アズワンネットワークニュースvol.37

みなさんお元気ですか? さて、昔から人は月の満ち欠けに思いを重ねてきたようですね。月が出ない日も新月と呼んで、暦の中に位置付けたりするのは、まさに人の人たる所以なのでしょう。今月は十三夜があります。十五夜から新月の闇夜をはさんで、改めて満月を愛でる習わしです。決して豊作の年ばかりではなかったのに、芋名月とも呼んで、空の月も、盃や盥の水面に映った月もいろいろに眺めながら、営々と今に紡がれて、季節の欠かせぬ行事となっています。
今年は国内外を問わず、一段と激しさを増した自然災害で、たくさんの方が被害に遭われています。この自然災害も、自然の災害ではなくて、人と社会が理に沿わない考え方で動いているために起きる、人災であることが次第に明らかになっています。

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どう生きるのかーー心の羅針盤にゼロから問いかけるひと時を、月を愛で続けてきた古人に倣って、秋の夜長に持ちたいものです。
厳しく責めるのも、やむなしと、何かをやらせようとしたり、やめさせようとしたりする行き方が目を引きます。一方で、目立たないが敵味方なくすべて一つの世界に生きるお互いに立ち還ろう、ともに繋がろうという、確かな胎動もネットワークで始まっています。

自然は何も求めず与えるばかりです。あたりを照らす月光が人を癒すように、分け隔てなく知性と愛ですべてを包みながら、調和した姿へと、ともに立ち還っていきたいものです。

◆サイエンズメソッドをベースにしたプログラム
『人を聴くためのカレッジ』@岡山


小児科医の木林〈旧姓 片岡〉京子さんが、岡山市内で『人を聴くためのカレッジ』を開催しました。木林さんは岡山を拠点に、未来を担う子どもたちの心を健康に育くめるコミュニティづくりの必要性を説いて、各地の子育て中のお母さんをネットワークしています。そんな木林さんからのレポートを紹介します。
木林さんが各地で開催している「すこやか保健室」の一こま

“変化の著しい現代。これからの新しい社会で、大人はもちろん、未来を担う子どもたちを育む上でも、必要とされる力はどのようなものになるでしょうか?
アズワンコミュニティの北川道雄さんと片山弘子さんに岡山に来ていただき、最上稲荷の奥の院という、日常とは離れた快適な空間に身を置きながら、洗練されたプログラムに沿って自分自身やお互いを聴き合うことで、より深い優しい空間が生まれるのを体感できました。

「聴くとは?」「なぜ聴けなくなるのか?」「自分の聴き方の現状は?」自分の中にある聴くことを妨げやすくしてしまうものに気付くことで、そしてより深く自分自身や相手の中にあるものを聴くことができるようになりました。
言葉だけでなく、身体やエネルギーを含めて、その方全体から表現されるもの。周りの人だけでなく、自分自身のことも含めて、本当に聴くということができるようになっていくと、そこには、一体どのような世界が現れるのでしょう。奥の院のとても気持ちのよい景色を眺めながら、心地がよくて安心できる、とても温かい世界を体感させていただきました(^-^)/” (木林京子)


●カレッジ参加者の感想から
心の奥深く、自分一人では気づくことが困難な“本当の心”に出会う一歩を踏み出した気持ちがしています。この世に生まれて、様々な環境の中で身に付けて来た事柄が自分自身も廻りの人々も“本当の心”を見えにくくしています。これがつながりを希薄にし、不安な社会にしている大きな原因の一つでは?
おそらくみんなの“本当の心”は、しっかりと繋がっているはずだと感じています。この繋がりを素直に受け止め、自然なコミュニティを創出できれば、居心地の良い社会、安全・安心な社会を実現できる、と信じています。(S.N.)

