日本のエコビレッジを繋いだ映画『できる セ・ポシブル』


映画の上映会場になった京都・関西日仏学館。主催は在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本

◆こんな生き方をする人たちを知ってほしい  Iwata

フランス人カップルが日本を旅して制作したドキュメンタリー映画『できる セ・ポシブル』の上映会が、先日京都でありました。ジョナサン・カレンさんとマチルド・ジュリアンさんのカップルで、2年前にアズワン鈴鹿コミュニティにも訪ねてきたことがあります。各地のエコビレッジをヒッチハイクで旅をしていて、映画にしたいということでした。ようやく作品に仕上がったということで、再会も楽しみに出かけました。


映画をつくったフランス人カップルのジョナサン・カレンさんとマチルド・ジュリアンさん


映画は、日本各地でエコビレッジやパーマカルチャー、持続可能な試みをしている人たちを取り上げたものです。既存の社会から一歩踏み出して、自分の足元でチャレンジしている人たちで、農山村で、あるいは都市部で、新しいライフスタイルや価値観を模索しながら、自分らしい暮らし方を試み、その姿が描かれています。
現状の社会からは逆行するような挑戦ですが、一人ひとりが発信している声や言葉は力強い。こんな生き方や暮らし方が「出来る!」と。これからの社会の可能性としても「出来る」と。映画のタイトルになった一つのメッセージです。

とても勇気づけられました。

各地に芽生えた小さな芽を、二人が結んでくれたような気持ちです。

こういう人たちがいることをもっと知ってほしい!

社会に対して疑問を抱いている人、もっと自分らしい生き方を探している人、持続可能な社会を模索している人。そんな人たちにとって、映画に登場する人たちの存在は希望になると思います。自分も何かやってみよう、と背中を押してくれるのでは・・


上映後のトークショー

上映後、映画を制作したジョナサンさんとマチルドさん、フランスから来日したイザベルさん(共生経済の提唱者)、谷崎テトラさん( 構成作家/音楽プロデユーサー)、映画に出演した小野晴美さんが登壇してトークショウがありました。
その中で、テトラさんの話です。
「最近の研究で、AIによる人類の未来をシミュレーションしたデータがあり、それによると2万通りの予測がある。その中で、人類が生き残れる道はたったの23通り。その生き残れる道に進めるかどうか、これから5年から8年くらいに大きな分岐点がくるだろう」

そして、その兆しは、今回の映画に登場する人たちのように、新しい生き方を求めて自分の足で歩み始めている人たちです。そんな若者たちが出てきているということです。


◆映画のプロモーションビデオ


◆映画の中で取り上げられたアズワン鈴鹿コミュニティの映像場面。
社長のいない会社ということでおふくろさん弁当が紹介された。その時の社員さんがインタビューに応えています。
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