第一回【エコビレッジづくり研究会】inアズワン鈴鹿コミュニティ

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11/24~11/26、GEN JAPAN(グローバルエコビレッジネットワーク)主催の第一回【エコビレッジづくり研究会】が開催され、アズワンネットワークのメンバーも参加しました。

11/25には、オンライントークセッションが開かれました。(以下から動画でご覧いただけます)


参加したメンバーの感想トークはこちら↓


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増田力也さん 長年活動していた浜松でお話し会を開催! 

2021年の1月に、活動の拠点だった浜松から鈴鹿へ移住した「増田力也さん」が、久しぶりに浜松に戻り、移住後の暮らしや最近の様子も交えて、お話し会を開催しました。

その様子を、増田力也さんがリポートしてくれました。
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11月4日、片山弘子さんと二人で、浜松市尾張町にある「三河屋/コトバコ」さんを訪れました。

お店の運営メンバーで、アズワンネットワークのお仲間でもある
大村智子さんと、今期のガイアエデュケーション同期の今村理沙子さんに迎えられて、来期のガイアエデュケーションや3月に初開催となる「ガイアユース」の説明や、アズワンネットワークの活動紹介をさせてもらいました。

 昼の部と夜の部の2回開催して、昼は社会人の方中心に、夜は理沙子さんの仲間の若い人たちを中心に場を持ちました。
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ガイアエデュケーションやアズワンネットワークのお話もさることながら、少しの時間を使ってのプチ体験で、参加者の皆さんの気持ちも寄って、それぞれに日常の暮らしを振り返りながら、テーマについて思うところを出し合い聞きあう探究の時間を、有意義に感じられているようでした。

 若い人たちは探究の時間を多めにとって、普段の社会活動のサークルでの一コマや、仕事上で思うことなど、日常ではなかなか目が向かない自分の内面や、起こっていることや人をどんなふうに見たり聞いたりしているかな?と楽しみながら、鈴鹿での取り組みにも大いに関心を抱いて、「みんなでツアーに行きたいね」「探究もっとしてみたい」などの声が聞かれました。
 
 私自身の出身地でもあり、鈴鹿移住前にはシェアハウスやカフェを共にやっていた智子さんの新たな場を使ってのお話会でもあり、これからの展開やつながりを楽しみに浜松をあとにしました。
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連載第二回【アズワンネットワークメンバーの近況】

先月から連載が始まった【アズワンネットワークメンバーの近況】
各地で活動するネットワークメンバーの今に焦点を当てて、紹介していきたいと思います。今回はその第二回です。

紹介してほしい人や、サイエンズスクールのコースで、一緒だったあの人どうしてるかな? また私の近況をお知らせしたい!など、是非お寄せください。

第二回は、福岡県北九州市の吉岡和弘さんです。
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●4年の移住の旅
人生まだまだ勉強していこう、挑戦していこうと、4年ほど前、仕事が一段落した機会に、アズワンをもっと研鑽して深めねばと思い、13年続けたFMKITAQの放送「ガイアウインド」を惜しまれつつ終了し、アズワン留学に旅立ちました。
1年ほど毎月のようにサイエンズのコースへ通い、その後残った夢をかなえるべく石垣島に移住。

NPOでサンゴ礁保護と村おこしの仕事をしながら、海や泡盛を楽しみました。
パーマカルチャーガーデンも補助金を獲得して作りました。
アズワンで永く勉強したので、もう大丈夫と思ったが、人間関係で新鮮に大変な苦労をしました。

それで、もう一度1年間アズワンに戻って勉強しました。
それから福岡県の山の中の村で、キャンプ場や古民家ヴィラの運営の仕事をしたが、やはり、人間関係には苦労させられました。
アズワンで学んだことは、1年2年経って、ようやくなるほどと腑に落ちることがひとつならずありました。

すばらしい世界に齎されて生かされている有難さを深く感じるようになりました。
そして学びはずっと続くことでしょう。

●故郷北九州に戻る
アズワンに永住しようかとか、石垣にずっと住もうかと思ったりもしたが、やはり最後は自然も豊かで文化もあり、友人、親戚、母もいる自分のなじんだ故郷で暮らしたいと思い、この7月に帰郷しました。

