フィリピンのサラさん(GEN)~「内面の探究が現れる」(後編)



グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)国際事務局のサラ(Sarah)さんがアズワンスタディツアーに参加しました。彼女を受け入れたメンバーにとっても刺激を受けたようです。3人の感想を紹介します。


(写真=サラさんのプレゼンテーション)

◆次世代チームのスタディツアー 
       片山弘子さん(GEN-JAPAN代表)

Sarahさんが休暇で来日の機会に、スタディツアーと彼女の活動「EmerGENcies」の紹介も兼ねて滞在した。彼女と直接交流が出来たことと同時に、この写真のチームで彼女のような人のスタディツアーが出来たことは、まさに新しい時代の幕開けを感じさせる2日間となった。

駅に出迎えてすぐから懐かしい感じがあった。これは彼女の仕事柄からくる垣根のなさなのかなあと印象を持った。
アズワンの概要説明は私がさせてもらったが、ポインターのかわりに根津くんが私の説明に沿って物差しを振り回して"人間ポインター"となって、その掛け合いを笑い声を立てて楽しんでいた。私たちのアプローチの本質をすんなり、すーすー受け止めた様子に、私は一瞬戸惑った。それで何回か、彼女がどう理解したか、どんな感じかな、と本人や根津君、ヨッシーと一緒に相談しながら進めた。
やはり、アズワンの研究が、現状の問題解決にいきなり飛び付くことではなくて、本質まで掘り下げたところから、本来の社会と人間性の実現に向けて18年間取り組んできたという説明を、まっすぐとらえているようにうかがえた。

その夜、彼女の「EmerGENcies」の活動紹介をしてもらった。U理論による解析図。現状を問題ではなく機会(Opportunity)と捉えて、Listening deeply to myself, inner state、自分自身あるいは本質に向けて実際はどうか耳を傾ける。探究する。その過程で、これまで当たり前だと思っていた価値観や考え方を手放しつつ解放されていく。自分自身の本心や本質とつながった、考えの入らない直感(Intuition)まで掘り下げると、そこには、実際の今の自分にあるもの、できることが見えてくる。そのことを組み合わせて、次をクリエイトする。というもの。(弘子)
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FM京都αStationにGEN-Japanの片山弘子さんゲスト出演



6月16日(土)20:00~ 6月23日(土)20:00~
 FM京都 αStation「アリコピータースレストラン」


FM京都『αStation「アリコピータースレストラン」』にGEN-JAPANの片山弘子さんがゲスト出演します。6月16日土曜の夜8時からと23日土曜夜8時からの2回。番組DJをつとめるピアニストのAricoさんから招待されました。
Aricoさんは、4月のアズワン鈴鹿コミュニティでのガイアエデュケーション公開講座で、辻信一さんとプラチャーフタヌワットさんを囲んでピアノ演奏をし、会場の空気を作ってくれました。そんな二人の出会いが今回のラジオ番組になったようです。
公開講座の時にGumiさんとのセッションもあり、『朧月夜』の演奏もバックで流れるそうです。

「まず私の心の中から真の平和を、そして世界中がそうなりますように。」(片山さんのコメントより)


左が片山弘子さん右がAricoさん

以下、Aricoさんのメッセージです。

6/16、6/23夜8時からのαStation「アリコピータースレストラン」は、
新しい暮らし方。社会と人との繋がり。
実験的な共生を鈴鹿の地からたおやかに実践する、
グローバルエコビレッジ・ネットワーク・ジャパン
=GEN-Japan代表・片山弘子さんをゲストにお迎えします❗️

この4月、主催されたガイアエデュケーション2018の一環で
ご縁を頂いて演奏して来ました。
辻信一さんとタイから来られたリーダー・プラチャーさんが、
講演の中で瞑想する時間を作られて深い感銘を受けました。

巷では残酷なニュースばかり流れ
嘘をつきとおそうとする大人たち。
失速し続ける政治。拡がる格差・・・
一体どこへ向かっているのでしょう。

みんなが幸せに暮らせる社会とは?

