラブ食事会」、毎月サイエンズスクールで開催される「マイライフミーティング参加者の食事と宿泊」そして「交流の集い」、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)の企画てっらこやの流しそうめん会場、普段着で探訪DAYの食事、各種ランチ会や忘年会、歓送迎会などなど、コミュニティハウスは大繁盛です。(詳しくはここをクリック)。

江口夫妻江口夫妻が鈴鹿へやってきたのはちょうど12年前、誰もが家族のように親しく安心して暮らせる社会を作ろうと、三重県鈴鹿の地に有志が集い、新しい社会への試みがスタートした時期です。
この時期、そういう試みに関心のある人達が各地からやってきて検討会へ参加していました。
公子さんは、そういう人達の宿泊を受け入れたり、次雄さんは、お酒とつまみを食べながら夜の懇談会を設けたりしてました。『コミュニティハウスえぐち』の始まりです。
今、アズワンコミュニティに暮らす人達の中には、江口宅に滞在した人達がたくさんいます。

江口夫妻の活動は、知った人達から始まりましたが、今では地域に根ざし、地域の人達と共にと活動は拡がっています。
料理食べながら、語り合いながら、”人と繋がっていきたい!”
その願いが、江口夫妻には一貫して流れています。

心通うでも願いがあっても、気に入らない、腹が立つ、引っかかる状態になると通じ合えないことも実感してきました。願いを実現していくには、心の解決もいるなと気づき、4~5年前から自分を知ったり、調べる機会に積極的に身を投じてきました。具体的事例で検討していく中、最近では怒りが激減。一番身近で一緒にやっている夫婦が、お互いがお互いを認め合いだし、関係もグッと深くなってきました。

熱い思いだけでなく、自分を振り返り、調べながら、やさしい社会づくり活動を展開中です。

やさしい社会づくり活動(PIESS活動)、それぞれが、それぞれの場所で、各々の立場で、自発的に、自由に、持ち味を活かしながら活動しています。
アズワンコミュニティに暮らし、社会に愛され、一人一人の深まりと共に・・・

(記事 中野敏美)
- | trackbacks (0)

コミュニティ通貨の試み始まる 5

「あなたはアズワンコミュニティのメンバー?」
街並のコピー.gif
お金で動くのでなく、気持ちが働いて

家族の中ではお金は不要

こうして取材している間でも、RINKAは使われ、会員の多くの人が、その使い方を楽しんでいるようだ。今まで、タダでしていたことを、今回はRINKAを払ってもらったという場合もあるようで、そんな戸惑いの声もまたある。
「私の場合は、今まで、休みとかに、無償で、子どもを預かってもらっていたのが、今度RINKAが出来たことで、じゃあ、RINKAで、となって、何か変な感じもしている。」
というTさんもいる。
もともと家族のような無償だった間柄に、RINKAを使ってみたという例。家族の中でお金のやりとりがあったら、それは変だろうと思うが、様々なケースを通して、「お金って何?」「人と人との間柄って何だろう?」と、探究しているようにも見える。
「RINKAの流通量が、人と人との交流のバロメーターみたいに言われたりもするけど、私はそうは思わないし、RINKAでそういったことを表そうというのも無理があると思う」
とTさんは見ている。
お互いが家族のような間柄になったらお金も必要ないかもしれない。それがTさんにとってのコミュニティ像なのだろうか。

また、別の視点でみると、プロとしては通用しなくても、ちょっとしたことならお役に立てることもある。互いに出来ることを出し合い、潜在能力を引き出し合う効果ももちろんあるだろう。
心や気持ちは直接見えないが、行為の元にあるもので、その奥の方にある気持ちがこのコミュニティを支えている感じもする。
- | trackbacks (0)

コミュニティ通貨の試み始まる 4

佳子編のコピー.gif
新しい通貨で起業?

RINKA事務局に立ち寄ってみると、会員間でやりとりしたRINKAの小切手が束で置かれている。この小切手は、個人が勝手に発行しているもので、RINKAを使う方、受け取る方の合意で成立している。
(両者の相談でRINKA額が決められること自体も面白い。互いの意思で価格設定できるのも画期的ではないか。ここにも提供する側、される側という関係ではないものがありそうだ)

発行した小切手は事務局に集計され、口座に入力されていく。
その小切手をパラパラと拝見すると、石川佳子さんの「食事づくり」にたくさんのRINKAが支払われていた。
「佳子さん、RINKAを稼いでるね。産業が生まれたりして…」と事務局員がつぶやく。
RINKAが貯まるほどの仕事があれば、一つの産業にもなるな・・
早速、佳子さんに、実際のところを聞いてみた。