●コミュニティを
北九州に戻ったら、大好きな美しい海辺(玄界灘)に、そしてやはりみんなで楽しく生きられるコミュニティを作って生きていきたい、そう思いました。
北九州市内でも玄界灘に面したとても美しい岩屋海岸地区周辺に、住む家、シェアハウスに適した物件を何度も訪問して探しましたが見つかりませんでした。

元割烹料亭で、シェアハウスにうってつけの4階建ての建物があり、私が行く少し前まで売りに出されていたそうですが、すでに買い手がついて買われたようでした。

元民宿でうってつけの建物がありましたが、ここも他の人が住んでました。
ということで、この地区に住むのはまた先の夢にということで、元住んでいて仲間も多い、小倉に家を求めて住むことになりました。
こちらも山すそで眺めがよく、緑に囲まれとてもいい環境です。
ネコも喜んでます。

●海辺のコミュニティ
北九州では、自分が先頭に立って何か活動していくということではなく、もういい歳でもあるので、同じような新しい社会作りやオーガニック、エコ、精神世界活動を志す若い人を後ろから支援するようにしてゆきたいと思いました。
自分は自然や農や酒を楽しみながら、勉学を続けながら。

そんな中、北九州オーガニックプロジェクトというものを立ち上げた女性がいるのを知りました。しかも彼女は私が出演したフランス映画「セ・ポシブル」の上映会も主催していました。ということで、早速連絡をとり、会ってみました。

とても芯のある考えもしっかりしている女性(2児の母)で、話はいくら話しても楽しく共感できました。全力で応援することにしました。
話の中で、岩屋海岸の話になり、「先日、ウインドファームの中村社長に挨拶に行ったら、岩屋海岸で、料亭と民宿を買い取り、世界を変えるという意味の『セカエル株式会社』を作り、若い人を集め全員が取締役という会社で、活動を始めたそうです。」と言うではないですか!
「え!」と。
「ひょっとしてその岩屋の料亭は「伊藤屋」ではないですか?」
「たしかそうです。」
「ええー!」
「で、その民宿というのはひょっとして『望海荘』というのではないですか?」
「たしかそうです。」
「ええええーーーー!!」
私がシェアハウスに欲しいなと思っていた2軒はともにウインドファームの中村社長が買ったものでした。

しかも世界をかえる理念の会社を立て、全員取締役で若者を集め、森や海を守って、世界をかえていく活動拠点にして活動を開始したところなんだと!
「なーーーーんと!」

私は速攻で旧知の中村社長に連絡をとって会いに行き、彼のやろうとしていることを聴きました。
私もここの海辺に住んで、シェアハウス作って仲間と楽しく農的暮らしをしたいと思い、伊藤屋と望海荘をあたってたところです、と語りました。
中村社長は「では吉岡さん、私たちの仲間にはいってここで一緒にやっていきませんか。」

「はい。よろしくお願いします。」
ということで、
「吉岡さん。旧伊藤屋に住みたかったら、明日からでもどうぞ住んでいいですよ。」という夢のような夢実現の運びとなりました。
私はここでも、もう先頭走るというのではなく、用務員のように雑用や農園管理をしながら、若者たちの活躍していくのを支援し、海や酒を楽しんでいきたいという生活の夢第1歩が実現スタートしました。

●セカエル―あしたの森と海の学校―
中村社長は永年、有機コーヒーのフェアトレードによる仕入れ販売の他、古くから反原発活動やセバン・スズキを招いて講演会を行ったりエコ活動をしてきた、その世界では有名な方。アズワンにも研修に来たことがあります。
その彼は65歳になったときに、これまで何十年と環境活動やってきても、世界のCO2排出も全く減ってない、環境はちっとも改善されない。そしてあと環境活動できるのももう10年少々だが、このままの延長では、子孫に地球を残せるか、恥ずかしくない人類社会に転換できるか誠に心もとない。このままの延長ではいけない。

