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アズワンコミュニティ探訪DAY

一泊二日の探訪デーはかなり駆け足の内容だった。そんな中でも「みんなが自分のやりたいことをやっている」、「自分の話を聞いてくれるような空気がある」、「お金のいらない世界を実現しようと試みている」ということが感じ取れた。皆さんが当たり前だと思っておっしゃっているであろう事が、非常に面白く感じることも多かった。すでに「お金のいらない国」を思い描いている龍人さんや素敵な天然ボケ(失礼)のゆうこさんと一緒だったのも、お話の内容や理解、面白さにプラスに働いたと思う。コミュニティを作り生活していくようになるだろうと思っていた。
例えば「おふくろさん弁当」の社長「係」龍さんの一言、「シフトはイメージです」。

最初さっぱり意味が分からなかった。観光パンフレットによくある「写真はイメージです」というのが頭をぐるぐるした。今までの私のシフトのイメージ(笑)は「シフトは決定です。この通りに勤務について下さい」というものだ。それがイメージになっちゃうってどういうことだろう?どうやらその日に出勤する人は、その日にならないと分からないということらしい。これは凄い!そんなことで回るのだろうか?



その他にもみんなが言いたいことを言い、やりたいようにやっていることを伺った。上下関係もなく、怒られもしない会社?それでも八年間一度もお弁当を配達できなかったことはないという。シフトがイメージでも八年間回ったということである!!!実績があるというのは凄い説得力がある。その辺りがアズワンがみんなに凄いと思われる一因であると思う。

龍さんはこの他にも「『社長』は差別用語」など、私の心のメモ帳に記される名言を聞かせて下さった。プレッシャーをかけるつもりはないが今後も期待大である。楽しみにしています!

はたけ公園でも里山でも、それぞれが好きな事をやって、いい感じに回っているような印象を受けた。みなさん生き生きしていた。



コミュニティの窓口であるインフォメーション、相談できるオフィス、そこではお金のやり取りがないコミュニティストア(その後10日もたたない内に名称が「JOY」に変わった。常に変化するアズワンが垣間見れた)も見学した。お金のやり取りがない仕組み、私の理解が合っているか少々心もとないが、コミュニティ内でお財布を一緒にしている人がいるということだ。それも各個人で一緒にしてもいいししなくてもいい。いつでも加われ、抜けられる。選択の自由が多いのもアズワンの特徴だと思う。




さてその生活を支えているものはなんだろうか?アズワンコミュニティには気になる機関がくっ付いている。「サイエンズ研究所」と「サイエンズスクール」だ。
お話だけ聞いてもイマイチ実感が湧かない。でもコミュニティを上手く回す秘訣はそこにあるのではないか。私が改善したいコミュニケーション問題が解決できる手がかりがそこにあるような気がしていた。

コミュニティの方は総じて聞き上手だ。そしておっとりと話す方が多いような気がする。そして話の「間」が生まれることが多い。でも誰もそれについて焦るような空気もない。



気兼ねすることなく自分の考えや体験、社会について、否定されず押しつけもされず、話し合えたことが本当に嬉しかった。

こういった関係を作るにはどうしたらいいか。「サイエンズ」というのは何なのか。人は誰でも「争いのない、みんなと仲良く楽しく安心した社会に、自由に自分の好きなことやりたいことをしながらのんびり暮らしたい」と思うのではないだろうか。少なくとも私はそうである。これまでの社会で美徳とされている苦労や努力、我慢は、出来るだけしたくない。

そんな社会の実現に迫れそうな「サイエンズスクール」の第一歩目である「マイライフセミナー」に参加することにした。
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