韓国の仁川市で、次の社会を創りだそうと活動するコミュニティがあります。
「ウドンサ」という名前のコミュニティです。
【ウドンサ】は日本語で 私たちの(ウリ)町の(ドンネ)人々(サラムヅル)という意味で、韓国の街の中で、人と人が本当に安心して暮らせる間柄に成り合っていこうとしています。
中心となっているメンバーは、日本と韓国を行き来しながらサイエンズスクールのコースへ参加したり、アズワン鈴鹿コミュニティの「サイエンズアカデミー」で暮らしたりしながら学び、韓国でも新しい社会を創りだそうとしています。
今日はそんな、アズワンネットワーク【ウドンサコミュニティ】の様子を紹介します。

1.ボルウム島でサツマイモを収穫
9月末から10月中旬まではサツマイモ収穫の時期です。 ボルウム島を楽しむにもとてもいい季節です。
町の友達と家族が集まって1年間栽培したサツマイモを収穫しました。 収穫前に雨がたくさん降って土が湿って平年より収穫するのに苦労しました。 耕運機が地面を掘り、サツマイモが力を受けてポキポキと折れることも多かったのです。 ところで今年はなぜか虫の被害が少なくてせめてもの救いです。
ウドサ町の友人だけでなく、家族の知人が集まって仕事をしています。 勿論熱心に働く人もたくさんいます。 「今年はキョンアの知人であるチンジュさんの家族が合流しました。 6歳のユジンはきれいな都市男子なのに、ボルウム島に来るのが好きです。 チンジュさんは食事の準備をしながら子供たちと遊んであげたり、サツマイモを収穫したりするマルチプレイヤーでした。
ユンジャは何も考えずに集中してサツマイモを掘るのが楽しかったとし、最後の溝まで仕上げることができてよかったとし、一緒に働く楽しみを味わったといいます。
これで収穫したサツマイモを知人にお土産に送り、できるだけ量を売るという仕事が残っています。
大人も大人ですが、子供たちは特にボルウム島に入るのが好きです。 ボルウム島では遊びたい場所を探す必要がありません。 どこにでも遊びどころがいっぱいです。 シャベルですくったり、蝶やトンボやサツマイモを掘ったり、唐辛子を採ったりします。 子供たちは自然の中でただ一緒にいるだけで楽しそうです。

2. ボルウム島に家を建てています。
家作りが大詰めの段階です。 窓を開けてサイディングもして、電気暖房の仕上げなど、ささやかだが多くの重要なことが残っています。 どんどん寒くなって11月の初めまでには終えようとスピードを出しています。
ボルウム島で農業をして、漁をして、キャンプをして過ごして今年で4年目です。 家が2軒もできて来年はもっと気楽に出入りしながら楽しい活動をして行けそうです。

3. ウドサの子供たちが100日になりました。
ユス、ユンナ、ヨジョン、ソムギョル。 子供たちが順番に100日を迎えました。
ジョンア、ジンソル、ソンヒ、クムジャ。 お母さんたちと子供たちが100日に一緒に写真を撮りました。 ウドンサという大きな家族の中で子どもたちがすくすく育ってほしいです。

4. バンヤスクール: サイエンズ研究所の真保さんとともに観察プログラムをしています。
バンヤスクールとは、ウドンサで立ち上げた教育プログラムです。20代の若者達がウドンサで、【次の社会】を学んでいます。
バンヤスクール9人のメンバーとスタッフ2人の合わせて11人が、日本のサイエンズ研究所の真保さんとともに観察プログラムを始めました。
バンヤスクールは10月までやるとちょうど1年になります。 見たこと聞いたことが「自分が捉えたこと」という自覚を元に、誰とでもコミュニケーションできる人になりたいという人々が、バンヤスクールに増えてきました。
アズワンミーティング、サイエンズスクールコース、サイエンズの本の輪読会など行ってきた中で、「自覚を身につける上で観察プログラムが有効だろう」と思い、日本のサイエンズ研究所に連絡し実現しました。
最初の時間はサイエンズの目的、観察プログラムの目的などを一緒に検討する時間を持ち、毎週1時間ずつズームして会っています。 メンバーたちは毎朝6時30分に一緒に集まって 1時間位観察をしています.
5週間後にどんな感覚が身につくかを楽しみに、毎日こつこつやっています。
今は、日本と韓国と行き来が難しい情勢ですが、また自由に行き来ができるようになれば、日本のアズワンコミュニティを見に行きたい、サイエンズを学んだり、サイエンズアカデミーにも入学したいという若者が、韓国でも増えてきているようです。
世界中のみんなと、手を取り合って進んでいきたいです。