米作り…直接・間接、みな関わりあっている?



鈴鹿は今、稲刈り真っ盛り!
コミュニティの会社、SUZUKA FARMでも、地域の人たちに頼まれたり借りたりした田んぼでお米の収穫を迎えています。
今日は台風も迫っていて雲もどんより。



地主の中村さんが見にきていました。
「ここのお米は美味しいんだよ」と、田んぼの経緯を話してくれました。農地の一角に池を掘って水源地を作り、そこから田んぼの水を引いているそうです。

「お米を自前で作っているとホントに安心だよ。食べるものは生きる基本だからね」と。
SUZUKA FARMの人たちのことを「ああ、いい人たちだよ。みんな気楽に何でもいいたいこと言ってるよ」と、中村さん自身が気楽そう。

約1町歩ほどの田んぼをたった3人で機械を使って作業をしていましたが、機械がなかったら・・? みんながみんな稲刈りしなくても、私たちがお米を食べられるのは、どういうことなんでしょうね?

その機械についても稲垣さんにどうなっているか聞いてみました。


それによると、稲刈りするコンバインもとても性能がいいそうです。
田んぼの地面が凸凹だったりぬかるでいて、車体が傾いたとしても、自動的に高さを調整して稲を水平に刈り取る仕組みになっているとか。そして、稲の刈り取りと脱穀を同時に出来るので、人手もかからず、コンバインのオペレーターと脱穀した米を運ぶ運転手の2人がいれば、作業が出来るということです。

SUZUKA FARMで米作りを始めた2006年ごろは、脱穀した籾を一回一回手で袋に詰める作業をしていたそうですが、今では、上の写真のように、機械が自動で運搬車に詰められます。籾は、乾燥機にかけられて、籾殻が除かれて、袋に入ったお米になります。
この乾燥という作業もスイッチ一つで機械がやってくれるので、これもありがたいと。



稲垣さんが子どもの頃は、稲を田んぼではざかけしたあと、脱穀し、籾を庭先で天日干しして、更に乾燥させてたとか。表と裏をひっくり返す作業もしたそうです。

こんな作業を昔はみな手作業でやっていたことを今では機械がやってくれるようになったわけです。その機械を開発し作っているのも人ですが、米作りというなくてはならない仕事を、それぞれが分業してやっていると言えるでしょう。

コンバインを開発し製造する人も、そこに使用されているコンピュータも、動力源の燃料の石油も、その他、直接、間接、関係するものみな、米作りという生産に関わっていると言えそうです。

今、あなたのしていることは、何につながっているでしょう?

(取材:いわた)
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