そこで、意を決し、恥ずかしながらと、世界を変えるという意味を込めて、セカエル株式会社を立ち上げた。
心ある若者で、賛同する者は取締役にし、全員取締役で、それぞれやりたいことをやる。

ベースには、中村さんが永年やってきた有機コーヒーのフェアトレードの中で知ることとなったアグリフォレスト「森林農法」という、森を守り、再生しながら、コーヒー等の栽培を行うことで地球環境と地域の経済を両立させる思想を基幹にし、日本でも放棄された森林を手に入れ、保全して果樹も栽培してゆくことを進めている。

●キッチンカー(セカエル)
若き女性環境活動家のグレタさんが提唱し世界的活動となっている「フライデー・フォー・フーチャー」の福岡メンバーがセカエルで合宿し、話し合いをしているがその中で出てきたアイデアがキッチンカー。
しかたなくやりたくない仕事をしていて、余った時間で環境活動するのではなく、やりたい仕事をしたい。そしてそれが環境活動になる仕事をしたい。そんな思いから。

キッチンカーを購入し、そこでアグロフォレストの森で育った有機コーヒーを販売し、オーガニックスムージー、クレープ、カレーも商品開発完成しつつあり、それらを販売してビジネスとすると同時に、チラシを一緒に配ったり、包装紙にアグロフォレストやフェアトレードのことを書いたものを使用したりして環境啓発活動を同時に行う。
そういう事業を現在準備中で、すでに第1陣のキッチンカー2台が納車済みです。

●保育園(セカエル)
セカエルは岩屋海岸地区の2つの建物で、「ああしたの森と海の学校」という名前を付けて福島の外で遊べない子供たちを迎え入れて海や自然の中で遊ばせたり、フライデー・フォー・フューチャー福岡のメンバーが合宿したりする場となっている。

更にこれから幼児教育の重要性からモンテッソーリ教育で自然の中でたっぷり遊ばせる保育園を1年以内に作る計画中です。
この保育園構想は、多くの主要メンバーがアズワンに研修に来た「結い村」も同じような思いをもっていて、それでは連携してやっていきましょうという話にもなっています。
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●アグリゾート
セカエルのある若松区でもすぐ近く、車で5分少々のところに近年立ち上げ、とても活発で隆盛している会員制オーガニック共同農園「アグリゾート」がある。

アグリとリゾートを一緒にしようという根幹発想です。
現在一般会員80名、農園キャパがいっぱいなので、それで打ち切ってお断りしていて、ウエイティングの人がたくさんいる。私もそのひとり。ほかに法人会員もいる。私は支援会員というのになっている。
十分コミュニティになっている。
オーガニック農園、そして共同農園というのはこの道の人は多くの人が構想するものですが、なかなかうまくいかない。成功までこぎつけるのはとても少ない。

設立者、責任者は小村さんという男性。
彼の構想力、人柄によるところ大です。
ここには、自然発生的に、学校部、食堂部、栽培部、自然栽培部、ハーブ部、山登り部、メディア部、養蜂部、加工部、、、等たくさんあり、イベントもやりたい人がやってて、しょっちゅう、講演会、ライブ、フェスが行われ、平日でもいつも人がけっこういて、とても楽しい。
月1万円弱の会費で、野菜をいつでも来て勝手に取り放題というのが基本。
地域通貨も発行しています。

みんなで農園、コミュニティを今までもこれからも作っていくというスタンスで、小屋やいくつもの建物が会員のボランティア工事でできていっている。
私も、電気工事ができる人がいないというので、プロの仲間を誘って、ボランティアで照明電気工事をしました。
みなさん、とても楽しくいい雰囲気なのが一番です。
そしてアグリゾートとセカエルとこれから連携してゆくともっとすばらしいものになるのではということで、セカエルがやろうとしている保育園とアグリの学校部とで、一緒にやっていけないかの話が始まっている。

更に中心メンバーが、アズワンを手本として意識してきており、中心メンバーの話ではアズワンのことが非常にしばしば手本、目標として出てきています。
もう、アグリゾートを、アズワン的にということで、「アグワン」と呼ぶようにもなってきています。

●時代は動きを加速させて
以上、私の近況です。
セカエルとアグリゾートそして結い村を連携させて、大きな動きへともっていければと思います。
このような団体の出現をみても、時代は進んでいる、そして加速していると感じます。
これからもっと加速させて、理想の社会の出現を、遅くないうちに見たいものです。
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【次の社会創造】 連載第二回  争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ

次の社会創造 連載第二回
【争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ】
サイエンズ研究所  小野雅司
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連載第一回はこちらから
第1章

3.アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティってどんなところ?

アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティのことを、初めて知ることになった人もいると思います。

簡単にコミュニティの概要をお伝えしたいと思います。
日本のどこにでもあるような街の中で、「アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ」という、かつてない新しい社会創りの試みは展開されています。三重県鈴鹿市は人口20万人ほどの、鈴鹿サーキットとホンダで知られる地方都市です。名古屋から電車でも車でも約1時間ほどの場所にあり、西は鈴鹿山脈、東は伊勢湾に挟まれ、農業も盛んな地域です。

争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会が世界中に実現していくことを願って、2001年からその試みがスタートしました。その願いの実現に向けて、様々な体験をしながら、研究と実験を積み重ねてきました。
コミュニティと言っても、規約や制約がありませんし、義務や責任もありません。ですから、どこからどこまでがアズワン鈴鹿コミュニティであるという境界もありませんし、誰がコミュニティのメンバーかの規定もありません。コミュニティのセンター的な役割をしている鈴鹿カルチャーステーションの周囲1キロメートルくらいの範囲に点在して暮らしている人がほとんどです。暮らしの形だけを見ると、一見、一般の人と変わらない暮らし方に見えますが、内実は、家族以上に親しい間柄が形成され、一つの大きな親しい家族のような暮らしが実現しています。

街に溶け込みながら、様々なコミュニティビジネスや各種の市民活動が、それぞれ自発的に展開され、関連し合い、繋がり合い、一つのコミュニティを形成しています。
会社は、各自の持ち味が発揮され、人が満たされる場として営まれています。
コミュニティでは、親しい家族のように暮らせる仕組みが考案・実施されています。

どの人も自由意志で行動できる組織運営、お金や見返りの要らない経済機構が試みられています。
子どもが元々持つものがそのまま伸びていける子育ち環境づくりにも着手しています。

また、コミュニティづくりや新しい世界の生き方を学ぶための学びの場を提供し、日本はもとより、世界各地から多くの人が学びに来ていいます。

アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティHPこちらから

アズワンネットワークYouTube チャンネルこちらから


4 争いのない気持のままにやさしく生きられる社会って?
~そんなの無理だってあきらめていませんか?

「争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会」と聞いて、どのように思いますか?
「宗教みたい!」
「それは理想だけど、今までの歴史を見ても、戦争はいつもあったし、人間は争うものだよ」
「同じ関心の人が集まるコミュニティの中だって、夫婦の間だって、必ず意見が違ったら喧嘩したりするよ。対立は当然あるものだよ。」
「聖人君子ならともかく、凡人の自分には、怒るのは当たり前だし、争いがないなんてありえない。世界中がそうなるなんて、非現実的!」
「誰もが本心で生きたら、世の中めちゃくちゃになっちゃうんじゃない?」

こんな声があちこちから聞こえてきそうです。
しかし、この文章を読んでみようと思われる方は、きっと、「そんな社会が本当はいいよなー」「無理かもしれないけど、できればそんな社会になってほしいな」などと希望を抱いたり、「いや、きっとやれますよ」と賛同してくださったりしてくれるのではないかと期待しています(笑)。

人類は、物や技術の研究・開発には素晴らしい能力を発揮して、100年前には、いや僕が子どもだった頃にも、夢にも思わなかったようなことを次々と実現しています。

スマートフォンで地球の裏側の人とビデオチャットができたり、ミクロの世界まで解明できたり、宇宙に人が旅行することも可能になっています。
本当にスゴイ能力だと思います。
このような想像力と創造力を持つ人間が、なぜか人間自身のことや社会のこととなると、あまり進歩していないというか、ますます複雑で暮らしにくい状態を作り出してしまっているようにも見えます。
人や社会のことになると、夢は夢のままなのでしょうか?

