人生の振り返りが地域の文化を創造する



「自分らしく老い、最後まで自分らしく生きられる地域社会を目指して」
を趣旨に活動する「理想の暮らしを語る会」では、隔月で公開講座を開いています。8月25日の公開講座では、駒田雄一医師を講師に、「人生の振り返りが地域文化を創造する~地域のかかりつけ医が語る意思決定支援~」をテーマに講演とワークショップがありました。


こんなお医者さんがいる地域は幸せだ!と思えた1日でした。

家庭医療専門医 駒田雄一医師のお話しの最後――

「意思決定とは……、自分を理解し、振り返る事から始まります。熟成された『あなたの選択』はやがて『覚悟』となり、自分や大切な人を支えてくれるでしょう。そうして築き上げられた意思決定プロセスは次世代に受け継がれて新たな『地域の文化』を創造していきます。」と語られました。地域に欠かせないお医者さんならではの含蓄ある一つひとつの言葉が輝き参加者の心に染み込んでいきました。


講師の駒田雄一さん(駒田医院・医師、日本プライマリ・ケア連合学会、家庭医療専門医)

家族で話し合えたことに満足した夫  参加者 宮地小浪さん

駒田さんの話を聞いて、患者さんの疾患だけでなく、暮らし、家族、その人の生き方を大きな視点から見守っている姿勢を感じました。

ワークショップでは自分が各年代で大切にしてきたことを書いて、今大切にしたいことを絞り込んでいくというのでした。

家族は大切にしたいことですが、その家族との間柄がどうなっているのかどうなっていきたいのか?
本当に安心して何でも言える、何でも聞いて貰える人と人との関係が大事だなと思いました。

家に帰って、公開講座に参加出来なかった夫に伝え、元気な時に自分がどうなっていきたいのか?自分の意思を家族と話が出来たらいいねと話しました。
そこへたまたま娘がやって来てそんな話になりました。夫は、あ~こんな話が出来てうれしいととても満足したようでした。

実現出来て本当に良かったと思います。
思いも気持ちも変わるのでその時のお互いの気持ちを聞いていきたいなと思います。



患者さんに寄り添おうとしている日常 参加者 辻屋康子さん

駒田さんが事例を話して頂いた話しの中で、すい臓ガンで末期のある患者さんが、家をリホームしたいと言って、初めて息子たちを呼べたというのが印象的でした。末期の患者さんに寄り添っていく駒田さんの心に感動しました。

それから、質問する方々への駒田さんの聞く態度にも感動でした。

もらい風呂をして、初めて「ありがとう」と声をかけた次の日に亡くなった娘さんの話を、駒田さんは自分の患者さんだったかのように、そういうときに、変化があって、声をかけたくなったのでは…って言われました。そんな答を言われるとは、予想していませんでした。一人一人の患者さんに寄り添おうとしている日常が現れていました。

もっと、そんな具体的な体験を沢山聞きたかったとも思いました。是非、また、語っていただきたいと思っています。





ワークショップに参加して  参加者 岸浪和子さん

ワークショップでは、今まで自分は 何を一番大事にしていたのか?をグループに分かれて、10代~ 20代~ 70代迄を振り返り、紙に書て 皆の中で出しあってみると、改めて自分の状態が知れるのかな? なかなかこのような機会がないと、日常は自分が思った事なのか? それともそれは本心なのか? 人の中で話し合うことがないと、本心を知ることは出来ないのだと思いました。

また暮らしのメンバーと聴き合いながら本心とは? を探っていきたいと、強く思いました。
駒田先生のような若い人がいてくれることに大きな希望を感じましたし、また一緒に考えていきたいなー。



理想の暮らしを語る会HP>>>
http://risoulife.wixsite.com/info

12月度「理想の暮らしを語る会」公開講座
12月15日土曜日 午後1時30分~5時00分
(仮) 『介護』実は人間らしさを取り戻す文化活動だった!
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