「じゃがいもを植えよう~」

3月11日鈴鹿市内の「街のはたけ公園」で「畑に行こう!畑で食べよう」企画(鈴鹿循環共生パーティの主催)が開催されました。
今回は、「じゃがいもを植えよう~」です。



企画運営に携わっているOdairaさんのレポートでお届けします。
この企画は、とりわけ「シニアと子供のコラボ」メンバーが原動力となっている。
いまこの時、鈴鹿おろしの冷たい風が去って暖房の効いた部屋で遊んでいた子供達が、啓蟄の如く春の陽を受け土に触れ、早咲きの桜の下、この「畑に行こう・畑で食べよう」に集まってきた。参加者の季節の移り変わりへの「感性」がクローズアップされた様に思える。

四季折々に企画を主催する側の身びいきかもしれないが、参加して下さる方々との交流で益々「季節」を味わい、「農」を通した新しき感性の開拓の扉を、童心から叩かれている。



折しもこの日は「東北大震災」の7年目にあたる。被災した人達との繋がりを思わずにはいられない。参加者がこの畑で「満足できるまで楽しむ」ことで、春を希う東北の人達から喜んでもらえる事を想い、ジャガ芋植えが始まった。



マルチの張られた畝を前に、「穴孔けをしたい子?」「このジャガイモを植えたい子?」と声掛けるとほとんどの子が「穴孔けを希望した。



穴孔け器は長さ1メートル程の鉄製で先端部に10センチ位の円い刃が付いておりそれでマルチに穴を孔ける。畝の底まで押し入れ粘る土がこんもりと穴孔け器に乗ったまま出てくる。次の穴を孔けると先程の残った土と共にマルチを切り込むので倍量の土になる。こうなると穴孔け器が重くなるので、この土を取り除くのにシニア達は長靴の先に穴孔け器をぶつけるように当てる。



子供達はそれを見て真似て早速試みている。
これがまた子供達にとっては面白そうで一回毎にやる子も現れた。



「穴に詰まった土をとりたーい!」
「でも、Odairaさんみたいに出来ないよー」
「よし、これを(穴堀機を)蹴っ飛ばしてみよう~」
「おっ、とれたぞー!!」
この方法で、何度もやってました~(Junnaママ談)





何が面白いのか、大人はその感性を忘れてしまっている⁈
タネを蒔き収穫して、食べるところまで一貫しているこの企画への参加者は、泥んこになりながらジャガ芋を植え春の温もりを浴びて種ジャガ芋の芽を欠かない様に、そぉっと穴の中へいれる。その上に被せる乾いた土はないかとキョロキョロ探しながら見つけてはそれを被せている。




ママさん達も子供のズボンや靴の汚れることには寛大になって、芋を穴の中に丁寧に入れる子供の側に寄り添って、大切なものを見逃さないようにと見守っているふうでもある。
スタッフに加わった Iさんのお母さんが、程よい距離感で子供を見守っている。にこやかで頼もしく落ち着かれたその姿の向こうには農に携わる真摯な姿勢を、我々は学ばせて貰ったようだ。



親の「止めなさい!」の声が届いているのかいないのか!?
畑のぬかるみで、笑いながら楽しんでます。

2日前から晴れてはいたが畝の両側は田圃の様にぬかるんでいる。
敷料を入れてなんとか歩けるほどになっていると思われたが、子供達の大勢の歩くちからで、溜まった水が湧き出してきてたちまちドロンコになる。長靴、スニーカーは泥だらけ、ママさん達は昼食前のひと仕事に「ドロ落とし」を余儀なくされている。普段から長靴を履く機会は少ないだろうがまさかのドロンコ落としは滅多にないだろう。あの人もこの人も参加者全員がゴシゴシやっている。




玉ねぎをきつね色になるまで炒め、人参やジャガ芋を入れて、薪の竃でよく炒める。子供達に人気のいつものカレー。
春を味わうには絶好の天気でブルーシートが良く映える。




パパさんママさん子供達
薪で炊いたご飯にカレー
お代わり何杯でも
寝転びながらの談笑
子供達は遊び
六年生もいれば二歳三歳児も
スタッフは勿論シニア
時間はゆったり
参加希望者は他県からも
「くちこみ」で広がっている





「ジャガ芋植え」は、かく「新鮮」なうちに終えた。
さて次回は6月
ジャガ芋収穫です。

(文 大平)
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