人間や社会に対しても、人間の持つ想像力や創造力を発揮することができたら、「争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会」も夢ではないと僕は思うのです。
なぜ、人間のその素晴らしい能力が、人間や社会に対して発揮されていないのでしょうか?

それは、人間や社会に対しての深い「思い込み」「キメつけ」や「あきらめ」があるからだと思うのです。(第1章第6項参照)だから、理想の人間とか、理想の社会に無関心になってしまっているのだと思います。
「人間の歴史を見れば、いつの時代にも戦争があったのだから、人間は争う動物なんだよ。だから争いはなくならないよ」。
今の混乱した社会の中で育つ中で、知らず知らずのうちに、こういった観方になっている場合が多々あるようです。

本当にそうなのでしょうか?人間はそんなものなのでしょうか?
数千年の戦争や対立の歴史から、「人は争うものだ」「本心で生きるなんて難しい」という、人や社会に対するあきらめた観方や、思い込みができてしまったのかもしれません。

仮に、今までの歴史がそういうものであったとしても、人間の素晴らしい能力を以てしたら、それも変えることができるかもしれません。
ゼロから見直してみたら、あきらめやキメつけや思い込みから解放されるのはそれほど難しくないと思います。
世界中の誰もが本心では「争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会」を願っていると思うのです。
その願いを現実に実現する力を人間は持っていると思います。

例えば、争いについて言えば、その原因を探究し、それを取り除くことができれば、争いをなくすることができると思います。心の中の怒りもなくすことができると思いますし、人間関係のいざこざや、社会の戦争もなくすこともできると思います。

「幸せ」ということについても、「幸せ」とは何かを知らないまま、なんとなく「幸せ」になりたいと思ってやっていても、目的地を知らないで走っているようなものだと思います。「幸せ」とは何かを解明し、ハッキリ知ったら、「幸せ」は実現すると思います。(「幸せ」とは何かを解説し始めると、長くなるので、ここでは、簡単に「無理のない、自然界の理にかなって生きる姿、つまり、すべてと無理なく調和し、楽に快適に満たされて生きる姿」と表現しておきましょうか。)

こういう文章を読むと、「そんなの無理だ」、「難しいこと言うな」と思われるかもしれないですね(笑)。
そこが「あきらめ」思い込み」になっていないかな?と思うのです。
今までの常識や自分の観方を、一回ゼロから見直してみる。そこがとても大事な視点になると思っています。「無理だ」「できるわけがない」という考えを一度棚上げして、「もしかするとできるかもしれない」と見直してみるのです。

「空なんか飛べるわけない」という思い込んだ思考のままだったら、飛行機の発明はなかったと思います。「飛びたいな」「飛べるんじゃないかな?」、そういう現状の思い込みやあきらめから解放された先進的な人がいて、「飛べる!」という事実を世に示すことができたからこそ、世界中の人の観方が変化したのだと思います。今では、それは当たり前のことになり、世界中に飛行機が飛び、自由自在に旅行できる時代になっています。ライト兄弟が初めての飛行に成功して、100年ちょっとしか経っていません。

モデルができるというのは、そういう意味があると思っています。皆があきらめて「できないよ」、「無理だよ」と思っていたことが、実例を目の当たりにすると「できるんだ!」と可能性に胸躍るようになるでしょう。

これは単なる希望的な思いではないのです。僕は、20年を超すアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティでの研究と実験を通して、人間の素晴らしい能力を使えば、自分達が本当に願う世界は実現できると実感しています。
宗教や特別な教えを学んだり、特殊な能力を使ったりするのではないのです。これだけの文明の進歩をもたらした人間の持つ知能・知性を使えば、それが可能だと思うのです。

つづく
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熊本のサイハテエコビレッジからアズワン鈴鹿ツアーに

