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何に関心が、向いている?

今日は、サイエンズスクールの研修コース「人を聴くためのコース」に参加した20代のお母さんの感想を紹介します。

赤ちゃんも子どもも、自分の感覚や気持ち、意志を持っているでしょう。
どんなふうに感じ、なにを思っているのでしょうか?
1、2歳の歩き始めた、子どもの行為に、お母さんは、「お願い、ママの言うことを聞いて」という、焦ったり、困ったりの、気持ちになること、ありますか?
いつのまにか、どうやったら、こちらの思うようにできるかと、言葉をかけることもありますね。
それは、いったい、なにをやろうとしているのでしょう?

11月「人を聴くためのコース」に参加した、20代のお母さんの感想レポートです。(サイエンズスクール事務局ブログより)

  ↓ ↓ ↓
「何に関心が、向いている?」

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例えば子どもに対して、やってほしくないことをどうやって理解してもらうか、どうやって相手の気を自分のやりたいようにもっていくか、という方にばかり頭が働いて、いかに落ち着いて自分の気持ちを伝えるかを考えていた。
そう、伝える事(言う事)ばっかり考えてたんだなぁ。
自分の中に出てくるものも確かにあるけど、それとは全く関係なく相手にも心やそれまでの過程がある。
ただシンプルに、私の世界があって、相手にも相手の世界があるんだなぁ、と思うと自然と相手に気持ちが向いていく感覚がした。
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以下、全文です。
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人を聴くためのコースに参加して

人を聴く…
人を… 聴く…
人の話をきくでもなく、言葉をきくでもなく、人を聴く。
聴くことを知らなかった事を知れて面白かった。
何か勘違いをしていたことに気がつけた!?というかんじ。
言葉とはどういうものか、何故聴くが実現しないのか、をいろんな角度でしらべていくと、相手に向いていると思っていた関心は全部自分だけに向けられていた事が見えてきて可笑しかった。
相手はそう思ってるからそう言っている。
聞くとやる方向に頭が働く。
聞くとすぐに自分の見解を言おうとする。
"そう言った"が"言われた"になる。
そうやって人に反応してたんだな。
ちょうど2年前"人生を知るためのコース"に参加したあと、どんな家庭にしたいかと考えたとき、いつも家にいる人として、家族が安心して帰ってきたくなるような家庭にしたいと思っていた事をふと思い出した。
どうだっただろう…?
いつも満たされた気持ちであってほしいなと思っているのに、関心を向けているはずの夫も息子もいない、自分だけの世界を広げていたんだなぁと思った。
例えば子どもに対して、やってほしくないことをどうやって理解してもらうか、どうやって相手の気を自分のやりたいようにもっていくか、という方にばかり頭が働いて、いかに落ち着いて自分の気持ちを伝えるかを考えていた。
そう、伝える事(言う事)ばっかり考えてたんだなぁ。
自分の中に出てくるものも確かにあるけど、それとは全く関係なく相手にも心やそれまでの過程がある。
ただシンプルに、私の世界があって、相手にも相手の世界があるんだなぁ、と思うと自然と相手に気持ちが向いていく感覚がした。

『まずは自分から…』本当にそうだな。
どんな環境にいても常に安定して聴ける人になれたらいいなと思う。

コースから帰って、道端でおばあちゃんと一緒にいる息子を見た時、胸がきゅーんとした。
しばらくの間全く会わないで過ごすのは、息子が生まれて以来初めてのことで、新鮮な気持ちで見えたのか、愛しいような自分でも、何なのかよくわからない気持ちが込み上げてきた。
当人の方は泣くでもなく、はしゃぐでもなく、ただ、抱きついたまま暫く離れない。
自分の中にあるいろんなものが「ありがとう」という言葉になって出ていた。
スクールのコースに参加する度に、自分がこうしてゆっくり考えらる環境に居られる事がありがたいなぁっと思うけど、サイエンズに触れた
暮らしの中で皆と一緒に子育てができる事を思うと、今回はまた一段と強く嬉しい気持ちになった。
二人目の子が産まれる前に参加できて、本当に良かったと思う。
(20代 女性)
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