絶えず模索し実践し続けて来られた片山弘子さんの
とても素敵なお声とお話しに私自身癒されました✨

BGM は Arico & gumi 「LONGING」🎶
四月のガイアエデュケーション2018でgumiさんと共演した
朧月夜Live音源よりお届けする予定です🌖
是非!radikoのアプリで番組へお寄りください。
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フィリピンのサラさん(GEN)~「内面の探究が現れる」(前篇)


(写真中央がサラさん、左がGEN-JAPAN代表の片山さん、右がアカデミー生のヨッシー)

6月3日、フィリピンからサラ(Sarah)さん(Green Releaf 代表、グローバルエコビレッジネットワーク国際事務局)が、アズワン鈴鹿を訪れスタディツアーに参加しました。

サラさんは、人災や自然災害による緊急時のための国際ネットワークづくり「EmerGENcies」を立ち上げ、各国のコミュニティ単位で復興のための教育事業を行っています。
2015年から17年にあった国連のCOP21~COP22(気候変動枠組み条約締結国会議)では、世界が大きな一歩を踏み出したパリ協定のワーキンググループのコーディネーターを務め、世界を舞台に活躍する活動家でもあります。

今回鈴鹿を訪れたのは、グローバル・エコビレッジ・ネットワークの国際的つながりで、GEN・JAPAN(代表・片山弘子)の拠点であるということと、災害時の備えについての見学も希望していました。スタディツアーでは、サイエンズアカデミー生が通訳とホスト役となりコミュニティを案内し、双方に交流をはかりました。

一泊して触れたアズワンの感想を語ってくれました。アカデミー生のヨッシーこと吉岡さんとの対話です。




◆AsOne is universal.(「アズワンは普遍的だ」-Sarahの感想から)

 ヨッシー 一日ほどこの鈴鹿コミュニティでいろんな人と触れたり見て回ったりする中で、サラさんが印象に残ったことなど聞かせてください。

内面への働きが機能する


 サラさん 私たちの仕事は人々を次の世界への移行へ向けて啓発していくことです。しかし、世界でなされている多くの取り組みは外面的なものに留まっています。多くの人が太陽光エネルギーや森林再生などに力を注いでいますが、本来の変化や変容の核となる人の内面に対してはなかなか焦点が当たりません。

 私がこの鈴鹿コミュニティで体験したのは、内面への深い探究が広い範囲に大きな力を持って影響しているということでした。ファームやお弁当屋さん、コミュニティハブなどは深い本当の自己探究から運営されていましたね。内面からの働きこそが、本当に機能するし、それこそが本来の働きだという、端的で豊かな学びを得られたように思います。

 私は災害への準備や話し合いの場を持てればと思ってここを訪れましたが、鈴鹿コミュニティではすでにいろいろなものが用意されていました。ここではいざというときのための場所やものが用意されていたり、なによりもここには安心して様々なものを共有できる土台がありますね。それも恐れから何かを準備している訳でもなく、安心した状態から自然とそれが出来ている感じがしますね。こういった取り組みは、これからの世界中のコミュニティ作りの取り組みにとってとても参考になるものだと思います。

自分の活動の目的を思い出す契機に

 今回のスタディーツアーは自分の活動の目的を思い出すきっかけになりました。内面の重要性も改めて思い出す時間となりました。本当に強く大切なものを思い出させてくれる契機になりました。
 きちんと時間を取って来れなかったのが残念で、申し訳なく感じます。

 スタディーツアーはとても良くスケジュールが組まれていて、それを私も十分な時間を取って、集中して受けたかったです。
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アズワン鈴鹿コミュニティお話会&安心して、その人らしく生きられるコミュニティ

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6月10日12:40 - 13:20 
蓮華寺池公園
(静岡県 藤枝市若王子474-1)

日本全国だけでなく、ブラジルや韓国からも今、注目されている「新しいコミュニティ」があります。
その名も、「アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ」

アズワンネットワークは、争いのない幸せな世界を目指している世界的なネットワークです。
その中の鈴鹿コミュニティは、
安心して、その人らしく生きられるコミュニティを目指しています。