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熊本のサイハテエコビレッジからアズワン鈴鹿ツアーに
熊本のエコビレッジサイハテの創立者工藤シンクさんとコミュニティマネージャーの坂井勇貴さんが、11月23日(火)から鈴鹿コミュニティを訪れていて、24日(水)まで一泊のアズワン鈴鹿ツアーに参加しました。

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サイハテエコビレッジは、ちょうど創立から10年目を迎えたところで、「老舗」のエコビレッジとしてアズワン鈴鹿コミュニティにずっと関心を持っていて、一度来てみたかったとのことです。

二人ともに、実際に来て触れてみて、初めて腑に落ちたことが多かったようでした。
この間に接したコミュニティの一人一人が、気負うことなく普通に暮らしながら、本気で一つの世界を願い実現しようとしている姿に肌で触れられたことは、とても大きなことだったようです。

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引き続き26日(金)までの2泊3日で、各地からコミュニティづくりの実践家たちが集まっての研究会が開催されています。

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【コミュニティの未来と可能性】エコビレッジ研究会

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11/24(水)~11/26(金)で、日本各地で次の社会を創りだそうと、コミュニティ創りに邁進する仲間たちが、GEN JAPAN(グローバルエコビレッジネットワーク)の呼びかけで、初めての研究会を立ち上げます。

第一回の会場は、アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ

各地の現場で活動するメンバーが一堂に集まって、いったいどんな研究会になっていくのでしょうか!

11/25(木)の夜には、オンラインイベント「New Normal コミュニティの未来と可能性」(参加無料)があります。

オンラインイベントの詳細・申し込みはこちらから
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【みんなが自由にしたら、会社は?社会は?どうなるかな?】

11/20(土)オンラインお話し会を開催しました。テーマは
【全員が自由にしたら,会社はどうなる!? 社会はどうなる⁉ 】   
<アズワン鈴鹿コミュニティ、200人の仲良い家族の大実験>
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<お話し会に参加したYさんの感想を紹介します>
つい数年前まで,「みんなが自由にしたら,社会は無秩序になる」と思っていたけど,最近は,「そうならないんじゃないかな」と思い始めていた。

そしてこの間,「全員が自由にしたら,社会はどうなる? 会社はどうなる? 」というオンラインお話し会に参加して,全員が自由に暮らしているコミュニティの実験の様子を聴いたら,無秩序どころか,人の気持ちを大事にしたり,特別な何かをしなくても社会機構が整っていったり,本当に人間らしい暮らしになって行くんだなぁと感じた。それならば,そっちのほうがいいよね。

「自由」とは,そもそもどういう状態なのかというところもあるし,いきなりみんなが本当に自由な状態にはならないとは思うけど,そういうことを志向していきたいなぁと思った。

何より,そういうことを既に実験していて,人間らしい暮らしに向かっているところがあるというのは,それを目指したら実現できるという大きな証左のように思えて心強い。

まずは,本当の自由を知るところからかな。そして,この地で一緒にやっていける仲間もほしいなぁ。


30名以上の方が参加され、みんなで「みんなが自由にして、本当に仲良く仕事をしたり、暮らしていけるの?」と、アズワン鈴鹿コミュニティの実例も交えながら、楽しく未知の世界への道を探す興味がどんどん湧いてきます。

また「続く」という感じで、毎回続けて参加される方も増えてきています。
次回は12月上旬に開催予定です。
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アズワンネットワーク【ウドンサコミュニティ(韓国)】から

韓国の仁川市で、次の社会を創りだそうと活動するコミュニティがあります。
「ウドンサ」という名前のコミュニティです。

【ウドンサ】は日本語で 私たちの(ウリ)町の(ドンネ)人々(サラムヅル)という意味で、韓国の街の中で、人と人が本当に安心して暮らせる間柄に成り合っていこうとしています。

中心となっているメンバーは、日本と韓国を行き来しながらサイエンズスクールのコースへ参加したり、アズワン鈴鹿コミュニティの「サイエンズアカデミー」で暮らしたりしながら学び、韓国でも新しい社会を創りだそうとしています。

今日はそんな、アズワンネットワーク【ウドンサコミュニティ】の様子を紹介します。
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1.ボルウム島でサツマイモを収穫

