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「SUZUKA FARM」2016年を振り返って その2

「SUZUKA FARM 2016」その2は、1月~5月の様子をどうぞ!

冬の野菜は何といってもブロッコリー、毎日出荷していきます。
10月初めに採れはじめて年を越して2月ごろまで続きます。
ブロッコリー2万粒、カリフラワー1万3千粒分です。

写真はファームのCEO稲ちゃん。初収穫のブロッコリーを掲げて嬉しそう。
でも人が大好きな稲ちゃんは収穫の合間に近隣農家の人とおしゃべりを楽しんでいます。

ハウスでは葉物の小松菜や水菜がどんどん大きくなり、大根やネギ、白菜と、鍋物には欠かせない物たちの出荷が大忙しです。
その他にも人参、サツマイモ、インゲン、きゅうり、なす、ピーマン、なんとミカンまで、寒い冬もせっせと体を動かせば温まってくるのです。




そして10時の休憩時間にはストーブで焼いたお芋やお菓子をほおばって、コーヒータイム。家族のような親しい間柄には遠慮もいらない、みんな言いたい放題食べ放題。何でもないような時間にも新しいアイデアややりたいことが湧いてきて、今年はきゅうりの苗木づくりに初挑戦しました。




土との相性が良いかぼちゃの種を台木にして、穂木のきゅうりを接続させるのです。小さな種を一粒づつ蒔いていきます。根気のいる作業はこの人にと、それぞれの持ち味を発揮してもらいます。失敗しても責めがないので、次はどういうふうにしようかと前に進んでいけます。




2月には夏の王様じゃがいもの種まきです。
大量の種イモを一つの芽ごとにカットしてい きます。
その合間に種から発芽したきゅうりの苗の接木作業です。
コツコツと地道な作業から作物が育っていくのです。




3月になると韓国やブラジルからの留学生たちと外の広い畑に繰り出して、玉ねぎ畑の草引きやじゃがいも畑の芽出しをします。寒い日には鈴鹿山麓に雪が残り、暖かい日にはひばりが鳴いてのどかです。
日本語も英語もあまり通じないけれど、一緒に動いていると不思議と心は通じてくるのです。




そして3月下旬にはお米の種まきも始まります。ジャガイモもお米も種から苗を水やり温度管理と、大事に大事に育てていきます。
人のやれるところは人で、機械でやれるところは機械に任せて、なるべく労力をかけないように知恵を絞ります。





4月にかけて夏に採れる野菜の苗の定植や新玉ねぎの収穫も始めます。ハウスでは初の試み、ナスとピーマンを。路地ではかぼちゃなどを植えていきます。カラスに荒らされたり、うまく活着しなかったりと、いろいろ経験して留学生も楽しんでいます。
5月には初物のナスが採れました。ツルが伸びてきたきゅうりも洗濯バサミで留めていきます。





【「SUZUKA FARM」2016年を振り返ってその1】
【「SUZUKA FARM」2016年を振り返ってその3】
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