国家公務員の御友さんがアズワン鈴鹿ツアーで来訪

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国家公務員の御友さんがアズワン鈴鹿ツアーで来訪
10月28日(木)から29日(金)にかけて、三木卓さんの紹介でアズワン鈴鹿コミュニティの試みに関心を持たれた、内閣官房まち•ひと•しごと創生本部事務局の御友重希(みとも しげき)さんが、アズワン鈴鹿ツアーで講師として登壇、ミーティングなど参加されました。
若いメンバーの「地方活性化」や「デジタル田園都市」と聞いて描く未来に高い関心を示され、深くて広いミーティングになりました。

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二日間を通して、コミュニティの幅広い年代や役割の人たちに触れて話し合うことを通して、大きな視点での次の社会づくりに向けて、一つの参考にしてもらえたようでした。
特に、仕事の場や子育てをしている中で、本質的で根源的なところから社会づくりを本気でやろうとしている若い世代から感じてもらったことは、とても大きかったようでした。

今回は、三木さんも同行しての来訪でしたが、また電撃的にでも来てみたいとのことで、これからが楽しみです。
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【次の社会創造】 連載第一回  争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ

次の社会創造 連載第一回
~争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ~
サイエンズ研究所  小野雅司
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はじめに 新しい世界を求める人達に

宇宙から見る地球は青く美しく輝いて見えます。
元々、国境などあるはずもなく、一つの調和した世界として存在しているようです。

そんな地球の本来の姿のように、人間も、自然と共に、争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会ができないものでしょうか。

そんな素朴な願いを、真面目に本気で実現しようと、僕達は2001年からアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティという、新しい社会創造の試みに取り組んできました。

理想に向けて研究と試験を重ねながら、今では、赤ちゃんからお年寄りまで、200人近い人達で構成するコミュニティに成長してきました。

規模は小さいですが、社会を創るという試みですから、人間生活全般にわたるテーマすべてに、正面から取り組むことになります。話し合い、人間関係、組織運営、意思決定、会社経営、経済機構、家庭生活、結婚、育児・教育、仕事、芸術、趣味、文化・・・、それらを常識に執われずに、ゼロから見直しながら、理想の方向にいくにはどうあったらいいか? と探りながら、試しながら、進んできました。

そして、そのプロセスはいつも順調に進んできたわけではありません。かつてない、世界で初めての試みですから、手本にするものもなく、手探りで進めることばかりで、多くの誤りや勘違いもあったと思います。未熟な者同士が互いに成長しながらの試みですから、様々な問題が途中で起こり、その都度問題に向き合ってきました。人間関係がうまくいかず離れる人が出たり、話し合えないことが起こったり、経済的に行き詰まることもありました。

このようなコミュニティづくりの20年のプロセスで経験してきたこと、その中で見出してきたこと、実現してきたことは、多くの人達にとっても、とても大事な参考資料・財産になるのではないかと思っています。

それは、これからコミュニティづくりを進めようとする人のみならず、家庭や地域や職場などで、よりよい人間関係を求めている人、心が通い合う話し合いを求める人、ティール組織やホラクラシー組織など新しい組織運営を求める人、新しい意思決定の方法を求めている人、本来の教育や人の育ちを考えたい人、自由な空間を作りたい人、若者が若者らしく、高齢者が高齢者らしくなど、それぞれの人間らしい生き方を求める人、民主主義の混乱を感じ新しい社会運営を模索する人、資本主義の行き詰まりを感じ新しい経済を描きたい人・・・などに、きっと役立つものだと思うのです。

コミュニティづくりを進める中で見えてきた一番大きなことは、コミュニティにおいても、会社運営や活動を進めるにも、すべてにおいて、人間関係が一番大事であるということです。
七五年以上にわたる米国ハーバード大学の「成人発達研究」でも、「幸せな人生は、良い人間関係によって築かれる」と報告されているそうです。
人は人と共に生きていく動物です。人間同士の関係の質が、すべてに暮らしや活動に影響していくのは当然のことだと思います。
コミュニティづくりのプロセスで見えてきた人間関係の問題、そこが良好な関係になっていく鍵なども紹介したいと思っています。これは、すべての人に参考になるのではないかと思います。