9月末から10月中旬まではサツマイモ収穫の時期です。 ボルウム島を楽しむにもとてもいい季節です。

町の友達と家族が集まって1年間栽培したサツマイモを収穫しました。 収穫前に雨がたくさん降って土が湿って平年より収穫するのに苦労しました。 耕運機が地面を掘り、サツマイモが力を受けてポキポキと折れることも多かったのです。 ところで今年はなぜか虫の被害が少なくてせめてもの救いです。

ウドサ町の友人だけでなく、家族の知人が集まって仕事をしています。 勿論熱心に働く人もたくさんいます。 「今年はキョンアの知人であるチンジュさんの家族が合流しました。 6歳のユジンはきれいな都市男子なのに、ボルウム島に来るのが好きです。 チンジュさんは食事の準備をしながら子供たちと遊んであげたり、サツマイモを収穫したりするマルチプレイヤーでした。

ユンジャは何も考えずに集中してサツマイモを掘るのが楽しかったとし、最後の溝まで仕上げることができてよかったとし、一緒に働く楽しみを味わったといいます。

これで収穫したサツマイモを知人にお土産に送り、できるだけ量を売るという仕事が残っています。


大人も大人ですが、子供たちは特にボルウム島に入るのが好きです。 ボルウム島では遊びたい場所を探す必要がありません。 どこにでも遊びどころがいっぱいです。 シャベルですくったり、蝶やトンボやサツマイモを掘ったり、唐辛子を採ったりします。 子供たちは自然の中でただ一緒にいるだけで楽しそうです。
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2. ボルウム島に家を建てています。

家作りが大詰めの段階です。 窓を開けてサイディングもして、電気暖房の仕上げなど、ささやかだが多くの重要なことが残っています。 どんどん寒くなって11月の初めまでには終えようとスピードを出しています。

ボルウム島で農業をして、漁をして、キャンプをして過ごして今年で4年目です。 家が2軒もできて来年はもっと気楽に出入りしながら楽しい活動をして行けそうです。
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3. ウドサの子供たちが100日になりました。

ユス、ユンナ、ヨジョン、ソムギョル。 子供たちが順番に100日を迎えました。

ジョンア、ジンソル、ソンヒ、クムジャ。 お母さんたちと子供たちが100日に一緒に写真を撮りました。 ウドンサという大きな家族の中で子どもたちがすくすく育ってほしいです。
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4. バンヤスクール: サイエンズ研究所の真保さんとともに観察プログラムをしています。

バンヤスクールとは、ウドンサで立ち上げた教育プログラムです。20代の若者達がウドンサで、【次の社会】を学んでいます。

バンヤスクール9人のメンバーとスタッフ2人の合わせて11人が、日本のサイエンズ研究所の真保さんとともに観察プログラムを始めました。

バンヤスクールは10月までやるとちょうど1年になります。 見たこと聞いたことが「自分が捉えたこと」という自覚を元に、誰とでもコミュニケーションできる人になりたいという人々が、バンヤスクールに増えてきました。

アズワンミーティング、サイエンズスクールコース、サイエンズの本の輪読会など行ってきた中で、「自覚を身につける上で観察プログラムが有効だろう」と思い、日本のサイエンズ研究所に連絡し実現しました。

最初の時間はサイエンズの目的、観察プログラムの目的などを一緒に検討する時間を持ち、毎週1時間ずつズームして会っています。 メンバーたちは毎朝6時30分に一緒に集まって 1時間位観察をしています.

5週間後にどんな感覚が身につくかを楽しみに、毎日こつこつやっています。
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今は、日本と韓国と行き来が難しい情勢ですが、また自由に行き来ができるようになれば、日本のアズワンコミュニティを見に行きたい、サイエンズを学んだり、サイエンズアカデミーにも入学したいという若者が、韓国でも増えてきているようです。

世界中のみんなと、手を取り合って進んでいきたいです。
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日本にあった!?【小さな宇宙人アミ】の世界

