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コミュニティ通貨「RINKA」の試験運用はじまる

~アズワンコミュニティとそこで暮らす人々を訪ねて~

「RINKA」1 試験運用がはじまった
リンカ画像2種.jpgRINKA会員カード

アズワンコミュニティ鈴鹿では、9月1日よりコミュニティ通貨「RINKA」(リンカ)の試験運用を開始した。
一般に地域通貨とは、特定の地域の中で、財やサービスを交換するためのシステム、 またはそこで流通する通貨のこと。流通範囲が限定されていることと、利子を持たないことが特徴だ。地域経済の活性化に全世界では、2,000以上の地域で導入されているらしい。

アズワンコミュニティ鈴鹿では、「人を幸福にする社会」づくりに、仕組みや運営の多方面からの試みがされている。その一つが今回の地域通貨の導入だ。今の社会では、「お金」に縛られ、振り回され、お金中心に回っている感覚があるのは否めないだろう。
そうした感覚から解放されて、人の行為や物の本当の価値を生かして、新しいコミュニティ経済を創造していこうと始まった。そんな意味からも「地域通貨」とは呼ばず「コミュニティ通貨」と呼んでいる。

「RINKA」(リンカ)という名称は、鈴鹿の鈴をリンと読んだところからの発想で、「輪に加わる」という意味もあるようだ。
「RINKA」会員に入会すると、会員間や会員企業(おふくろさん弁当、鈴鹿カルチャーステーション、アズワンファーム他)などで、「RINKA」を使って物やサービスのやりとりが可能となる。
RINKAのホームページhttp://www.rinka-asone.org/もあり、自分が提供できること、してもらいたいことなどが、掲示板に記載され、情報交換に使っている。また、自分の口座があり、そこで、使ったRINKA額の確認が取れる。最初はみな0(ゼロ)RINKAからスタートして、使えば使うほど、マイナスが増えていく。その分、プラスが誰かにに溜まっていくということにもなる。

掲示板には、「カラオケデュエットお相手します」とか「封筒の宛名書き」とか「食事づくり」「買い物代行」「家事サービス」「パソコン修理」「遊び相手」等など、個人のやれることが出ている。その逆に、して欲しいことの欄もあり、「アイロンがけ」「配達」「ガソリン給油」等々・・と書き込まれている。
HP上での掲示板もあるが、実際には、もっと気軽に、このRINKAを使って、実際にやりとりが行われている。お金は使いたくないが、RINKAだったら気軽に使えるという感覚もあるようだ。

では、実際のRINKAを使っている人たちにその感触を聞いてみた。つづく。(取材=いわた)
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