僕達の試みも、僕達自身のためにやってきた訳ではありません。僕達の試みから見えてきたもので、生かせるものがあればぜひ使ってもらいたいと思いますし、僕達にできることは何でも提供したいと思っています。もちろん、今回、紹介できるのは、紙面の都合上、また僕の表現能力の制約から、そのほんの一部になってしまいますが。

また、僕達の試みが「正しい」「間違いない」と思っているわけでもないので、これを教えたり、押し付けたりするものでもありません。僕達なりに理想を追求しての試みですので、これを一つの参考資料として、吟味・検討してもらった上で、役立ててもらえると嬉しく思います。




第一章
1.モデルづくりというアプローチ ~自然の理にかなう姿を求めて

現状の世界を見渡してみると、今のコロナ禍はもちろん、環境問題、経済格差、就職難、生きがいのなさ、引きこもり、子育てのしにくさ、人間関係の難しさ、政治の混乱、自殺問題、世界各地の紛争・貧困問題・・・など、様々な問題が、多くの人の努力にもかかわらず解決されないままにあるようです。
それらの問題への対応も急を要することばかりで、その対応・解決に力を注いでいる人達もたくさんいることと思います。それは、とても貴重な取り組みだと思っています。

もう一方で、世界をよくしていくための全く別の角度からのアプローチがあります。つまり、理想の社会のモデルを創るというアプローチです。僕達が20年かけて取り組んできたアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティは、この一例になります。


理想の社会と言っても、それぞれが思う理想という意味ではなく、自然界の理にかなう社会という意味です。宇宙自然界は、全てはつながり、単独で存在するものはなく、全ては常に変化しているというのが自然界の理ではないかと考えています。

人も物も、その中で、ひと時、現われ、また次のものに姿を変えながら存在しているようです。人の生き方もまた、この自然界の理にかなって生きることで、すべてと無理なく調和し、楽に快適に満たされて生きられるのではないかと思います。

理にかなわない、無理なことをやっていることから、様々な人間問題、社会問題が生まれているのだと思います。そのような自然の理にかなう社会を、規模は小さくてもモデルとして創ってみようというチャレンジです。そういう社会の中ではじめて、人は自分らしく、気持のままにやさしく生きられるようになるのではないかと思うのです。

今急がれている問題への直接の解決につながるものではない場合が多いので、緊急の課題に取り組んでいる方からは、「夢みたいなことばかり言っている!」「現実の問題はどうするのだ!」とお叱りを受けたりもします。

しかし、僕は一見遠回りのように見えるけど、それらの問題が起こりようのない、それらの問題が消えてなくなるような自然界の理にかなうモデルを創ることができたら、長い目で見たら、社会に大きな進歩をもたらすのではないかと考えています。

それは、次の社会のモデル像を参考資料として提供できることになると考えています。また、コミュニティづくりを進める中で見出されてきた、理想を実現するためのメソッド(サイエンズメソッドと呼んでいます)も誰にでも使ってもらえる方式として提供したいと思っています。



2.平和を求めて戦争をしている!?

僕は学生時代に平和運動に関わっていたことがあります。しかし、平和運動のためにストライキを打ち、デモをしたりする中で、大学当局と喧嘩沙汰に至ることもありました。

また、学生自治会内部の争いもしばしば起きたりもしました。平和を願って、「これは必要だ」「これを何とかしなければいけない」と考えて、皆一生懸命にやっているのに、実際には争いが惹き起こされてしまうのです。敵が生まれてしまうのです。「自分達は何をやっているのか?」と、自己矛盾を感じ、平和運動から身をひくことになりました。

その時感じた疑問点から世の中を見てみると、同質のことがいろんな場面で現れていることに気づきます。
仲良くするためには約束を守ることが大事だとして、約束を守れなかった人を責めて仲が悪くなってしまったりしています。
人間関係を良くしようとして、「みんなのことを考えて行動しよう」と決めて、それをやれない人を責めたり罰したりして、みんなが萎縮してしまい、人間関係が悪くなったり・・・。

素直で正直な子どもに育てたくて、嘘を言う子どもを叱れば叱るほど、子どもは親に怒られることを恐れ嘘をつくようになる・・・・。

社会を良くしようとして規則を設け、規則を守らない人を守らせようと罰を重くすればするほど、社会がだんだん窮屈になってきてしまう・・・・。
例を挙げたらキリがないほどです。

願いは純粋なものなのでしょうが、一生懸命やればやるほど、なぜかそれに逆行することが起こっているようなのです。どうしてこういうことが起きてしまうのでしょう?

