アズワンスタイル体験プログラムに参加してみて@八重樫信子さん

アズワン鈴鹿コミュニティの暮らしを体験する【アズワンスタイル体験プログラム】

そのプログラムに参加した、八重樫信子さんの体験インタビューを掲載します。
八重ちゃん2
 1月16日~22日に開催された「自分を知るためのコース」を出発して、23日~27日の5日間、体験プログラムに参加した八重樫信子さんに、今回参加してみてのインタビューをさせてもらいました。
 (以下、聞き手=リキ、信子さん=やえ)

リキ:「体験プログラム、今日で最後ですが、今どんな感じですか?」

やえ:「前回のプログラム参加は、2019年の暮れ、2泊3日。前回は、自分が自分にダメ出しをしてしまって、暮らしを味わうどころではなかった。今回は、どんな時でも、何があっても、自分そのままでいいんだーみたいな。だんだん自分を受け入れられるようになってきたかな。

今回は、特に知るためのコースに入った後だったから、「あー、今私こう捉えたんだな」とか、「こんな感覚があるんだなとか、観察できるようになってきた。具体的に言うと、仕上げ場で人の動きを見てるだけで緊張している自分がいることに気づいたりとか、、、。そこから、ここでは早く仕事しないといけないんだと考えてたり、見てるだけでいいよって言われてても、何もしていない自分がいたたまれなくなるとか、、、心臓がドキドキする感じが起きていることが見えてきて、翻弄されるというよりはむしろ、面白かった。
ああ、そういう自分なんだなあって。そういう自分が見て取れて嬉しかった。今回やってみて、こういうことが、味わうってことかなとか、もっともっと味わいたいとか、知りたいって気持ちが出てきたのね。」

リキ:「昨日はコミュニティの中井さんのところに夕ご飯を食べに行ったって聞いたけど、どうだったかな。」

やえ:「サイエンズアカデミーの直絵さんが一緒だったんだけど、私と直絵さんは、3年前の自分を見るためのコースが一緒で、その時はまだアカデミー生じゃなかった。
あれから今までのこととか、彼女から聞くコミュニティでの暮らしとか、受けてるもの、その場にいるだけで楽しくて楽しくてってと、聞こえてきた。チェリッシュで日々子供たちと接していることから感じている、心の栄養というか、豊かさ大きさとか感じて、私はそんな直絵さんの話を聞いているうちに涙が出てきちゃってーーー、
何で泣いてるのー?って聞かれたりするんだけど笑・・・・」

また別の人からは、「八重子さんだけじゃなくて、誰もがここに身を置くだけで、思い込みなどいつの間にか抜けて行く経験ができる、そんなところになったら、どんなにいいだろうねえ」、その人も自分の体験を通してそう感じているって、伝わってきて、言葉とかじゃなくてその姿に涙が、、、、本当にそうだよねってまた泣けてきちゃって、、、」
「やっぱり聞いてもらって、また話を聞きあうような間柄が、特別な相談事とかじゃなくて、日常の中にあることで、頑なに身構えていた心の鎧がまた溶けて、溶けてみたいな、、、それをプログラムの最終日にまた味わうことができてね。本当にこういう日々を暮らしていきたいよねって思った。」

リキ:「宿舎の部屋の人とも、最後まで一緒だったの?」

やえ:「そうそう。ちょこちょこ話すんだけど、その言葉がすごく心に入ってきて、よかったーって話したら、へぇ、そうなの~、ただ話してるだけだったけどねえみたく笑ってて、、、」

リキ:「まあ、話してる相手の人も、同時に満たされてたんじゃないかなあ、、、」

やえ:「そう、こういう暮らしを通して、本当に自分らしくなっていったら、まあどうなるか分からないけど、もっとやりたいこととか、焦点も定まったりってあるんだろうなあって。」

リキ:「ふーん、、、なんか、発見していくみたいな。自分を知るとか、人と一緒にやっていく中で発見していくみたいな感じかなあ、、、日々日々」

やえ:「いやあ、そういう世界知りたいよ、もっと。」

リキ:「なんかやっぱ、自分なりのイメージが前提に、固定してあって、それをやろうとするみたいなところも、僕自身強かったなと思って。そうではない世界、まあ僕は知らなかったなと思って、、、」

