地域づくり情報誌『かがり火』に「おふくろさん弁当」紹介記事



地域づくり情報誌『かがり火』2017年6月号に、「限りなく自由で楽しく働ける『おふくろさん弁当』」というタイトルで、社長係・岸浪龍さんに取材した記事が掲載されました。
『かがり火』は隔月発刊誌で、「地域づくりに情熱を燃やす面白人間や“変”差値人間を紹介している人間情報誌でもあります。まちやむらを元気にするノウハウが満載です」と謳う、ちょっとユニークな雑誌です。発行人の菅原歓一さんが遠路はるばる東京から鈴鹿に取材に来られました。

掲載内容は、岸浪さんのサラリーマン時代から現在に至るまでを5頁分に凝縮した中身の濃いものです。その行間からは熱い想いがにじんでいるよう。
「この働き方を知れば政府の働き方改革の議論など吹っ飛んでしまう」
そんな一節もあり、社会へ提言する記者魂が伝わってきます。

岸浪さんも話しが合ったようで、取材を受けた感想をFB上に載せていました。改めて、これからの会社のありようを考えるキッカケになれば――。



「願っていても実現できなかった会社」

隔月刊「かがり火」編集長の菅原歓一さんが、東京からわざわざ、おふくろさん弁当を取材にこられた。
御年73歳とのことだが、長年積み重ねてきた社会研究の見識はもとより、その素直な感性に驚き、話しに花が咲いた。

現代の「会社」「学校」を始めとした社会システム全般は、何か起こると「罰を与える」「精神的に苦痛を与える」ことで、「こと」を治めようとしている。

さすがに現代の日本では「肉体的な苦痛を与える」を用いることは少ないようだが(それでも部活動などでは、まだ採用しているところも多いか)、「精神的な苦痛」の方が、人間の心に与えるダメージが大きい場合もあるだろう。自殺までしてしまうわけだから。

もう社会が長年、この方式を採用してきている為に、ルールや規則を作って、守らなければ「罰を与える」「精神的に苦痛を与える」ことが、疑問を抱かずに当たり前のようになっているし、まるで正当性を持っているかのように錯覚もしている。

自分の心にフタをして押し殺して、言われたことをやるためのこの方式は、もとは望まないのに、命令で人を殺すことができるように、戦争の為に編み出されたものだという説もある。

「会社が人を使う」のには、とても便利な方式だ。「お金を渡さないぞ」と脅迫しながら、転勤でも単身赴任でも、命令ひとつで従う人を、社会を挙げて作っている。

おふくろさん弁当の、人から大切にされることで、人を大切にしたくなる方式で運営される、規則・罰則を必要としない会社経営は、誰もが願っていても実現できなかった、画期的な姿だと、菅原さんがおっしゃっていた。

人は「やらなければならない」「こうするのが正しい」というような外からの価値観の縛りから解き放たれたときに、初めてその能力が最大限に活かされて、創造性や生産性も高まるのだろう。

それは、人はもともと自由でいることが当たり前だからだ。

「かがり火」で特集を組んでご紹介していただけるそうだ。発刊が楽しみだ。
(岸浪龍さんのFBより転載・一部編集)






『かがり火』は、地域社会に生きる無名な人々を取り上げているそうです。
「編集後記」にこんな一文がありました。


「『かがり火』を読むと、すごい人がいるなと勇気をもらったり励まされます」という感想をいただくことがありますが、本誌が取材する人は普通の人ばかりです。(中略)

本誌に登場する人物は平均すれば号当たり約10人です。取り上げる条件は決まっていませんが、どちらかというと有名な方よりも無名な方を優先しています。なぜならマスメディアはニュースバリューがあるかどうかが尺度になりますから、評価が定まった方を取り上げる傾向があります。ですから本誌は嵐や真央ちゃんには取材を申し込みません。海のものとも山のものとも分からないけれど本人の計画や人生観に共感するところのある人は取り上げることにしています。早い話、“面白い!”と感じれば取材させていただきます。
(中略)
本誌は人類の平和や貧困の解消にまで手が回りませんが、縁あってつながった人々の幸せを祈ることはできます。何やら不穏な暗黒が垂れ込めてきた昨今ですが、少しでも住みやすい社会をつくるために自分の役割を果たしたいと思っています。(K・S)


編集人は哲学者の内山節氏。175号の巻頭は「内山節インタビュー」の記事です。現代日本に警鐘を鳴らしています。
『かがり火』のHPはこちらから>>>>http://www.kagaribi.co.jp/

心ある人達によって作られ、発行され続けている雑誌の重さを想いました。
(編集部・いわた)
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