この経験から、現実問題に対処するというアプローチの中に、何かが矛盾していることが起き、真の解決に至らないのでは? という問題意識が芽生えてきたのでした。やはり、根本的に原因を探り、心底で願っているものを見出さないと真の解決に至らないのではないか・・・と。

そして、心底で願っていることは、つまりは、自然界の理にかなった姿なのだということは、鈴鹿に移り、研究活動をする中で見えてきた視点です。学生時代から20数年経てからのことになります。

心底の願いに逆行することなく、願い通りに実現されていく、そんな道筋・実例を、僕達の実践例の中から紹介できると嬉しいと思っています。2001年からのコミュニティづくりの中で、僕達も、やはり「平和を求めて戦争している!?」と同様のテーマにぶち当たり、そこを乗り越えていくプロセスで多くの学びがありましたし、今も学び続けています。

この連載を通して、家庭・職場・活動・会社・政治など社会生活全般が根本的に見直され、争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会が実現されていく、キッカケになることを願っています。

(次回へ続く)
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新連載【アズワンネットワークメンバーの近況】

今月から新連載【アズワンネットワークメンバーの近況】と題して、各地で活動するネットワークメンバーの今に焦点を当てて、紹介していきたいと思います。

紹介してほしい人や、サイエンズスクールのコースで、一緒だったあの人どうしてるかな? また私の近況をお知らせしたい!など、是非お寄せください。

第一回は、山梨県北杜市の木村浩昭さんです。
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「自分を知る」 木村浩昭

私は、熊本県で海産物卸問屋を営む父のもとで生まれました。
熊本の大学を卒業後、親には背いて商売の道を歩まず、まちづくりの仕事がしたくて上京しました。

当時まちづくりを学ぶのに専門学校の環境デザイン科の夜学に通おうと思い、昼間は家具制作会社のバイトを始めましたが、そのまま丁稚小僧に入り家具職人になってしまいました。

その後、店舗やマンンションの内装工事を手がけ、平成元年に今の山梨県北杜市小淵沢町の八ヶ岳山麓にログハウスを作る仕事をするために移住しました。
ゆくゆくはこの地に理想のまちづくりをしてみたいという夢がありました。

27才の時に工務店として独立創業、経営も順調に伸び、創業15年で売上4億6千万に達成しました。
そんな折突然の出来事なのですが、雷の直撃を受け死にかけたことがキッカケで、今までの価値観が逆転してしまいました。

経済優先の人間至上主義の考え方から、地球や大地、環境優先の考え方に逆転してしまいました。
今まで家を建てるのに伐採した分以上の木を植えようと思い、突如木の実を拾い、苗木を育て、木を植えることは始めたのです。それが高じて森林再生のNPO法人の設立となり「種から家まで」をスローガンに1次、2次、3次産業を一本化した地産地消の地域循環型6次産業のモデルを構築して、通産省や国交省から助成金を受けるようになりました。

しかし活動を続けるうちに、本当に木を植えることで地球環境が良くなるのか? という壁にあたりました。
何箇所もつぶさに森林の植生調査をするたびに、日本の樹種数の多さには驚かされます。
約100㎡の小さなプロット内で、草木から高木に至るまで360種以上あるのです。ドイツは60種くらい、アマゾンの熱帯雨林に関してはさらに少ないとのことです。
ですから、アマゾンや砂漠した大地に木を植え、再生させることは有効ですが、日本の場合は皆伐しても自ずと元の森に戻る世界的にも希有な地力を持っているのを知ってしまいました。

そこで木を植える活動を一旦停止しました。本気で地球環境を良くするには、まずは人間の自然に対する意識と理解、そして自然との関わり方から変えていくことが先決と思い、先人たちがどのように自然と向き合って生活してきたかを学ぶためにミクロネシア、フィリピン、台湾の先住民族の地を渡り歩き、実際に彼らと共に生活しました。