やえ:「ほんとうにそう。でもどこかでみんなと一緒に作っていきたいっていうか、ゼロから、と深いところでは思ってきたと思う。話合いながら、そうだね、そうね、そうだね、と。実は、自分の移動図書館のの屋号って、そーそーそー(想・創・SO!)っていうんだよ。」

リキ:「え?笑」

やえ:「想って、創って、っていうSoなんだけど、そーだよねーって、そうそう、こういうことこういうことみたいに、みんなで歩みたかったの」
だから、ここ、アズワンを知る前からSo-So-Soにしてたの。」

「私は、もうほんとにそういう世界を知りたいし、味わいたいの。こうしなきゃとかじゃなくて、みんなで一歩一歩つくっていきたい、、、」

りき「そうだねえ。」
やえ:「仕事だけじゃなくて暮らしもね。コミュニティの人たちの引っ越しだって、家を探すだって、なんだってそうやって人とやりながらやっている姿に触れてねえ、、、」

リキ:「あぁ、そうだねぇ、、」

やえ:「ほんと楽しそうだなぁと思って」

リキ:「これからというと、どんな感じで考えてる?」

やえ:「やっぱり、こういう場に身を置くっていいな。次は人生を知るためのコースを1週間、滞在を1週間、みたいな感じかな。」

リキ:「そっか、そうだね。やりながら、その都度その都度、相談しながらやっていけたらいいねー。」

やえ:「そうだねえ。嬉しい。」

リキ:「僕自身も、またこうして、願ってるほうに一緒に向かってけるのかなと思って。。。嬉しいなあ。」


以上、八重樫信子さんの体験プログラムやってみてのインタビュー。かいつまんで、記事にしてみました。今回の鈴鹿コミュニティでの滞在を経て、今後、ネットワークの中で、より八重ちゃんらしさが発揮されていくのではないかなと思いました。
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連載第四回【アズワンネットワークメンバーの近況】

2021年11月号から連載が始まった【アズワンネットワークメンバーの近況】
各地で活動するネットワークメンバーの今に焦点を当てて、紹介していきたいと思います。今回はその第四回です。

紹介してほしい人や、サイエンズスクールのコースで、一緒だったあの人どうしてるかな? また私の近況をお知らせしたい!など、是非お寄せください。

第四回は、神戸市在住の北道梓さんです。

梓餅つき
↑お正月の餅つき

こんにちは!前回の八重樫信子さんからバトンタッチを受けた北道梓(きたみちあずさ)です。現在アズワン鈴鹿コミュニティに実習プログラム生として約2か月滞在しています。実家は兵庫県神戸市なので、神戸にいるときは、関西アズワンミーティング@垂水に寄せてもらってます。

現在35歳。ここに来るまで、人生思い通りにならず、色々やりつくした挙句行き詰った感じがあった。実際にツアーに参加したのが2020年6月。2021年は、アズワン元年と名付けてもいいくらい、1月からセミナー、コースを受け始め、4~9月はガイアエデュケーション、12月に社会を知るためのコースに参加、というかなり濃い年だったと記憶しています。

え、ちょっとここに来るまでにどんなだったか、知りたいって?しょうがないなぁ、ではあずちゃんの簡単な歴史をちょびっとご紹介。簡単に言うと、外に何かを探し求めて私なりに頑張っていた今までだったかな。

海外大好き♪
10代くらいからか、もう私は海外で生きていくしかない!の思考になっていたかな。こんな窮屈な日本ではやってられない!みたいな。だから20代は中国に就職したり、インドでヨガの先生なれるかな?とか思って行ってみたり、ジャマイカで仕事を3年してみたり。海外だったらもっと自由にやっていける気がする。でも日本(実家)に帰ってくると、全くの無気力状態になって、暗くなってひきこもる。しばらくしてから派遣社員、正社員、やってみるけど、何か違う、て思って辞める。そんな生活を繰り返していて、何か生きづらい感じ。でも何でか自分でもよくわからない。

自然回帰してみる?
30歳の頃、これは、自分個人の問題ではない、社会の問題だ!自然回帰だ、ローカライゼーションだ!と思って、岩手県遠野市に1年間、地元の農家さんのお手伝いや伝統芸能を経験してみる体験をするが、それも何か違った。地元の人にどう思われているかをすごく気にしたりして、全然自分らしさが出せなかった。何となく、コミュニケーション(自分?)に課題がある、って気づいてきたかな。