現状の私は、相手が話していることを、あたかも情報としてだけとらえていたのだと気づきました。「~してほしい」と聞くと、「私が出来るか、出来ないか、どうしようか」と頭が外に外に回り始めていました。そして、いま私に声をかけてくれた、目の前にいるその人の内なる声に、まったく意識を向けたことがなかったと言っていいほどだと気づきました。私は本当はどうしたいのかーーー「自分の本心を聴く」ことから始めよう!と思いました。そしてその人に意識を向けることで私がどう変化していくのかが、とても楽しみです。カレッジを通して、その人が発する言葉を待つ楽しみを知りました。(どんなことを話すのかな?相手の世界を垣間見たい。)(無記名)


●次回カレッジは、2019年10月18日(金)~20日(日)三重県鈴鹿市アズワンコミュニティ鈴鹿が会場です。
詳細とお申し込みは → 
https://jssc358.wixsite.com/college

◆9月16日GEN-Japan主催ガイアエデュケーション2019がアズワン会場で修了式

NPO法人グローバルエコビレッジネットワーク(GEN)ジャパンが主催する、ガイアエデュケーション2019が9月のアズワン会場を最後に終了しました。9月15日の夜は、駆けつけてきた1期、2期の卒業生たちが見守る中、「私の一歩」がそれぞれの参加者から発表されました。

主催のグローバルエコビレッジネットワーク(GEN)ジャパン代表の片山弘子さんは
「SDGs(持続可能な開発目標)や、ESD(持続可能な開発のための教育)という言葉も、身近に聞かれるようになってきました。ガイアエデュケーションもこれまでの積み重ねの上に、さらに今期は、自分たちの中の経済の課題を自分たち自身で解決していこうと、参加者が新たな実働を主体的に始めた点に注目しています。仲間の輪の中で、特に若い参加者が「人や社会」に対してどれだけ可能性を感じられたことかと、その場に居合わせて感動しました。
人は誰も完璧な存在ではありません。それぞれに未熟さや課題も抱えた凸凹のお互いでありながら、出会ったばかりのころの、対立と諦めの世界から、半年を経て、今ここに生きている自分と自分たちへの可能性を垣間見るところまで一緒に来ました。人は信頼できる存在なのだと身を以て体験できたことは、これからの生き方の絶対的なベースとなることと思います。羽ばたき始めた人たちに、心から拍手を送ります。


2019ガイアエデュケーション4月~9月の様子は ⇒
https://www.youtube.com/watch?v=u9ffKcJO_O0&feature=youtu.be

********《お知らせ》********
10.14 2019しあわせの経済 プレフォーラム@アズワン鈴鹿
~辻信一&ソーヤー海と語ろう グローバルからローカルへ~


しあわせの経済国際フォーラム2019が今年も11月9日10日横浜戸塚で開催されます。
それにちなんで、GEN-Japanではアズワン鈴鹿コミュニティを会場に10月14日にソーヤー海くん&辻信一さんを囲んでプレフォーラムを開催します。
グローバルからローカルへ。自分たちの足元に、顔の見えるしあわせの経済圏をうみだしていこう。無数の小さな経済圏がネットワークした新しい社会とは?

海くんから、「それぞれの特徴や違いを知り合って、これからどう力を合わせて社会変革が進めていけるか、語り合い描き合おう!」という力強いメッセージが届いています。
日 時: 2019年10月14日(月・祝)午後1:30~5:00
会 場: 鈴鹿カルチャーステーション
(三重県鈴鹿市阿古曾町14-28)
参加費: 1500円(学生1000円)
●申し込み
https://forms.gle/2kgdYV49gHH3Pebj8
申込みされるとGEN-Japan事務局から受付メールをお送り致します。
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しあわせの経済2018最終ミーティング
◆しあわせの経済国際フォーラム@横浜 戸塚 11/9-10
本番 クラララウンジで、アズワンネットワーク主催のサイエンズメソッド・ワークショップやヨーロッパ・ブラジル・韓国からの活動報告が予定


辻信一さん、ヘレナさんが日本で開催。クラウドファンディングが9月1日~スタート。
http://economics-of-happiness-japan.org/

*****『アズワン』に触れる、知る、入口コーナー***** 
アズワン鈴鹿ツアー「次の社会への試み」を見てみよう!
●10月 5日(土)~ 6日(日)
●10月12日(土)~14日(月)2泊3日
●10月19日(土)~20日(日)
●10月26日(土)~27日(日)

アズワンセミナー「幸せとは良好な人間関係から」
●10月12日(土)~10月17日(木)
●11月19日(火)~11月24日(日)
●2020年1月2日(木)~1月7日(火)
2020年2月よりアズワンセミナーは6泊7日にリニューアルします。
●2020年2月9日(日)~2月15日(土)
●3月15日(日)~3月21日(土)

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URL   http://as-one.main.jp/
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