そして47才の時、日本の森の民、先住民族アイヌの長老との出会いをキッカケに、会社やNPOなど全組織を引退して、更なる探求のため北海道に移り住むことにしました。
結局4年も北海道で暮らすことになりましたが、多くのことをアイヌの長老たちから学びました。
中でも世界中の先住民族の共通点なのですが、とにかくことあるごとに祈ることです。アイヌでは「カムイノミ」と言います。祈りこそが自然の神々と一体化する原点で、人間(アイヌ)の願いが無事に成し遂げられることへの予祝であり、そのための強力な集団意志宣言(誓い)だったのです。その名残が神道として受け継がれていることを知りました。

その後山梨に帰り、神道(古神道)の学びを始めました。
同時に理想のコミュニティーづくりを目指して、塩山市で農場を立上げ、ススキの野原の開墾から始めたり、微生物を使った土壌改良の実験をしたりしましたが、農業でコミュニティーを運営していくのは私のような素人には経済的に厳しいことを体験しました。

そんな折、アズワンコミュニティーの知人を訪ね、アズワンセミナーに連続で参加させて頂き「社会を知るコース」まで受け多くの学びを得ました。

がやはりまだ独自のコミュニティーづくりを諦めきれなくて、次に取り組んだのはデジタル工作機械を使った物作りです。自分たちで使う物を自分たちで生産し、同時に販売して利益を出しコミュニティーを運営していく作戦でしたが、実際に中国製品との価格差を埋めることはできません。
ネットを使った物販にも取り組もうと挑戦しましたが、中々思うようには行きませんでした。

大学時代のまちづくりの夢から始まって、理想のコミュニティーづくりまで30年、今まで色々と探求し、取り組んできましたが、金銭的にも底をつき、今年の6月にそれらの思いを断念しました。
しばらくは、糸の切れたタコ状態でほとんど何も手につかない状態でした。

とりあえずは、目先の現実として家族を養っていくのが先決ですから、セブンイレブンかヤマト運輸でも面接に行こうかと思ってました。
そんなとき、知り合いの工務店の社長から「木村さんは時間を切り売りしたらいけない」と怒られました。
そして、うちで売りたい商品があるのでそれを販売してくれませんかと言われました。
それをやるにあたって、その社長は私に次のような二つのお願いをしました。
(以下、原文)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

木村さんには二つお願いがあります。

ひとつが、「自分の考えが正しいと思わないこと。」
二つ目が、「過去(今日より前)のことは良いことも悪いことも忘れること。」

この二つ心に置いてやってみてください。
心が軽くなり、自由になれます。
そして新しいことを学び、吸収できるようになれます。

私はそう思ってやっています。
間違っているかもしれません。
でも、間違っていたら直せばいいだけですので気楽です。

人を良くしようと思わなくても、自分が良くなれば周りも良くなります。
焦る必要はなく、自分のペースでやるのがベストです。

よろしくお願いします。

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自分を見失い気味だった私は、この言葉に救われました。

今まで私は、森林再生の環境活動をしたり、農場や林業をしようとしたり、コミュニティー運営のために事業を回そうとしたり、自分の周辺をなんとかしなくてはとばかり考えていました。

今それらにこだわらなくなることによって自分がすることは、「自分を探究し、経験し、自分とは何か! を知っていくこと」、それが一番大切なことだったと気づきました。

そうしたら不思議なことに今までうまく行かなくて滞っていたことが、また新たに進み出す奇跡が起き始めました。

今思うと、幸せな社会ができないのは社会の問題とか、教育とか、政治とか、日本の社会構造そのものが少数の意見を抑え込み正しい取り組みにブレーキをかけていると思い込んでいましたが、実はそのブレーキをかけていた張本人は自分自身でした。すなわち、「自発的服従」であり自作自演だったのです。

また、環境活動において地球を救おう!と言ったりしましましたが、実は地球は助けてとは一言もいってないのです。地球誕生以来、惑星の衝突時代は炎の星、全面結氷のときは氷の星、色んな状態にあっても平然と自転を続け太陽系の軌道を逸脱せずに周りつづけています。地球は何があろうとびくともしません。