エコビレッジな世界観に惹かれる
そんな折にオンラインでアズワンやガイアエデュケーションを知るが、まだまだ自分の中の海外思考は抜けず(日本にそんな最先端なことをしている、イケてるコミュニティがあるはずがないと思ってた)。瞑想寺に行ったあと、タイのエコビレッジにてガイアエデュケーション(海外ではEDE:エコビレッジデザインエデュケーションと呼ばれている)を受講、その後もそれを半年間に伸ばしたようなプログラムに参加した。
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オルタナティブな世界に触れてみたけど
今までの社会ではない、新しい持続可能な社会や多様な世界―精神世界や自然、見えない世界との繋がりについての学びや人との出会いは刺激的で、面白い部分も沢山あった。だけど内心はといえば、何か手法のようなものを得ようと必死だった。周りの人は何かコレ!というものがあるように見えて、自分にはそれがない。そういう比較もして、また焦る。

平和って
紛争解決・国際平和にずっと興味があったから、ちょっと勇気を出してイラクのクルディスタンに深層心理学の先生を追いかけて行った。だけど理解したい、という想いはあっても、人の問題?を解決しようとしても、自分にはどうもできないな、というのを実感した。
ここらへんでやっと、自分自身の見方・捉え方・考えに囚われた状態でどこにいこうが何をしようが堂々巡り、というのに気づいてきたかな。それと同時に、探すことややることばかりの自分にかなり疲れてきた。

実家に帰ってきて、タイでもアズワンの話をきいていたし、ホームページを見ると本心の、とか書いてあって。純粋に、いいな、と思う一方、こんなことをストレートに書くなんて、ちょっと怪しい、とか何か抵抗感のようなものが邪魔をして、なかなか行けなかった。コロナになって、10年ぶりの友人から連絡があって、再会。お互いアズワンのこと知ってて、即、行ってみよー!っとなったのが大きかった。実は一人で行ってみる勇気がなかったのです。本心に触れたいのに、見るのが恐かったのかな。

アズワンに出会ってから
そんなこんなでアズワンに出会ってから1年が経った。最近、ようやく言われるようになったのが、「あずちゃん、大分安心してきたんじゃない」である。自分では、今まで安心してない、なんて思ってもみなかった。さみしい、なんて思ってもみなかった。本当はさみしいし、そんなに一人で考えたり頑張ったりしたくないんだ。今まで逆に、よくやってきたな、と思う。安心してなかったから頑張ってきたのかな。

この文章書いてみてって言われた時、自分は特に誰に伝えたいかな、って考えたときに、若い人、って思った。若い人に、そのまま、本心のまま、すぅっと、まっすぐに。そういう願いが私の中にもあるかな、って。自分みたいに、あれやって、これ習得して、これになって、って迷ったり、決めたり、諦めたり、一人でやろうとして回り道しなくていいよ、って伝えたい、ってすごく思った。真っ直ぐにいける人、増やしたい。それで一緒にやりたいな。

何で自分にそういうのが出てくるかな、見えてくるかな、っていうと、ここで生活をしていたり、探究をしている中で人から受けているものがあるかな。その人が願うまま、本心のままあってほしい、のびのびしてほしい。そういう人達に触れているのが大きいな。そんな空気を吸ってるかな。だから今は自分もそういう人になりたいと思っている。頭でどうのこうの、すっごい頑張ってやってきたけど、そうじゃなくてそういう人・社会に触れる、ってこと。そうして気づいたら自分もそうなっている。社会もそうなっている。そういうものから、私は今もここにいさせてもらって実習プログラムをやってると思う。

実習プログラムってどんなん?
ほんで実習プログラムって、どんなん?って?私は午前中、ファームかお弁当屋さんに行って作業をして、職場でランチ、午後は1時間、プログラム生どうしでミーティングがあって、その日あったこと、自分が反応したことなんかを出し合って探究してる。最近は主体性って何だろう、すぅすぅってどんな感じ?自分の原点て何かなぁとか。昨日は、“何で人にどう思われるか気にするかな?実質は何も変わらないのに”だった。夜はダイニングでプログラム生と一緒にごはんを食べる。ブログでその日を振り返って書いてみたり。プチミ、というのを設けてもらって、1時間じっくり、話を一人の人に聴いてもらうこともある。今までもかなり沢山の時間、自分のことを聴いてもらったなぁ。