「コミュニティ食堂やりたくて」

佳子さんは、アズワンマンションⅥの1階が住まい。とても広く、コミュニティの人たちをよく迎えては、夕食をご馳走している。
「身近な人たちのコミュニティ食堂みたいなのをやりたいなって思っているから。だから、うちって結構食費がかかってるんだけど、それってみんなの夕飯代だったりして、お金の心配もしてくれる人もいれば、もらわな人もいたり、一律じゃない。色々。だから、今度、RINKAが出来て、食事代をRINKAで払ってくれたりして、とても気軽になった感じはする。
今度、アズワンにお肉屋さんが出来て、食材をRINKAで仕入れられたら、どんなふうに回っていくか楽しみ。今は、遊び半分のところもあるけど、とっても面白いと思う。
やっぱり気持ちがあって回っていくものだと思うしね。」
佳子さんの場合は、今までも自宅で食事を振舞っていたところに、今回のRINKAがタイミングよく登場したという感触で、歓迎している。集まったRINKAは、サイエンズスクールの参加費に使うそうだ。

「Tさんなんかは、RINKAを払うばっかりで、何で返したらいいかって、Tさんが出来ることがないから、って言ってた。だけど、Tさんの旦那さんは包丁研ぎが出来るから、じゃあ、私、こんどRINKAでやってもらおうかしらって、話をしたの。やったり、やってもらったりして、身近な人が豊かになっていく感じがする。」

佳子さんの作るタイ料理はとても評判だとも聞く。その料理を食べるのに、RINKAを使わないと食べられないとなったら、円をRINKAに替えて食べに来る人も現れるかも。このコミュニティ通貨が、どう循環し、豊かさをもたらしていくものか、楽しみなところだ。次号では、取材を通しての感想を綴ってみたい。つづく。(いわた)
- | trackbacks (0)

コミュニティ通貨の試み始まる 3

幸子編イラスト2.gif


「マイナスは幸せの額」

RINKAでお給料をもらってもいいというSさんを訪ねた。
Sさんは、おふくろさん弁当に勤めている女性で、気さくで、こちらから聞かなくてもよく喋ってくれる。まずその第一声は――
「RINKAショップを作ってほしい。」
え、何それ?
「RINKAを使って、買い物が出来るスーパーみたいなの。
お金、お金って言っても、要は、生活に必要なものが手にはいったらいいわけじゃん。食品とか日用品とか、だからRINKAが使えるお店が出来れば、いいと思うよ。
お給料も、家賃分は現金でもらって、あとの生活費分はRINKAでいいわけでしょ。旅行に行くとかでお金が必要な時は、RINKAバンクを創って、そこで換金してもらうとかさ…」

人と人との関わり合いを示す額

使えば使うほど口座がマイナスになるという説明会での話も――
「自分の口座がマイナスだと、悪いこと、借金、って思うかもしれないけど、私は、その話を聞いたとき、自分の口座がマイナスってことは、いろんな人が力になってくれてて、それって“幸せな額”なんだって思ったの。プラスなら、こんな自分でも力になれたんだ、って思う。人と人との関わり合いを示す額なんだって思った。マイナスだったら自分も何かしてプラスにしよって機動力にもなると思うし…」
なるほど、人に世話になった分、それだけ自分は幸せってことか。お金の世界では見過ごされてしまうところだ。RINKAは人と人との関係に改めて気づかせてくれるツールなのかもしれない。

人生どう生きるか、を考える時、お金をどう稼ぐか、という発想になるのも世間では普通だと思うが、その辺は?
「私は、現金を得るために、嫌な仕事をしたり、頑張るのは疲れる。お金を稼ぐために生まれてきたわけでもない。
一人ひとりにはいろんな力が隠れていると思う。たとえお金にならなくても、その人の持っているものが生かされたら最終的には豊かになったりすることもあると思う。

自分の存在意義って?

自分は何をしたらいいんだろうって、やることを求めてさ迷う人がいる。自分の存在意義をやる事柄に求めたりする。それが見えないと自分の存在意義がないって、自殺しちゃう。
だけど、自分の存在意義ってそんなことではない。
植物人間は何も出来ないけど、存在意義がないかって? そんなことじゃない。やることをやるために生まれてきたんじゃないと思う。

つきつめれば、みんな与えられているものばっかり。
命も。どうして生まれたかも分からないし。
今、この時間も。
一人じゃ何も出来ない。協力しあっていかないと。私は、みんな一人ひとりが生かしあえるような社会になったらいいなと思う。そういうのをつくりたい。それって私のやりたいこと。」
何を当たり前としているのか、話を聞いていると、その常識観念が揺らいでくる。つづく。
次号は9月24日にアップします。(取材=いわた)
- | trackbacks (0)
<< 1 2 3 >>