逆に救うべき対象は人間そのものであり、そのためにはまず人間一人一人が自分を知り、良くなることから始まるのではないでしょうか。

毎日が楽しく面白くなってくると、自然と創造の力が湧いてきて自分の生産性も上がってきます。
それが周囲の経済につながり、自分にお金が帰ってきます。

一人一人が自分らしく本来の姿で生きながらにして経済効果も生まれるとなると、次の新しい社会への希望とヒントが見えてきます。

2019年正月にBS1スペシャルで放映された、「”衝撃の書”が語る人類の未来~ホモ・デウス~」 で、インタビューアーが著者のハラリに向かって、私たち人間が未来に向かってやるべきことは何でしょうか?という質問に対して、

最も大切なことは、自分自身を知ることだと思います。

月並みかもしれませんが、自分が何者であるのかを理解することです。

テクノロジーを追い求めるだけでなく現状に満足する方法を学び、自分の内なる考えを深く理解することに時間を使うべきなのです。

あなたの心はどんな声を発していますか?

あなた以外にあなたを理解できる人は誰もいません。

他の誰もあなたの頭の中をのぞいて見ることはできないのです。

とキッパリと返答したのを今でも明確に記憶してます。
今はその意味が少し分かりかけてきたと同時に、アズワンの「自分を知るコース」にもう一度参加してみようかなと考えている今日この頃です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

木村浩昭
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若者たち 鈴鹿の里山でキャンプ開催

GEN JAPAN主催ガイアエディケーションに参加した若者たちが中心となって、鈴鹿の里山で【GAIAキャンプ】が開かれました。
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里山でキャンプを張って寝泊まりし、昼間には鈴鹿コミュニティの見学なども織り交ぜ、夜はサイエンズメソッドを使った探究会をしました。
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キャンプに参加した19歳の大学生、環ちゃんが感想をレポートしてくれました。

Gaia Education 2021の仲間と企画したGaia Camp。

作り手・参加者がそれぞれに思いや願いをもって集まる中で、“同じように今の社会に違和感を持っている同世代がいる、安心して本心で生きられる社会を本気で実現しようとしている人がこんなにいる、その安心感に触れてほしい”そう願って私はこのキャンプに参加しました。

1日目、夜の探求の時間。ほーちゃんが涙を流しているのを見て、彼女の隣にひろこさんがいてくれるといいなと思い、相談して場所を変わった。そばにいてくれる人の温かさや安心感があるといいなと思った。りょうさんが「清々した~」と共有し、そこにいるみんなも笑い飛ばしたり清々したりしているのを見て、軽やかな空間だな~と思った。

 2日目、朝の心地よい陽の下で音を鳴らすけんちゃんとおーちゃん、その音を聴く周りのみんな。穏やかな時間だな~と思った。夜の探求の時間、みんなの盛り上がりについていけてない、話を聴けてないと思っていたところで小野さんが話を振ってくれて、みんなにシェアした。みんなの声が聴こえてきて、心地いいな~と思った。

 3日目、振り返りをする中で、キャンプに関わってくれている人、見守ってくれている人が沢山いることを感じた。うれしいなと思った。
 そばにいてくれる人の温かさや安心感、軽やかな空間、穏やかな時間、声が聴こえる心地よさ、人の中で何かができる嬉しさ。“この感覚に触れてほしい”そう願って参加したけれど、 “この感覚に触れていたい”という願いが自分の中にあったんだなと思いました。

 みんなの姿や変化を見ているようで、自分の姿や変化を見ているような感覚。言葉を交わしているようで、言葉ではない何かを共有している感覚。人が寄って、そこに流れが生まれ、繋がっていくような感覚。あたたかくて穏やかで軽やかな場所にいるような心地よい感覚。キャンプで感じた感覚たちを大切にしたいと思いました。(環)
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若い子たちとのキャンプ終了。
今夜のお題は、
本心で生きるとは?
一人一人の素直な気持がみんなの中でどんどん出てきて、いろんな心の制限にみんなが気づいて大笑いになる。
人生にとって本当に大切な問いに向かい合い、自由に何でも出し合うことで、あっという間に一人一人がみんなの中で成長していく。
ともに成長していく。
繋がっていく。
心で感じ合っている。
未来が見えて来る。
テントを打ちつける雨音に時折り声も聞こえない大雨が降ったが、探究が終わる頃には雨も上がった。
日本の夜明けは近い、というか
日本の未来はやばい(笑)
(レポート三木 スタッフで参加)
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【自分のことは自分で何とかしない!? 物も行為も贈り合いで暮らす】   <アズワン鈴鹿コミュニティ、200人の本心で生きられる大家族の暮らし方>