これから
実習プログラムやってみて、さぁこれから私はどうしたい?って問いは常にあるかな(きかれる)。自分が主体的にどうしたいか。今やっと少しづつ、今までの社会で身に着いたガチガチの考えや、一人でやろうとする無駄な力が緩んできてるところ。それで、本来の人間とは、社会とは、職場でそれを実現しようとしている人たちがどんな中身でやっているのか、そういうのを観察、知ろうとすることができるような状態に落ち着いてきたかな。いまだに昔の自分の変な反応や癖みたいなものは出てくるけど、そっちじゃなくて、自分の本当に行きたい方、願っている方、はっきりさせて、そんな人達の中で進んでいきたい。この文章も、最初はちゃんとしたの書かなきゃ!っていうのが出てきちゃったけど、皆に読んでもらって嬉しいな。
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【次の社会創造】 連載第四回  争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ

次の社会創造 連載第4回
【争いのない、気持のままにやさしく生きられる社会へ】
サイエンズ研究所  小野雅司
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第1章 

連載第一回はこちらから

連載第二回はこちらから

連載第三回はこちらから

連載第四回
7 .実現の方法~縛り合いのない、誰もが人間らしく生きられる方式

アズワン鈴鹿コミュニティを創るプロセスの中で、様々な人間問題が浮かび上がってきたことを先に書きました。思い込みやキメつけから話し合えなくなり、縛り合う現状に直面したのです。
 
いろいろな本でも、思い込みやキメつけが、怒りや悪感情や対立の原因だと書かれていると思います。それを聞くと「どうやったら無くせるだろう?」と考え、「思い込みやキメつけを持たないようにしよう!」と、そうならないように意識したり、努力したり、言い聞かせようとする人が多いと思います。
  
しかし、このような思考パターンでは、一時的効果はあるかもしれませんが、根本的にはなくならないと思います。そういう経験をしている人も多いのではないでしょうか。そして「怒りや悪感情はあるのは当たり前だ!」「思い込みやキメつけは誰でもあるものさ」とあきらめてしまうのかもしれません。
  
アインシュタインの言葉に「ある問題を惹き起こしたのと同じ マインドセットのままで、 その問題を解決することはできない」とあるそうですが、まさしくこの状態です。同じマインドセットのまま「どうしたら無くなるのだろう?」と考えている訳ですから。
  
僕達もそうでした。キメつけの弊害は、昔から知っているつもりでしたし、そうならないように努力を重ねてきました。しかし、それではなくならない。
  
2001年からアズワン鈴鹿コミュニティの試みをゼロから立ち上げようと思っていても、そこを超せていない現実に直面したのでした。ここで、今までにない新しい理想の社会を創るには、今までの理論や方法や方式では実現できないということに思い至ったのです。2004年、サイエンズ研究所を立ち上げ、全く新しい地平で、すべてをゼロから見直して探究する必要を感じ、本格的に研究活動に集中していくことになりました。
  
その中で、「どうしたら?」「こうしたら?」と思考するのではなく、「どうしてだろう?」そして「どうなっているのだろう?」と、科学的に探究する道が見出されてきました。その考え方をサイエンズ(ScienZ)と名付けました。Scientific Investigation of Essential Nature(本質の科学的探究)の頭文字 Scien と Zero(零・無・空…)の Z によるものです。

物や技術では、素晴らしい能力を発揮している人間ですが、人間や社会ではその能力を発揮できていない訳が見えてきます。物や自然界に対して、その理や法則性は、人間の考えで決められる訳はないですよね。物や自然界の実際を観察して、その奥にある理や法則性を見出していきます。
しかし、人間や社会については、「こういうものだ」「こうすべき」「それは良い、悪い」と人間の考えで判断している場合が実に多いのです。理や法則性を見出そうとせず、どうする、こうすると右往左往しているような状態なのだと思います。

