昨年、トランジション夏祭りIN遠州にアズワンコミュニテイの一人として参加した。
そのとき、トランジションタウン活動の輪の一員に加えてもらった。
(画像は、クリックすると拡大します)
「トランジション」とは「移行」という意味と聞いている。
石油に依存しない暮らしへ。
人と人が楽しく繋がって隔てのない社会への移行とも、受け取っている。
誤解もあるかもしれない。
話合いながら、解いていていけばいいかなあ。
3月1日オールトランジッションミーテイングが大阪があると聞いて、「この歳で」と思いながら、恐る恐る出かけた。寒かったあ。
会場の大阪中崎町はなんか懐かしい街だった。
60年前、ぼくが生まれ育った横浜の鶴見駅前の匂いが漂っている感じだった。
ミーテイングがはじまる前に、10年前から中崎町で暮らしているという自称アーテイストのジュン天人(あまんと)さんが街を案内してくれた。
梅田駅から東に徒歩8分、この街は戦前空襲を免れた。
戦前の家屋が無人化していた。
ジュンさんが、地域の人たちの協力を得ながら、廃屋にお店を開き、それがきっかけで次々と若者が引っ越してくるようになった。
いまでは、若者が往来するおしゃれな街になっている。
オールトランジションミーテイングは午後から始まった。
戦前の印刷工場だったところを、今劇場で使っている会場に
全国各地から70人余の老若男女が集まった。
20代、~40代の人が多いように見えた。
進行さんが、「大阪のような乗りではいきませんが、始めます」と開会の挨拶。
一人ひとり、自己紹介。
「よんちゃんと呼んでください」
「びーとんと呼んでください」とか、
すでにお付き合いが出来上がっている人たちがいるらしい。
愛称で呼んでいたら、隔てがなくなっていくとも言えないかも知れないが、
近しい隣近所の仲間という雰囲気が会場に充満していた。
いくつかのトランジション活動の紹介があった。
アズワンコミュニテイ鈴鹿の紹介もさせてもらった。
いくつかのグループに分かれて、お互いの活動を発表する時間があった。
トランジションジャパンからのメッセージが小山宮佳江さんや吉田俊郎さんからあった。
「この活動、全国に広がってきている。
どこにいっても、仲間に出会える。
海外とのつながりも増えてきている」
オープンスペーステクノロジーという話し合いもあった。
検討したいテーマをみんなが手をあげて、提案する。
「あたらしい経済について考えたい」
「ロケットストーブについて知りたい」
「それは身近につくれるエネルギーというテーマにしたらどうか」
「老後のトランジッションを考えたい。人生の最後まで持続可能な・・・」
「コミュニテイーって、人間関係だと思うんです。
人といえば自分も入るし、自分との付き合い方について・・・」
「お金を使わなくて、生活していくには、そこ考えたい」
「オールタナテイブな教育について」
テーマごとに、関心のある人が寄って、検討した。
それぞれのグループが盛り上がっている感じ。
夜は懇親会。
初めて会った人同士がそれぞれの自己紹介や体験など出したり、聞いたりしていた。
食べることより、話すことに熱が入っていた。
「ヨクナル シグナル」という人を元気にする写真集をつくる運動をしている
田中よしひろさん、最後に全員の集合写真を撮ってくれた。
FBで発表された。よく出来ている。さすが。
そのときのこと、今振り返っても、刺激的で夢のよう。
ちょっと話しただけとか、名刺を交換しただけぐらいの出会いだったけど、
誰ともとても近しい気持ちがいまでも湧いてくる。
今度は、それぞれの暮らしや活動をしている、その地と人に会いに行きたいと思った。
そうそう、明日3月15,16日は、会場で「お笑」(おしょう)という名札をつけていた
野網昭南さん一行5名がアズワンの見学に来訪します。
楽しみです。
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