10/25(月)オンラインお話し会を開催しました。

【自分のことは自分で何とかしない!? 物も行為も贈り合いで暮らす】  
<アズワン鈴鹿コミュニティ、200人の本心で生きられる大家族の暮らし方>
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今回のオンラインお話し会は、「仕事」という側面から、アズワン鈴鹿コミュニティで実践されている「働き方」を一緒に考えました。

「責任」や「義務」などで、自分も相手も縛らない縛られない、それでも会社(社会)が成り立つのはなんでだろう?
「そんなことしたら誰も働かなくなるんじゃない?」という疑問から、
「やったら損?っていう感覚は、どこから身についたんだろう?」
「本当はやってあげる(贈る)方が、喜びが大きいんじゃないかな?」

などなど、短い時間でしたが参加した皆さんと、一緒に考えていく楽しい時間になりました。

10月のアズワンセミナーに参加した、王ちゃんとりいちゃんも参加して、セミナーの感想をシェアしてくれて、早速アズワンセミナーに参加してみたいと申し込みをした人もいました。

【アズワンお話し会】は、アズワン鈴鹿コミュニティでの暮らしの様子を通して、新しい社会を描く機会です。毎月2回開催しています。
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【自分のことは自分で何とかしない!? 物も行為も贈り合いで暮らす】  <アズワン鈴鹿コミュニティ、200人の本心で生きられる大家族の暮らし方>

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10/25(月)オンラインお話し会(参加無料)
【自分のことは自分で何とかしない!? 物も行為も贈り合いで暮らす】
 <アズワン鈴鹿コミュニティ、200人の本心で生きられる大家族の暮らし方>
 
チケットを↓こちらからお申込みください↓
https://asone20211025.peatix.com
三重県鈴鹿市で、多世代約200人が大きな家族の様に暮らしている「アズワン鈴鹿コミュニティ」。
いったいどんな人達が、どんな暮らしをしているのでしょう?
上下や規則や命令、義務も責任もない会社があります。
コミュニティの若者が立ち上げたSuzuka Farmでは農業を営み、おふくろさん弁当で街の人に手作り弁当を届けたりしています。
コミュニティではお金を介さない経済を試み、ひとりひとりは各自の技術や持ち味を活かしあっています。美容や車のメンテナンスも、子守やパソコンの修理もプレゼント、野菜やお惣菜もプレゼント、家計ですら自由に融通しあって暮らしています。
なんでそんな暮らしができるの?
アズワン鈴鹿コミュニティで暮らす住人達が、コミュニティでの暮らしを体験を交えて紹介します。
コミュニティで暮らすって、どんな感じかな?
私はどこで、誰とどんな暮らし(生き方)をしたいのだろう?
アズワン鈴鹿コミュニティを見て感じて、一緒に考えませんか。
質問コーナーがあるので、色々気になることも聞いてみよう!
【お気軽にご参加ください!】
対話を通じて理解を深められたらと思いますので、可能な限り音声、映像を「オン」にしてお入りください。
★日時: 10月25日(月)20:00~22:00
 スケジュール(予定)
19:55 開場(20時に開始できるようにお集まりください)
20:00 開会
20:05 アズワン鈴鹿コミュニティ紹介
21:00 対話の時間
21:50 まとめとお知らせ
22:00 閉会
また事前に、わかりやすくまとまっている、アズワン鈴鹿コミュニティの紹介ビデオ(約12分)をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ISw34Ud99Ek
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10月23日~24日でアズワン鈴鹿ツアー開催