具体的な場面でも、例えば、機械が壊れた場合だったら、「どうなっているだろう?」とよく観察してみると、不具合の原因が明らかになり、何に手を打つのか自ずと見えきますね。原因がわからないのに、「こうしたらいい」「こうすべきだ」とやっていては、ますます事態は複雑化していってしまいます。

「当然」とはどうなっているのだろう?「~すべき」とはどうなっているのだろう?と探っていくと、そのメカニズムが見えてくるのです。どうしてそのようなメカニズムが形成されてきたのか? どこに、自他を縛るキメつけ状態があるのか? それがどのように作用しているのか?等が、自ら把握できるようになるのです。「当然」としていたことが、実は根拠のない思い込み、キメつけだったことが、手に取るように見えてくるのです。「怒り」「悩み」「対立」なども、そのように探って、そのメカニズムが見えてくると、自然と解消の方向に進んでいけるのです。

つまり、対立感情や悪感情などがなぜ起きるのかを探究していくと、「強制 束縛などによる心理的圧迫」とそれに対する「自己防衛」から形成される「自分の考えへの執着」がその原因であることが見えてくるのです。「自分の考えへの執着」とは「~ねばならない」という「キメつけ」状態のことです。そして、それを解消していける方法を開発しました。
それをサイエンズメソッドと名付けました。

  
例えば、コミュニティで、「それは大変な問題だ!」と思うことが起きたとします。するとすぐに「なんとか解決しなければ」「どうすればいいのだろう?」と考え行動する場合が多いのではないでしょうか?しかし、この場合でも、「問題」としているのは、「何を問題としているのだろう?」「実際には何が起きているのだろう?」「そう捉えている自分の内面・感情はどうなっているのだろう?」「本当はどうしたいのだろう?」「どうありたいのだろう?」と観察・探究していくと、何がどうなっているのかが見えてきて、原因も明らかになり、心底の願いも見え、自ずと不調和が解消されていく道筋が見えてくるのです。
 
サイエンズという考え方を元に、「人間を知る」に始まり、人間らしく生きられる「社会実現」までの一貫した方式のことを"サイエンズメソッド"と呼んでいます。
「人間の考えであることの自覚」・・・「キメつけ」(~ねばならない)に気づく
「事実・実際はどうか」・・・・実際の世界に目を向ける
「本来・本質・本当はどうか」・・・自然界の理を知る。人間の心底の願いを知る。人間らしい姿を知る。
という過程を経て、
「理想を実現する」という方式です。・・・・自然界の理にかなった社会=争いのない、誰もが親しい、本心で生きる社会を実現する
  
このように書くと難しそうに感じるかもしれないですね。
でも、実は、人間らしく生きるのが一番楽で簡単だと思います。
人間を知っていくと、人間らしさを邪魔している要素が次々と見えてきます。それを取り除いていくと、人間らしい姿が自ずと見えてくると思います。
自然界の鳥や蝶や動物達は、そのものらしくなろうと努力しなくても、そのものらしく生きていますよね!人間は人間の考えで、「こうしなければいけない」「これをしてはいけない」と自分自身を縛り付けて、人間らしさを損なってしまっているようです。自分自身を縛りつけている「人間の考え=フィクション」を自覚して、取り除くことにより、人間も、元々ある人間らしい姿に立ち還れるのです。
  
このメソッドは、アズワン鈴鹿コミュニティだけではなく、誰でも、また、あらゆる所で適用できます。日本だけではなく、韓国・ブラジル・スイスなどでも、多くの人が学び、良好な人間関係、コミュニティづくりや会社運営、シェハウスの運営、子育てなどの場面でも活用しています。
  
このメソッドが使われている現場を一度見てほしいと思います。人がその人らしく生きている姿は、とても楽でシンプルで簡単で、気持のいいものです。
そして、このメッソドを活用したい人がいたら、ぜひ使ってほしいと願っています。
  
「どうする?」「こうする?」という、やること重視の思考パターンから、「どうなっているのだろう?」「本当はどうしたいのだろう?」と探究していく頭への切り替えを、「人知革命」と表現しています。
サイエンズメソッドについて詳しく知りたい人は、アズワンセミナーという機会がありますのでぜひ参加してみて下さい。また、サイエンズ研究所からサイエンズについて解説した本が出版されています。

