毎度! おふくろさん弁当です その2

さてさて、イモちゃんレポート第2弾。
今回は、題して『人をベースにした職場、おふくろさん弁当』です。

岸浪店長曰く、「僕はお弁当には関心がない。でもお弁当屋さんは、人がたくさんの関われる」と。お弁当屋さんの仕事は、特殊な技能や、資格がなくてもやれるそうです。だから、年配の人も、普通の主婦もここで生活費を見出すことができる。
儲けより、そういうこと考えて経営しているのかな。
また、外に稼ぎに行くと、1週間の合宿セミナーにもいけなくなると。
んっ??、ちょっとまてよー。なんで合宿セミナーに行けるようにと思うんだろう~?

詰め魚菜
ここで、お弁当屋さんの仕事の大まかな流れとやっている人を紹介します。
①魚菜部門
明るいキャラが持ち味のともこさんを中心に、現在18歳と22歳の男女3名が活躍中。一回の下ごしらえも、鶏肉50kgという世界。パワーのいる部門です。
②調理部門
魚菜で用意した材料を、朝5時から調理にかかります。オープン当初から来てくれている50代の元気母ちゃんや21歳のみさとちゃんなど、年齢は幅広く、5~6人でやっています。夕食弁当は若手男性調理師どいさんが担当。ちなみに四日市店は23歳と29歳のピチピチ姉さん2人が担当です。
③詰め部門
出来上がったお料理を、弁当箱に詰めます。ここで主にやっているのは、ようこさん、やえこさん、のりこさん、ろささんの50~60代おばさんチーム。この作業は、専門性はなく、初めての人でもできるということから、韓国から交流で来ている人も受け入れています。
④配達部門
出来上がったお弁当を、おふくろ号に乗ってお客様へお届けします。主に活躍しているのは、れいこさん率いるママさんチーム&頼りになるお父さん達です。幼児から中学生の子供がいるお母さんにとっては、仕事時間的にもってこいですね。

それぞれの部門の特徴をふまえ、人も配置しているようですが、これらは固定しているわけではなく、その都度その都度動いているようです。とっても柔軟で、流動的だなー。
また、他にも、メニューを考えたり、事務をしたり、ピンチのときに駆けつけてくれたりする人もいて、いろんな人が関わっているんだなーと思いました。

お母さんには、子供の体調、学校の行事や地域の活動などもあります。
青年達も、仕事ばかりというわけにはいかない面もあるのでは。
それぞれひとりひとり、やりたいこと、生活があります。
それでも、日々お弁当を作り、お届けする連続。
そのあたりは、どう運営しているのでしょう?
岸浪店長は、縛りのない、多少の融通が利くように運営したいと言っていました。ちょっと離れてみてみると、そういう方針の下、いろいろな思いがありながらも、お互いを認め合い、補い合いながらやっているのかなー。
また、若い世代がどんどんやってくると、ベテランお母さん陣は、その子らに思い切り活躍してほしいとねがい、自分達はできないところをカバーしようと自然と気持ちが動くらしいです。おふくろの心でしょうか?、人の心というのはそういうものかもしれませんね。

おふくろさん弁当は、人間らしく生きていけるように、人間のための職場をとねがう気持ちから成り立っているようです。
では、人間らしく生きていくというのは、どういうことなんだろう?
そのあたりについては、第3弾にて・・・。

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毎度!おふくろさん弁当です その3
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毎度! おふくろさん弁当です。

おふくろ号縮小版
鈴鹿で、ピンクの車といえば、『おふくろさん弁当』というくらい、知名度抜群。
おふくろさん弁当は、今年5月で3周年を迎えます。
今回、このおふくろさん弁当を、イモちゃんこと中野敏美がレポートします。

平田店玄関

おふくろさん弁当がスタートしたのは、2007年の5月。
アズワン㈱から店長に岸浪龍さんが抜擢され、40~50代のおふくろさん3人と30代のお姉さんでスタートしました。現在は、従業員数50人の大所帯。10代、20代の青年層も加わり、当時一番若かった岸浪店長は、中堅に。これからも、ピチピチの若い世代がやってきそうです。
また、平田本店、白子店、四日市店と3店舗になり、合わせて毎日約600個のお弁当を作っています。当初の販売数は70個、約8.5倍ですね。
配達も、アズワン㈱の事務所や派遣先工場、鈴鹿市市役所の売店で始まりましたが、今ではピンクの車『おふくろ号』も10台となり、鈴鹿市各所、四日市市へとお届けしています。

おふくろさん弁当のコンセプトは、『手作り』、『配達無料、一つからでもお届けします』。
手作り弁当を各地にお届けしています。

なんでこんなに拡がってきたんだろう・・・??

「お弁当は配達でしか売れない」という考えや、一人暮らしのお年寄りが増えているなど、今の社会の現状も踏まえて、一つからでもお届けしていこうというところがあるようです。
『一つからでも配達いたします』というのは、結果的に地域への地盤つくりになっていったのかもしれません。
チラシとメニュー表を持って、事務所、病院、役所など地道な営業活動もしてきました。

でも、そういう商業経営手腕もあるのでしょうが、なにかちがう!!
岸浪店長の話を聞いていて、単なる金儲けではないというのを感じました。
これは、アズワン㈱から感じるものでもあるのですが・・・。
商業的にも成り立たせながら、果たしていきたい目的がなんだかあるようでうす。

次は、その中身に迫ってみたいと思います。つづく・・・

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