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10月23日~24日でアズワン鈴鹿ツアー開催
〖コロナ感染予防の為、期間中は感染症対策を行いながら開催していきます。〗

【本心で生きられる社会】の実際に触れてみませんか。
アズワン鈴鹿ツアーは、2001年から20年に及ぶ近く研究と試験を積み重ねてきた、鈴鹿コミュニティの人や暮らしに触れる機会です。

人が満たされる会社の試み「おふくろさん弁当」や、地域と共に栄えていく農業の会社「SUZUKA FARM」、 家族のような親しい関係から生まれるお金を介在しない経済の試み「コミュニティスペースJOY」、自然豊かな環境の中でシニア世代を中心に活動している「すずかの里山」、などに触れることができます。 自家製の野菜を使った料理を味わい、コミュニティの人と交流する機会もあります。そして、その成り立ちのベースとなっている「サイエンズメソッド」にも触れながら、安心して対話をすることができます。

家族でも、友達同士で来ても、本心で安心して生きられる「次の社会」を考えるキッカケになるでしょう。
最新のアズワン鈴鹿コミュニティを訪ねてみませんか!


★日程
 10月23日(土)12時集合
   24日(日)15時解散

★参加費(宿泊・食事含む)
大人(年収300万以下) 14,000円
 (年収301~500万)16,000円
 (年収501万以上)18,000円
学生 10,000円
子ども6,000円、3歳以上小学生まで
※全て税込み

*今後の開催予定は、以下のようになります。
11月6日(土)~ 7日(日)
11月20日(土)~ 21日(日)

*3名以上で参加希望の場合は、別日程も開催可能です。(他のイベントとの関係で、開催できない日もあります。お問い合わせください)

★申込み・問い合せ

●申込みの〆切は開催初日の5日前です。
以下のリンクからお願いします。
アズワン鈴鹿ツアーお申し込みはこちらから

アズワン鈴鹿ツアー問い合わせはこちらから

または、メールでお願いします。
メール●suzuka@as-one.main.jp
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10月アズワンセミナーに参加してみて 理沙子さん編

10月10日から開催された【アズワンセミナー】参加した今村理沙子さんが、セミナー終了後のに感想をシェアしてくれました。

大学4年生の彼女は何を想い、アズワンセミナーに参加してみようと思ったのか、参加して感じたことなどを話してくれました。

「めちゃくちゃ楽しい、ワンダフルな1週間でした!」と語る理沙子さん。
その中でも特に印象的だったことを、話してくれました。



10月【アズワンセミナー】の様子は、こちらから
【アズワンセミナー】の詳細・申し込みは、こちらから
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10月アズワンセミナーに参加してみて 王野君編

10月10日から開催された【アズワンセミナー】参加した王野太一君が、セミナー終了後のに感想をシェアしてくれました。

なぜ、アズワンセミナーに参加してみようと思ったのか、参加して感じたことなどを、素直な言葉で話してくれました。

「次の社会のビジョンが見えてきた。一緒に作りましょう!」と語る彼には、どんな世界が見えてきたのでしょうか。



10月【アズワンセミナー】の様子は、こちらから
【アズワンセミナー】の詳細・申し込みは、こちらから
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笑って泣いて発見して衝撃を受けて、優しい気持ちになるワンダフルな一週間

【笑って泣いて発見して衝撃を受けて、優しい気持ちになる、本当にワンダフルな一週間 アズワンセミナー】
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10月10日(日)~10月16日(土)で、アズワンセミナーが開催されました。
どんなセミナーだったのでしょうか。

参加者の感想から、垣間見てみましょう!

アズワンセミナーに参加して 

笑って泣いて発見して衝撃を受けて、優しい気持ちになる、本当にワンダフルな一週間でした。

セミナーを進めていくにつれて、「嫌い」とか「被害者意識」とか「怒り」とか、いうものの根拠や原因が、全部自分の中にある、記憶や経験がら来たものなのだということを感じていきました。

ある出来事、事柄として思い込んでいることを、【実際に起こったこと】と【自分の中で起きたこと】、に分類してみてみると、激しい怒りや悲しみや被害者意識のようなものがどこかに行って、自分のピュアな願いのようなもの、「ほんとはどうこうして欲しかったな」という思いが見えてきて、絡まって黒くなっていたわだかまりの糸のようなものが解けていくのを感じました!

