<< 社会を豊かにして、みんなが豊かに暮らせる社会 | main | 4月の探訪DAY その2 >>

4月の探訪DAY

4月18日~19日、「お金のいらない国」の著者、長島龍人さんとそのアシスタントの方、横浜から来られた方Iさんが参加されました。落語会の前にこのアズワンコミュニティを探訪してみて…。探訪の様子を案内した宮地さんのfacebookより紹介します。

---------------------------------------------------------

「お金のいらない国」-- 金のいる社会に実際あるなんて!

ぐずついた天気が続いている。4月18日、この日、快晴。
「アズワンコミュニティ鈴鹿 1泊2日の探訪DAY」の企画に3人の方が参加した。
「お金のいらない国」の著者、長島龍人さん。そのマネージャーのA.Yさん。パラグアイに3年暮らして帰国したばかりのIさん。




午後からコミュニテイの会社、おふくろさん弁当やSUZUKA FARMに行く。
そこでやっている人に出会った。
誰もが安心してくらせるような社会の仕組みの案内や、お金が介在しないコミュニティストアなども見学した。



そのあと、夜、アズワンの人たちとの交流会。
お弁当屋さんで聞いた話、お三方、よほどびっくりしたみたい。

龍人さん
「”金のいらない国”だったら人はどうなるかと描いて本を書いたんだけど、お金のいる社会で、描いたことが実際にやれている。ええ!? そんなこと出来るのかあ・・・・」

Iさん
「そうなのよね、お弁当屋さんに仕事のシフト表があるんだけど、それが”あることはあるけど、イメージなんだよあ”って、聞いたの。いくら書いてあっても、その時、その人が来るかどうかなんて、わからないよね”って言うのよ。これまで自分では、そんなこと想像できない。固まってしまった」

龍人さん
「お金がいらない国ではお金のために働かないとなったら、人は働かなくなるか?ということがあるとおもうんだけど、おふくろさん弁当
ではどうも、お金のためというより、一人ひとりがやりたいことを楽しんでやっているように見えた」

Aさん
お弁当の注文の数を間違えて、60個分つくり過ぎても、お互い責め合わないと聞いたの。画一的にシステムで、人を見ていないんだなあとおもった」

2次会

交流会に参加していたお弁当屋でやっている竹本さん。
「シフトね。そうだね、”書いてあるけど、来るかどうかはわからんぞ”という感じだね」
(爆笑)
「実際、朝になって子どもが体調崩したら、来れないことだってあるし。気分が乗らないことも・・・」
(爆笑)
「だいたい、注文したらお弁当は届くっておもっている人もいるよね」
(爆笑)
「なんとか、とどけようとはしてるけど。よく、やってるよね」
「おとといの午後、こっそりお弁当屋、抜け出して、はたけ公園の蓮池の周りの草刈してきたんだ」

3人
「そういえば、今日行ったけど、きれいだった」

Iさん
「きょう、私たちがくるからやったの?」

竹本さん
「いやあ、やりたくなって・・・草刈り、やりたいんだよね」

お茶室交流会

翌日は雨。
すずかの里山を見学。
そのあと、2回目の交流会。
おふくろさん弁当の岸浪龍さんも参加。
昨夜の”シフトはイメージ”のつつぎの話。

岸浪龍さん
「今日午後から、シフトをつくっていた泉田さんがサイエンズスクールに1週間参加する。職場からいなくなるけど、今回、彼から引き継がないでやってみようって、なってるんだ。果たしてどんなことになるか。ふつう、その人が死んで有り難味が分かるって言われるけど・・」

(ほんとに、どんなことになるんだろうね)

長島龍人さん。
「お金がいらなくなったら、人が仕事しなくなることはないとおもうんですね。
かえって、ほんと、何したいかってなって、やりたいことを無理なく、楽しんでやるんじゃないかな。お金と結びつけなくていいんだから。
やりたくない人は、やらなくていいんだし・・・」

落語会

さあ、午後は長島龍人さんの「落語会」、それに今回はマネージャーAさんの紙芝居も。お金がいる社会のなかで、お金がいらなくなったときの世界の現われが実際にどこまで現われてくるか、そこをそれぞれの視点で研究していきたいなあ。
- | -