アズワンセミナーについてはこちらから

サイエンズの本についてはこちら

8.21世紀の禅!? ~サイエンズメソッドによるミーティングの醍醐味
サイエンズメソッドによるミーティングでは、何でも言える、何を言ってもいいし、言わなくてもいい、そういう安心の空気がとても大事にされています。
何かを言って、攻撃されたり、責められたりしては、本当に思ったことは言えなくなってしまいますね。
安心の空気の中で、ぶっちゃけの本音が軽く出し合われ、みんなの中で、各自が自分自身の内面を観察して、「自分の考えへの執着」、つまり「~ねばならない」という「キメつけ」状態に楽しく気づいていける方式です。
また、本音の奥にある本心、そして心底で願っていることが、人に聴いてもらったり、自分で自分に問いかける中で、ハッキリと見えてくるようになります。

対立も悪感情もない中での話し合いは、様々な角度・視点での検討・探究の場になっていきます。
和気あいあいとした雰囲気の中で、より親密になり、知恵もめぐり、あたかも、一つの心、一つの知恵で考え合うような場になっていきます。
そのような場になると、心も満たされ、参加者同士がより一層近しく親しくなり、思いもかけない素晴らしい発想が生まれてくるのです。
宇宙自然界の理にかなう知恵の使い方とでも言いましょうか、つまり、全てはつながり、単独で存在するものはなく、全ては常に変化しているという姿に近い知恵の使い方になっていくのです。

一人ひとりの努力ではなく、みんなの心と知恵が一つになって、みんなで悟っていく方式です。
また、特に秀でた能力の人でなくても、みんなと溶け合って探究することで、一人ではとても到達できないような世界を垣間見ることのできる方式でもあります。

サイエンズメソッドを体験した人(この本の後半の対談や論考で登場する三木卓さんです)が、「21世紀の禅だ」と表現したように、皆の中で各自が目覚める機会なのです。

三木さんの体験によるサイエンズメソッドの考察を紹介してみましょう。
「社会的フィクションによって自縄自縛になっているという自分の姿が見えた時、人は自由になっているのではないでしょうか。
自らの生まれてきたままの自然状態を再び発見しているのではないでしょうか。

サイエンズメソッドは、一連の問いかけを、グループで自由にオープンに探究していく中で、この自縄自縛になっている自分の姿に気づいていく探究プロセスです。

問答によって悟りに至る道を開発してきた禅にならって、ぼくがサイエンズメソッドを21世紀の禅と呼ぶ所以です。」
「サイエンズメソッドが21世紀の禅だと僕が言ってるのは、自分を制限しているのは思考が作り出している意識上の自分であり、それは実際の自分とは違うことを、自由な話し合いの中で自分で調べて自分で知ることができる方法だからだ。
知識として理解するのではなく自分で自分を理解する方法だからだ。」

今までの話し合いとは、まったく異なる愉しい話し合いの場です。
百聞は一見にしかず。ぜひ、ご自身で体験してみてほしいと思います。
定期的に「アズワン鈴鹿ツアー」を開催していますので、何でも心通い合う話し合いによって営まれている次の社会のモデルを見に来てくださいね。

アズワン鈴鹿ツアーについてはこちらから

(次回へ続く)
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ブラジルで人生を知るためのコースが開かれました!

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ブラジルでのサイエンズスクール「人生を知るためのコース」。

20歳~72歳までの多様な人達で探究の醍醐味を味わいました。

いろいろな繋がりの中の自分という存在を知ると、自ずと本来の人生が拓けてきます。

イルージョン(幻想)を追っている姿に気づき、実際にある豊かさを知る生き方が見えてきます。
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1月22日~23日でアズワン鈴鹿ツアーを開催しました

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1月22日~23日でアズワン鈴鹿ツアーを開催しました
1月22日(土)から23日(日)にかけて、東京・神奈川・兵庫から3名の女性が参加してアズワン鈴鹿ツアーが開催されました。
友人からや他のエコビレッジで紹介されたりして、実際の姿に触れたり体験してみたいと来られました。

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コミュニティの見学や人に触れて対話したりする中で、自分の思い込みに気づいたり、本心はどうなんだろうと自分自身に目を向けてみたり、みんなが心豊かに暮らせる社会に思いをはせてみたりと、濃い中身の1泊2日になったようでした。