規則、命令、上司、責任もない会社の「おふくろさん弁当」があります。
そんな会社あるの?成り立つの?って不思議に思いますよね。

「おふくろさん弁当」の取り組みは
NHK「おはよう東海」の働き方革命をテーマにした番組でも
取り上げられています。

https://www.facebook.com/ofukurosan/videos/1424670887597350/

このような働き方ができる理由はどこにあるのでしょうか。
「その人らしさ」をどのように実現して行っているのでしょうか。

全国的に広報活動されている北川道雄さんが、蓮華寺池公園で開催される「いのちの楽校」にいらっしゃって、
鈴鹿コミュニティの様子や取り組みのお話をしていただけます。
「いのちの楽校」での地球のこと、地域のこと、自然や教育などの学びに繋がっていきます。
「いのちの楽校」の場で開催できることを嬉しく思います。
お時間短いですが、「みんなが幸せの世界」へのヒントをいただき、日々の生活に活かしてもらえたら嬉しいです。

日時: 2018年6月10日(日)12:40〜13:20
場所: 藤枝市蓮華寺池公園
     (詳細は追って記載します)
参加費: 500円
申込: FBイベントページへの参加クリック
https://www.facebook.com/events/169239073770185/

アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ
http://as-one.main.jp/suzuka/ac/

アズワンネットワーク
http://as-one.main.jp/HP/

おふくろさん弁当
http://as-one.main.jp/HP/ofukuro_book.html

いのちの楽校
https://shizuoka-onpaku.jp/fujieda/program/201822039812

https://fujiedaonpaku2018.wixsite.com/inochi-no-gakkou

https://m.facebook.com/events/216042958982465

【お話しする方のご紹介】
北川 道雄さん(みっちーさん)
アズワン鈴鹿コミュニティ在住。
2016年より、アズワンネットワーク活動全国事務局。
持続可能なコミュニティづくりが展開していけるように、
アズワン鈴鹿コミュニティを拠点に活動をしている。
全国各地に出かけて、アズワンを紹介するお話会を精力的に展開中。
NPO法人トランジションジャパン理事。
持続可能な社会づくりカレッジ運営委員。
ユネスコ認証の教育プログラム「ガイアエデュケーション」スタッフ
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私は、何によって生きているのだろうか?

「人生を知るためのコース」では、「人が生きている」とは、どういうことだろう?、と、思いや感覚的なものでなく、具体的に「人が生きている」ことの実際について調べていきます。自分たちの頭を使って調べてみると、「自分そのもの」「人そのもの」が見えやすくなり、自分の周囲の多くの人たちについて、「その人そのもの」を理解しようとする気持ちが自然と湧いてくるようです。
5月「人生を知るためのコース」に参加した人の感想レポートを紹介します。
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◆人生に希望が見えた
先ずは「本来の人間」や「本来の社会」というものを、私はそもそも「知らない」ということ。
そして、これまでの知識や経験の積み重ねの中で「知っている」「分かっている」気になって、それをもとに考えをこねくり回しているに過ぎないという自覚をもつことから始めることなのだなということが見えてきた。
「知る」ことを通して観えてくる人間、社会がどのようなものになっていくか、自分自身もそのあらわれの一部となって楽しんでいけたらと思う。
現状においても、人間のつくり出した考えや概念によってゆがめられているとはいえ「この人生の途中の今、なぜにここにいるのか?」というテーマを探究する中で観えた「今、この場所にこの人たちと、このような状況になっている、あらゆる要因、働きの不思議さと間違いのなさ」は、全く否定しようもなく、ただただ「本心」に沿った人の営みの過程にある、今のあらわれなのだというところに立てた。
ついつい意識上のあらわれに囚われ、自分自身や人と人の間に隔たりや縛りを作ってしまう、今の人間社会のありようだが、自覚をもった個人が本心からの願いに沿って自分を知り、人を知り、そんな人と人との間でその人らしさを発揮し始めたら、自ずと本来の人間の営みがあらわれ出るだろう。
その実際に思い至るとき、「私だけの独自の人生」という視点ではなく、あらゆるものの営み、ここまでのいのちの営み、ヒトの人生が、いろんな形で響き合い、織り成して今があるのだなぁと思う。
これから開かれていく人生に希望が見えた。(40代男性)
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