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大盛況 「はたけで食べよう!里山で遊ぼう!」2015年

2015年振り返ってシリーズ第4弾は、NPO法人鈴鹿循環共生パーティ主催(トランジション・鈴鹿後援)のシニアと子育て世代のコラボ企画、「はたけで食べよう!里山で遊ぼう!」です。先日紹介した「街のはたけ公園」や「鈴鹿の里山」を舞台に毎月開催され、キャンセル待ちになるほど大盛況でした。ではその2015年を、参加者でもあり運営にも関わっているJunnaレポーターからどうぞ!
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畑へ行こう、里山で遊ぼう企画が始まったのは、2011年辺りからかな? その時から、子どもと行ける時は毎回参加してきました。土をいじったり野菜に触れる日をつくりたいなぁというのもあり、参加し始めました。でも、おじいちゃん、おばあちゃんに触れる中で、私が一番安心して行ったのかもしれないなぁ。



日常つい先走って子どもに声をかけちゃうけど、おじいちゃんおばあちゃん達の間には、何とも言えない絶妙の間というのか…、じっくり見てくれる感じがしている。その人たちに触れたくて参加するようになっていった感じ。



そして、保育園ママや知り合いになったママたちとも、一緒に参加したいなと誘ったりして、一時は参加者全員が知り合いという期間があったけど、その内、チラシを見てとか、口コミとかで参加する人が増えてきて、今年は大半が初めて会う人ばかりで埋め尽くされた。
そして、毎度定員いっぱい! 夏のスイカ割りなんか、100人位が参加していた。今まで30人位で、ほんわかしたゆる~い企画の雰囲気から、今年はなんだか違った感じだったな。

ちょっと順を追って振り返ってみようと思う。
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1月 おもちつき&どんと焼き

「どんと焼きって何?」と知らない人が多く、焼きたい物はもちろん集まらず、ほとんど火遊び状態(笑) 男の子は、特に食いつきが半端ない。



「毎年恒例もちつき大会。やりたい人がやりたい分、やりたいだけやれる。これに尽きる。子どもも打ちたい子は、何回も何回も並んで、みんなが食べ終わってもまだやってるもんね。今年は合いの手も、やりたいママが出てきた。親子でやってるのがまた微笑ましい。



チビちゃんも増え、合いの手の手水で遊んだり、順番待ち中、「今打ちたい!」と泣き出したり、今までにない風景で、なかなか面白かったな。」



2月 里山で「しいたけの種菌植え!」

これは、ほんと楽しい!私も夢中になる。
ここでも、やりたい分ずっとやらせてもらえた。
今までお姉ちゃんについてやっていた次女Kurumiも、今年は年下の子が参加してやり方を教えたりするシーンもあり、何かが芽生えた瞬間にも見えた。




4月 イエローベリー、ラズベリー、ブラックベリーの苗植え&春の山菜も採って食べました。
今年は深田さんも登場し、セリ、カラスノエンドウ、ヨモギ、タラの芽、シイタケ、タンポポ、つくし、タケノコなど里山にはえてる物をとって食べるという、新たな体験が出来た感じ。一人増えるとそれだけ豊かになるような・・・




5月のサラダ菜収穫 ~食べるまでの流れが印象的。

お昼ご飯用にサラダ菜収穫して流し場に運んで来た子が、「洗いた~い」と水を出し始めた。そのお母さんが「え?いいのかな?」と。



いつもはスタッフが洗っていたし、私もこういう対応は全部おじいちゃん、おばあちゃんにお任せしていたんだけど、今やりたいと言っている子が目の前にいて、「何か今やりたいな~」と私も一緒に洗い始めた。そしたら、次々と子どもやママが集まり洗い始め、あっという間にザルいっぱいに。それでも、まだ洗いたい!と。



これは面白かったし、私の中で参加してる人に対し何か動くものが出てきた。




(長女)Uraraも、畑体験は飽きてきたようで、でもこの企画に行きたい気持ちはあって参加してたのですが、そろそろ終わりかなと話していたら、中井さんが「Uraraのやりたいが実現出来るような企画の内容に出来ないかな」と。
「へ~、こういうのをやる企画と私が決めていたんだな~」と、その時思ったの。



Uraraとも、「企画でなにかやりたい事ある?」と話したりしてたけど、その時は特に出てこなかった。ある日、自分でスタッフの大平照子さんに、「カレー作りしたい」と頼んだらしく、自分で時間も聞いて、友達と嬉しそうに出かけて行った。こうやって出来るのも、嬉しかったなぁ。

うらら2


7月 今年の「スイカ割り」は、アイマスク登場!
毎年大人がタオルをまいて、うまく結べず落ちて、また結び直す。
あれって、どうにかならないかなぁと話していたところ、これを思いつきつくってみた。
そしたら、大人が今までやってたところを、自分たちでつけあいっこし始めその勢いにのってか、スタートも掛け声も自分たちでやり始めた。



叩きまくられたスイカは、中がボロボロに、、、 切ったら崩れる崩れる、、、
きれいに切れた形が欲しい子は、その切れ目が出るまで待ってました。
「スイカって、この崩れた真ん中が一番甘いんだよ~ 」と、スタッフのおばあちゃん達が言うと、皮付きを選んでた子が、真ん中の部分を選んで食べてみたり、やりとりの中で、その子が新たな体験をする機会が出来ていくのもこの企画の面白さだな。




秋、冬の企画では、「初のぶどう狩り」、「オクラ、ナス収穫」、「さつま芋掘り」に、「里芋収穫」と、秋の実りをたっぷり味わった感じ。

収穫後はリアカーで運ぶのも一つの楽しみで、とりあえず前へと、皆行きたがる。「せーの!」でやってみて、なかなか動かない。後ろから押す子が出てきたり、抜ける子が出てきたり、周りを囲むパパ達が出てきたり・・・、やってみてそれぞれが思うままに動く。
収穫したものを入れる空コンテナ運びをやりたがる子も出てきた。



企画内容以外も、色々面白い光景がある。
以下の写真は、畑に落ちてる器具やら板を集めてきて、水遊びが始まった。
小学生男子の発想は、さすが。



「こんなんして、畑は、後、大丈夫かな?」とじいちゃんに聞いたりしたら、大概は、「うん。まぁ、後でやっとくよ」という返事。
親もびっくりしながらも、安心して子どもの遊びを見ていられたな。



・・・と、写真を使い出したら、ここに載せきれないほど、色んな事を思い出すな~。

今年は、ほとんど毎回、岩田さんが取材に来ていたな。岩田さんがいるというだけで、また雰囲気が違う。写真をとりながら、子どもたちやお母さんとやりとりしながら、楽しんでいるよう。
新聞記者も取材に来た事あるけど、比べるならば、人との距離間が違う感じかな。
ホームページも圧巻だった。
これを楽しみにするお母さんが出てきたり、感想レポート書く人が出てきたり、その日だけじゃない、企画後の動きも出てきた感じがする。

来年は、どんな人たちが参加してくるのかなぁ。
楽しみ♪
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