「どの方も自然体で暮らしている方が多くて、気を張らずにお話ができて、居心地がよかったです。セミナー等に参加して、もっと深く知りたいと思いました。」という一人の方の感想が、印象に残りました。

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オンラインお話会を開催しました。

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1月20日(木)オンラインお話会を開催しました。

タイトルは【アズワン鈴鹿コミュニティ 贈り合いの社会に住んでみた! 移住者と直接話そう!】

会は岸波龍くんのコミュニティ紹介のお話に続き、グループに分かれてのシェアリング

そのあと、移住して2年の吉田美津子さん、1年のわたくし増田力也、現在実習コースに入りながら、これからのことを考えている北道梓さんが、それぞれ鈴鹿に暮らしている中で感じていることなどを話をしました。

それぞれの視点でのコミュニティの見え方や感じていることなど、参加者の皆さんにも響いているようで、その後の感想のシェアでは

「鈴鹿のコミュニティ・ツアーにいってみたい」

「実際に行って感じてみないことには分からない感じ」

「海外に行ったり、いろいろ試行錯誤しながらの、今鈴鹿で感じてやろうとしているお話が心に響いた」

など、たくさんの感想の声が聞かれました。

今後も、このようなオンラインお話会を月2回くらい開いていきます。

その会ごとにテーマや参加される方によっても内容が変わりますので、機会を見つけてぜひご参加ください。
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アズワン鈴鹿ツアー1月22日~23日で開催

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アズワン鈴鹿ツアー1月22日~23日で開催

〖コロナ感染予防の為、期間中は感染症対策を行いながら開催していきます。〗

【本心で生きられる社会】の実際に触れてみませんか!
アズワン鈴鹿ツアーは、2001年から20年に及ぶ研究と試験を積み重ねてきた、鈴鹿コミュニティの人や空気に触れる機会です。
人が満たされる会社の試み「おふくろさん弁当」や、地域と共に栄えていく農業の会社「SUZUKA FARM」、 家族のような親しい関係から生まれるお金を介在しない経済の試み「コミュニティスペースJOY」、シニア世代の活躍するフィールド「すずかの里山」などに触れることができます。 コミュニティで暮らしている人と交流する機会もあります。
家族でも、友達同士で来ても、本心で安心して生きられる「次の社会」を考えるキッカケになるでしょう。
最新のアズワン鈴鹿コミュニティを訪ねてみませんか!
これまでの参加者の様子や声などはこちらからどうぞ!
http://as-one.main.jp/sb/sb.cgi?cid=29

★日程
 1月22日(土)12時集合
   23日(日)15時解散

★参加費(宿泊・食事含む)
大人(年収300万以下) 14,000円
 (年収301~500万)16,000円
 (年収501万以上)18,000円
学生 10,000円
子ども6,000円(3歳以上)
※全て税込みです

*今後の開催予定は、以下のようになります。
1月22日(土)~23日(日)
2月11日(金)~13日(日)
2月19日(土)~20日(日)
*3名以上で参加希望の場合は、別日程も開催可能です。お問い合わせください。

★申込み・問い合せ
以下のリンクからお願いします。
申し込み http://as-one.main.jp/HP/t_contact.html#b 
問い合せ http://as-one.main.jp/HP/t_contact.html#a
●申し込みの〆切は、開催初日の5日前です。
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14日~15日にかけて、アズワン鈴鹿ツアーを開催

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14日~15日にかけて、アズワン鈴鹿ツアーを開催
先週末(8日)から続けて、3回のツアーがあり、最後の1泊2日コースが、14日(金)~15日(土)にかけてありました。
参加したのは、今年春から始まるガイアユースの講師をする予定で、鈴鹿の里山やコミュニティを知りたいと来られた、ちょうさん(鈴木張司)と、最近アズワンのことを知って、実際の姿に触れてみたいという、京都と神戸からの女性二人でした。

一泊二日を過ごす中で、コミュニティの人たちに直接触れて、じっくりと対話することにより、あらゆる分野や活動の根本に親しい人間関係があり、そのために安心して本心で話し合えるかどうかが核心になることが、伝わっていったようでした。