これは本当に衝撃だったし、自分で【実際に起こったこと】と【自分の中で起きたこと】をホワイトボードに書いて、その出来事を俯瞰して見たときに、なんともその分類された姿が滑稽で、けらけら笑えてきて、「なーんだ、今までずっと忙しく自分の頭の中で自分劇場を繰り広げて、怒ったりわめいたり抗ったりしてきたんだ!(笑)」と、何かが一気にはじけて、パーンと軽くなった感じがありました。
(20代女性)

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今回のセミナーを振り返ってみると、なかなか思い出せない様な感覚がある。あまりの衝撃に記憶が飛んでいるのか、自分が堅く握り締めていた思い込みとともに何処かに行ってしまったのか。

すぐに思い浮かぶのは、ずっと笑っていたこと、幸せに溺れる様な感覚になったこと、自分の思い込みや固定観念が「ぺろりん♪」と剥がれたこと。「バリバリ!」や「ベリベリ!」ではなく「ぺろりん♪」。「剥がされた」というよりは、大きなポスターが風に吹かれて自然とめくれる様な感覚だ。

日々の中で人と話をしている時、お互いの主張が食い違って硬直状態に陥ることは珍しくない。フラットな視点を持った第三者が聞いていると、両者の視点の違いや価値観の違いによる意見の相違に過ぎず、「どちらが間違っている訳でもない」ことが多いのかもしれない。

この様な状況を今回のセミナーでは「実際に起きたこと」と「頭の中で起きたこと」に分けて考えた。この二つを分けて書いてみると面白いほどに、「実際に起きたこと」が少ない。普段、いかに自分が自分の感情や捉え方、価値観をさも事実かの様に思っているかという事が浮き立った様だった。
更に面白いのは、事実として記した内容にも自分の感情や視点が表れているということだった。

途端に、周りにある物や人の言葉、文字などが意味を為さなくなり見える物全て繋がっている様な感覚に陥った。机の上にある「コップという名前」も、「コップとしての機能」も全て人間が与えているに過ぎず、もはや机との境もよく分からない。時間をかけて過去の記憶と結びつければ、「名前は出てくるけど、何のためにあるんだ?」と言った始末。

時計を見ても、細い線が回転している不思議な物体にどこかで見た様な模様が散りばめられているだけで何のことかさっぱり分からない。当然「遅い時間」も「早い時間」もないことに気が付いた・・・・・
(20代男性)

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率直に楽しい、嬉しい、有意義な時間だったなーと感じている。

印象に残った点としては“ひとつである”もの観方

参加者の若いこの話で、とってもユニークだったのが、お菓子の #マーブル といった発想だった。

自分の捉え方としては元々同じだった処から発生しているものが、あるタイミングで分断されていて、あたかも見た目的には別の模様とか、色とか味とかになってはいるが、元をたどっていったら、それって元々みんな一緒のものからできているんでしょう~

この身体も、もしかしたら、マーブルが創られる仕組みとたいして変わらないないんじゃない、人間も見た目には個々別々と捉えていうけど・・
水も空気も、動物も鳥も、魚ももういろんなものが太古からグチャグチャにいりまじって
様々な影響しあって今の物ができている感じが、このお菓子の マーブルという
表現に ぴたー と合わさった瞬間だった。
ひとつのもの ≒ マーブル(概ね) 

この社会の成り立ちや背景を探っていくと、自分ひとりでは気付きにくいけど
今回のように、みんなと一緒に検討、観察していくと・・
世界は、不思議に満ち溢れている・・・(自分の内面も含めて)
まだまだ、ありそうだが・・
朝から夜遅くまで、みんなと笑いころげている日々
こんなに笑っている、検討会、セミナーはとても 衝撃的だった。
(50代男性)
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次の社会への道筋がハッキリと見えた、そんな1週間でした。
今までは、理想はあっても難しいと思っていたけれども「この道なら実現できる」と、喜びが心の芯から湧き上がってくるのを感じます。

そして、一緒に歩む人たちがたくさんいる。きっと実現できるはず。
一緒にやりましょう!
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