PIESSニュース 6

秋ですねー。頬を伝わる風も涼しく感じる今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか? PIESSニュース第6号もさわやかに発信です。

◆コミュニティ通貨RINKA始動◆
9月からテスト運用が始まったRINKA。使ってみての様々な声がPIESSネットワークのHPに載っています。
コミュニティ通貨「RINKA」の試験運用はじまる 
コミュニティ通貨の試み始まる 2
コミュニティ通貨の試み始まる 3
コミュニティ通貨の試み始まる 4
コミュニティ通貨の試み始まる 5 

◆「子育てセミナー」開催◆
SCSでは、オータムフェスティバル開催中!イベントは盛況で10月からも様々な企画がメジロオシです。そんな中、「子育てセミナー」が3回シリーズで開催。サイエンズスクールとの共催で、若いお母さん達が集っています。
詳しくは、SCSのHP 『第1回子育てセミナー&サロン開催!』をご覧下さい。

◆アズワンカンパニーで不動産部門始まる◆
三重県から認可され、宅地建物の売買に関する仲介、一般賃貸マンション等の管理などを扱うことができるようになりました。快適な住環境に関するトータルプランナーとして、営業がスタートです。
『アズワンカンパニー 不動産部』  

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  お知らせ
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★マイライフミーティング★
10月9(土)~11日(月)
10月14日(木)

★研究所サロン★
10月23日(土)
10月25日(月)
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コミュニティ通貨の試み始まる 5

「あなたはアズワンコミュニティのメンバー?」
街並のコピー.gif
お金で動くのでなく、気持ちが働いて

家族の中ではお金は不要

こうして取材している間でも、RINKAは使われ、会員の多くの人が、その使い方を楽しんでいるようだ。今まで、タダでしていたことを、今回はRINKAを払ってもらったという場合もあるようで、そんな戸惑いの声もまたある。
「私の場合は、今まで、休みとかに、無償で、子どもを預かってもらっていたのが、今度RINKAが出来たことで、じゃあ、RINKAで、となって、何か変な感じもしている。」
というTさんもいる。
もともと家族のような無償だった間柄に、RINKAを使ってみたという例。家族の中でお金のやりとりがあったら、それは変だろうと思うが、様々なケースを通して、「お金って何?」「人と人との間柄って何だろう?」と、探究しているようにも見える。
「RINKAの流通量が、人と人との交流のバロメーターみたいに言われたりもするけど、私はそうは思わないし、RINKAでそういったことを表そうというのも無理があると思う」
とTさんは見ている。
お互いが家族のような間柄になったらお金も必要ないかもしれない。それがTさんにとってのコミュニティ像なのだろうか。

また、別の視点でみると、プロとしては通用しなくても、ちょっとしたことならお役に立てることもある。互いに出来ることを出し合い、潜在能力を引き出し合う効果ももちろんあるだろう。
心や気持ちは直接見えないが、行為の元にあるもので、その奥の方にある気持ちがこのコミュニティを支えている感じもする。
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コミュニティ通貨の試み始まる 4

佳子編のコピー.gif
新しい通貨で起業?

RINKA事務局に立ち寄ってみると、会員間でやりとりしたRINKAの小切手が束で置かれている。この小切手は、個人が勝手に発行しているもので、RINKAを使う方、受け取る方の合意で成立している。
(両者の相談でRINKA額が決められること自体も面白い。互いの意思で価格設定できるのも画期的ではないか。ここにも提供する側、される側という関係ではないものがありそうだ)

発行した小切手は事務局に集計され、口座に入力されていく。
その小切手をパラパラと拝見すると、石川佳子さんの「食事づくり」にたくさんのRINKAが支払われていた。
「佳子さん、RINKAを稼いでるね。産業が生まれたりして…」と事務局員がつぶやく。
RINKAが貯まるほどの仕事があれば、一つの産業にもなるな・・
早速、佳子さんに、実際のところを聞いてみた。

「コミュニティ食堂やりたくて」

佳子さんは、アズワンマンションⅥの1階が住まい。とても広く、コミュニティの人たちをよく迎えては、夕食をご馳走している。
「身近な人たちのコミュニティ食堂みたいなのをやりたいなって思っているから。だから、うちって結構食費がかかってるんだけど、それってみんなの夕飯代だったりして、お金の心配もしてくれる人もいれば、もらわな人もいたり、一律じゃない。色々。だから、今度、RINKAが出来て、食事代をRINKAで払ってくれたりして、とても気軽になった感じはする。
今度、アズワンにお肉屋さんが出来て、食材をRINKAで仕入れられたら、どんなふうに回っていくか楽しみ。今は、遊び半分のところもあるけど、とっても面白いと思う。
やっぱり気持ちがあって回っていくものだと思うしね。」
佳子さんの場合は、今までも自宅で食事を振舞っていたところに、今回のRINKAがタイミングよく登場したという感触で、歓迎している。集まったRINKAは、サイエンズスクールの参加費に使うそうだ。