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感想から紹介します。

一番印象に残っているのは、すべての出会う方々が、「腹を割って話し合うことが大切」とおっしゃっていたことです。同じ志を持って人が集まったとしても、人間関係の問題で亀裂が入ってしまう話は、よく聞きます。ただコミュニケーションをはかるだけではなく、『聞く力』を養うために、機会を見つけてセミナーにも参加してみたいと思います。
アズワンのここまでの歩みや歴史を伺って、軌跡の深さを感じました。少しでもエッセンスを皆に伝えたいと思います。

・人間関係のハートを重視している点
・コミュニティの人の話を通じて、その人のハートが理解できてきた。
・今ここにいる自分の歴史を逆に考えられ、ここにいる必要性もあったと思いました。
・誘ってくれた力さん、ひろ子さんに感謝申し上げます。

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アズワン鈴鹿ツアー、日帰りと1泊コースを同時に開催

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アズワン鈴鹿ツアー、日帰りと1泊コースを同時に開催
1月12日(水)に日帰りツアーと翌13日にかけての1泊2日ツアーが開催されました。
日帰りツアーは、先月参加された方から聞いて来てみたくなった方たち3人と、最近鈴鹿で暮らし始めた人から聞いて来られた方の4名でした。
また、1泊2日ツアーは、三木卓さんから誘われて来られた、アースデイ東京などで幅広く活動されている方でした。

日帰りの方たちは、7時間くらいの短い滞在でしたが、コミュニティの人たちや空気に触れて、また対話を通して、人の本質を探る体験をされたようでした。
また、1泊の方も、これからの活動に活かせる多くの発見や深まりがあったようでした。
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感想から紹介します。

・話し合いの環境を持つために始まったコミュニティだということ。このコミュニティに住む方々は、生活の一部であって、コミュニティという概念のないこと、それほど自然にできあがっていることに驚きました。
人の本質は、関わり合いの中に生きることということが、とてもよく分かり、関わり合いたくないと思っても関わるから争いになる、どうするかを考える機会を頂きました。

・自分を知り、人間らしく生きられる社会実験をされている現場を直接見れてうれしかったです。分散型・都市型のコミュニティは、広く多くの人が参加しやすい形だと感じました。

・お金のいらない人間らしい人と人との話し合い、本当にそれで成り立つのか、今も信じられないですが、また、スクールにて勉強する機会がありましたら、お願い申し上げます。

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【アズワンセミナー ブラジルと日本同時開催!】

1月アズワンセミナーが、ブラジルと日本で同日程で開催されました!
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【参加者の感想から】
アズワンセミナーの感想(20代男性)                      
生命の川

直観に従って生きてきた。この人だ。この場所だ。と。
それでよかったと思っている。そうするしかなかったし。それが一番楽しかった。それが自分らしいなとも思う。

セミナーを通じてじぶんらしさみたいなものが見えた気がする。いろいろな問いがあって、いろんな感情があったけど、どの答えも自分らしかった。参加者のみんなも、みんな、どうしようもなく自分らしくて、嬉しかった。どうがんばっても。どんなにこねくり回しても自分らしいなって。
おもしろかった。

あっという間だったな。もっとここにいたいな。もっと好きになりたいし。もっともっと安心したいし。ゆるみたい。つぎはどんなみんなに会えるんだろう。どんな自分にあえるんだろう。どんな景色がみれるかな。って。
このままいこう。

そうだ。
このまま。
やってみよう。いってみよう。

そしたらもっと好きになる。そしたらもっと楽しくなる。
いつもどおりの直観と、立ち現れる本心をいだいて。

それでいい。それでいい。ただそれだけで。ほんとにそれだけでいいんだ。
ここにいるとそう思える。そう思いたい、自分に会える。
僕らはすぐに不安になる。すぐに固くなる。そうなりたいなんてほんとは思ってないのに。

でもね、そう思っても大丈夫。みんなが聞いてくれるし。そしたらまた自分にあえる。

ここにいたら大丈夫だ。どこまでも。どこまでも。とうとうと流れていける。どこまでも。

生命の川
いのちの川だ。
そうか。

だからか。
ゆるんで。さかなになって。川になる。

世界はこんなにうつくしい。
直観にしたがって生きてきた。本心はいつも見守ってくれていた。

ああ。
なんて人間ってはかりしれない。
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