11/7(日)オンラインお話し会
【意見が違うと話し合えなくなった人たちが、大きな仲良い家族になっていくまで】 
<アズワン鈴鹿コミュニティ、200人の本心で生きられる大家族の暮らし>
が開かれました。
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今回は、コミュニティを作り始めても、すぐに意見が食い違うと話し合えなくなったり、一緒にやれなくなった時期を、どの様に乗り越えてきたのか、どこに焦点を当てて、【本当に仲の良い家族のような間柄】になっていったのかを中心に紹介しました。
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少人数に分かれたグループ対話では、各地でコミュニティを作ろうとされている方たちからも、課題や実践事例の話しなどがたくさん出され、また一緒に考えたりと、どのチームも「時間がもっとほしかった」、「ちょうど盛り上がってきたところだったんです」という声があがりました。

はじめて参加された方からは「本で読んだ【小さな宇宙人アミ】の世界が、もう実際にそれも日本で実現されつつあることを知って、本当に驚き嬉しくなりました。」という感想も聞かれました。

次回は、11月中旬に開催予定です。是非ご参加ください。
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11月7日オンラインお話会【意見が違うと話し合えなくなった人たちが、大きな仲良い家族になっていくまで】

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11月7日(日)オンラインお話し会(参加無料)
【意見が違うと話し合えなくなった人たちが、大きな仲良い家族になっていくまで】  
<アズワン鈴鹿コミュニティ、200人の本心で生きられる大家族の暮らし>

チケットを↓こちらからお申込みください↓
https://asone20211107.peatix.com
三重県鈴鹿市で、多世代約200人が大きな家族の様に暮らしている「アズワン鈴鹿コミュニティ」。
いったいどんな人達が、どんな暮らしをしているのでしょう?
上下や規則や命令、義務も責任もない会社があります。
コミュニティの若者が立ち上げたSuzuka Farmでは農業を営み、おふくろさん弁当で街の人に手作り弁当を届けたりしています。
コミュニティではお金を介さない経済を試み、ひとりひとりは各自の技術や持ち味を活かしあっています。美容や車のメンテナンスも、子守やパソコンの修理もプレゼント、野菜やお惣菜もプレゼント、家計ですら自由に融通しあって暮らしています。
なんでそんな暮らしができるの?
活動のスタート時は、情熱を持って理想を描いて集まっても、意見が違うとだんだん話し合えなくなり、数年すると一緒にやれなくなる、そういう組織や活動も多いようです。話し合いでは進まないので、決まりや上下関係で縛り合ったり、妥協したり諦めたりすることで、組織や活動を維持しようとしたりします。
ここアズワン鈴鹿コミュニティでも、20年前立ち上げ初期にそのような課題が浮かび上がってきました。
「意見が違うと、話し合えなくなるのは何でだろう?」
「原因はなんだろう?」
「どうしたら、意見が違っても話し合える間柄が実現するかな」
そんな研究が始まりました。
どの様に課題に向かっていったのか、そして20年続く現在はどうなっているのか、初期から鈴鹿コミュニティで暮らす人、最近移住してきた人のコミュニティでの暮らしの体験を交えて紹介します。
「意見が合わないと、話し合えない、共にやれない」間柄から、「意見が違っても話し合って、共にやれる」間柄に成り合っていくいく、そんなアズワン鈴鹿コミュニティの実践例を紹介します。
質問コーナーもあるので、色々気になることも聞いてみよう!お気軽にご参加ください!
対話を通じて理解を深められたらと思いますので、可能な限り音声、映像を「オン」にしてお入りください。
★日時: 11月7日(日)20:00~22:00
 スケジュール(予定)
19:55 開場(20時に開始できるようにお集まりください)
20:00 開会・チェックイン
20:10 アズワン鈴鹿コミュニティでの実践事例紹介(前半)
20:40 前半聞いてみてのグループ対話の時間
21:00 アズワン鈴鹿コミュニティでの実践事例紹介(後半)
21:20 後半聞いてみてのグループ対話の時間
21:40 参加者全員でのまとめとお知らせ
22:00 閉会
また事前に、わかりやすくまとまっている、アズワン鈴鹿コミュニティの紹介ビデオ(約12分)をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ISw34Ud99Ek
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