「Tさんなんかは、RINKAを払うばっかりで、何で返したらいいかって、Tさんが出来ることがないから、って言ってた。だけど、Tさんの旦那さんは包丁研ぎが出来るから、じゃあ、私、こんどRINKAでやってもらおうかしらって、話をしたの。やったり、やってもらったりして、身近な人が豊かになっていく感じがする。」

佳子さんの作るタイ料理はとても評判だとも聞く。その料理を食べるのに、RINKAを使わないと食べられないとなったら、円をRINKAに替えて食べに来る人も現れるかも。このコミュニティ通貨が、どう循環し、豊かさをもたらしていくものか、楽しみなところだ。次号では、取材を通しての感想を綴ってみたい。つづく。(いわた)
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コミュニティ通貨の試み始まる 3

幸子編イラスト2.gif


「マイナスは幸せの額」

RINKAでお給料をもらってもいいというSさんを訪ねた。
Sさんは、おふくろさん弁当に勤めている女性で、気さくで、こちらから聞かなくてもよく喋ってくれる。まずその第一声は――
「RINKAショップを作ってほしい。」
え、何それ?
「RINKAを使って、買い物が出来るスーパーみたいなの。
お金、お金って言っても、要は、生活に必要なものが手にはいったらいいわけじゃん。食品とか日用品とか、だからRINKAが使えるお店が出来れば、いいと思うよ。
お給料も、家賃分は現金でもらって、あとの生活費分はRINKAでいいわけでしょ。旅行に行くとかでお金が必要な時は、RINKAバンクを創って、そこで換金してもらうとかさ…」

人と人との関わり合いを示す額

使えば使うほど口座がマイナスになるという説明会での話も――
「自分の口座がマイナスだと、悪いこと、借金、って思うかもしれないけど、私は、その話を聞いたとき、自分の口座がマイナスってことは、いろんな人が力になってくれてて、それって“幸せな額”なんだって思ったの。プラスなら、こんな自分でも力になれたんだ、って思う。人と人との関わり合いを示す額なんだって思った。マイナスだったら自分も何かしてプラスにしよって機動力にもなると思うし…」
なるほど、人に世話になった分、それだけ自分は幸せってことか。お金の世界では見過ごされてしまうところだ。RINKAは人と人との関係に改めて気づかせてくれるツールなのかもしれない。

人生どう生きるか、を考える時、お金をどう稼ぐか、という発想になるのも世間では普通だと思うが、その辺は?
「私は、現金を得るために、嫌な仕事をしたり、頑張るのは疲れる。お金を稼ぐために生まれてきたわけでもない。
一人ひとりにはいろんな力が隠れていると思う。たとえお金にならなくても、その人の持っているものが生かされたら最終的には豊かになったりすることもあると思う。

自分の存在意義って?

自分は何をしたらいいんだろうって、やることを求めてさ迷う人がいる。自分の存在意義をやる事柄に求めたりする。それが見えないと自分の存在意義がないって、自殺しちゃう。
だけど、自分の存在意義ってそんなことではない。
植物人間は何も出来ないけど、存在意義がないかって? そんなことじゃない。やることをやるために生まれてきたんじゃないと思う。

つきつめれば、みんな与えられているものばっかり。
命も。どうして生まれたかも分からないし。
今、この時間も。
一人じゃ何も出来ない。協力しあっていかないと。私は、みんな一人ひとりが生かしあえるような社会になったらいいなと思う。そういうのをつくりたい。それって私のやりたいこと。」
何を当たり前としているのか、話を聞いていると、その常識観念が揺らいでくる。つづく。
次号は9月24日にアップします。(取材=いわた)
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第33回研究所サロンが開催されました

第33回研究所サロンが、9月18日(土)と20日(月)、開催されました。
2日間で合計61名が参加。京都から大学生が参加したり、二日連続参加する人もありました。
 テーマ:「人と人、主体と主体の基本的関係について」
 発表者:佐藤誠仁(サイエンズ研究所)

1.なぜ主体なのか
2.主体としての私について
3.社会における人の主体性と安心

その人の主体:そのままでよい&その人による成長、その人の人生がある
主体性のありようで人の心の安心度、自由度、幸福度等に大きく関係するだろう・・・



次回は、10月23日(土)、25日(月)開催です。
テーマは、「やさしい社会(1)」
発表者は、サイエンズ研究所の杉江優滋さんです。

研究所サロンの発表記録DVDがあります。

【問合せ】サイエンズ研究所事務局
(fax)059-375-1561
(E-mail)info@scien-z.org
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特定非営利活動法人 サイエンズ研究所
HP www.scien-z.org/
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コミュニティ通貨の試み始まる 2

「RINKA」2 借金増えても心配なし?
リンカイラストマイナス.gif

最近、鈴鹿アズワンコミュニティに引越してきた冨田伸子さんは、地域通貨について詳しい。不動産業25年のベテランで、「自分の最後の転機だ」と、今回、アズワン株式会社の一員となり、不動産部門を立ち上げることになった。

その彼女が地域通貨導入について、「口座がマイナスになることに不安や心配、悪気を感じなくていいのよ」と話す。普通の感覚では、マイナスということは、人に借金するということ。
それを「マイナスになるってことは、プラスの人を作ることだから。マイナスの人のお陰でプラスの人が出来るわけだから、どんどんマイナスを増やして、使ってほしい」と言う。「全体の収支をみればプラスマイナスはゼロになるから」
こんな様子からも円を使う感覚とはだいぶ違う感じだ。そして、彼女自身、実際に運用が始まってその手ごたえを感じているようだ。

コミュニティのあるところに導入する意味は?

「最初は、すでにコミュニティが出来ているところに、わざわざ地域通貨を導入する意味があるのかな、と疑問に思いました。というのも、一般には、人と人のつながりや関係の無いところにつながりをつくるために運用するものです。しかしそれは、イベント通貨だったり、お友達どうしで使ったりで、結局廃れていくのが現状。ここでは、つながりや関係があっての運用なので、コミュニティ通貨の意味は少し違う。“円”と同じような価値を持ち、企業間どうしでも使える。
RINKAで回っていくようになると、その分“円”は残っていく。その円で自分たちに必要な産業や雇用を創出できる。家庭でも、RINKAで生活できる分が増えると円が残っていく。」
「お給料もRINKAでもらってもいい、という人が実際ここにはいると聞いています。」

口では言ってみたものの…

実際に自分がRINKAを使ってみての感想を聞くと
「自分の知識と感情にズレがあるのを感じる。人には、マイナスになることに引け目を感じなくていい、マイナスの人がいるからプラスの人が出来るんだからって、言葉では言ったけど、いざ、自分が使ってみるときに、やはり、人の世話になるとか、人に迷惑をかけることは、悪いこと、って思う自分がいる。」という。
「お金(円)だったら払わないけど、RINKAだと人に頼めるっていう時、それも何か恐さを感じる」とも。

今の世の中は、お金を介在して物やサービスが行き交っているが、お金が、物やサービスに換わったと受け取る人も多いだろう。お金を払うお客の方が偉かったり、お金を持っている方が強かったり、人と人の間に“お金”が介在することで、便利な面もあれば、大事なことが見えなかったりする。

冨田さんの話の中で、「RINKAでお給料をもらってもいい」という人がいると聞き、少し驚いた。まだ始まったばかりの通貨でお給料をもらっても使い道はどうなるんだろう?生活できるの?と思ってしまう。次回は、そんな人を訪ねてみることにする。つづく。(取材=いわた)
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コミュニティ通貨「RINKA」の試験運用はじまる

~アズワンコミュニティとそこで暮らす人々を訪ねて~

「RINKA」1 試験運用がはじまった
リンカ画像2種.jpgRINKA会員カード

アズワンコミュニティ鈴鹿では、9月1日よりコミュニティ通貨「RINKA」(リンカ)の試験運用を開始した。
一般に地域通貨とは、特定の地域の中で、財やサービスを交換するためのシステム、 またはそこで流通する通貨のこと。流通範囲が限定されていることと、利子を持たないことが特徴だ。地域経済の活性化に全世界では、2,000以上の地域で導入されているらしい。

アズワンコミュニティ鈴鹿では、「人を幸福にする社会」づくりに、仕組みや運営の多方面からの試みがされている。その一つが今回の地域通貨の導入だ。今の社会では、「お金」に縛られ、振り回され、お金中心に回っている感覚があるのは否めないだろう。
そうした感覚から解放されて、人の行為や物の本当の価値を生かして、新しいコミュニティ経済を創造していこうと始まった。そんな意味からも「地域通貨」とは呼ばず「コミュニティ通貨」と呼んでいる。

「RINKA」(リンカ)という名称は、鈴鹿の鈴をリンと読んだところからの発想で、「輪に加わる」という意味もあるようだ。
「RINKA」会員に入会すると、会員間や会員企業(おふくろさん弁当、鈴鹿カルチャーステーション、アズワンファーム他)などで、「RINKA」を使って物やサービスのやりとりが可能となる。
RINKAのホームページhttp://www.rinka-asone.org/もあり、自分が提供できること、してもらいたいことなどが、掲示板に記載され、情報交換に使っている。また、自分の口座があり、そこで、使ったRINKA額の確認が取れる。最初はみな0(ゼロ)RINKAからスタートして、使えば使うほど、マイナスが増えていく。その分、プラスが誰かにに溜まっていくということにもなる。

掲示板には、「カラオケデュエットお相手します」とか「封筒の宛名書き」とか「食事づくり」「買い物代行」「家事サービス」「パソコン修理」「遊び相手」等など、個人のやれることが出ている。その逆に、して欲しいことの欄もあり、「アイロンがけ」「配達」「ガソリン給油」等々・・と書き込まれている。
HP上での掲示板もあるが、実際には、もっと気軽に、このRINKAを使って、実際にやりとりが行われている。お金は使いたくないが、RINKAだったら気軽に使えるという感覚もあるようだ。

では、実際のRINKAを使っている人たちにその感触を聞いてみた。つづく。(取材=いわた)
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