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韓国経済テレビにアズワン鈴鹿が放映されました

韓国経済テレビが、9月10日から12日で、アズワン鈴鹿コミュニティを取材に訪れ、11月24日に番組の中で放映されました。現在you tubeで視聴できます。



アズワンの紹介は11分53秒からです。
以下、韓国語のナレーションの翻訳です。

11分53秒~
世界のすべての定型化されたルールから、我々は皆、少しずつ自由になってきています。スペースの制約だけでなく、仕事に対する態度も同様です。
会社員にとって、一番恐ろしい病気は、月曜病という冗談のように、私たちに職場は幸せとは距離が遠いところでした。
しかし、もし私が働きたいだけ働き、休みたいだけ休むことが出来るならどうでしょうか?

 お弁当を注文した女性の話

12分46秒~
お母さんが作ったお弁当のように健康的な材料と真心がたっぷり入ったという意味のおふくろさん弁当は鈴鹿市一帯で有名な人気商品です。
早朝からお店は食事の準備に忙しいです。手軽さが命である弁当ですが、その過程は決して手軽ではないからです。
近くの農場で栽培した野菜や材料をたっぷり入れ、インスタント弁当とは差別化され、新鮮な味を伝えるというのがおふくろさん弁当の競争力です。

 調理中の牛丸さんの話

13分45秒~
おふくろさん弁当が有名な理由は、味のためだけではありません。ここでは、皮肉なことに勤務指示がないことが指示なのだそうです。一日千食以上の注文を消化するためには、常時多くの人が必要になるものですが、おふくろさん弁当は珍しくも、日々働いている人と働く時間が勝手に変わる、不思議な勤務システムの上にありました。

 お弁当屋の北川さんの話
15分00秒~
仲間の代わりに喜んでより多く働いたり、あるいは、少なく働いても気を使わない職場。常識的に不可能に見えることが、ここでは、あまりにも自然のようです。「食べ物の味は作る人の気分に応じて変わる」と言われます。おふくろさん弁当の人気の秘訣は、終始楽しそうな人々の笑いの中に、その答えがあるようです。

 配達準備をする藤波さんの話

16分18秒~
命令や決められた規律なく、働きたいだけ働き、休みたいだけ休める職場。それでも人は自分の利益を取りまとめるより、共存する道を選びました。資本主義システムが稼働している中小都市では、小さなお弁当会社の挑戦は、まさに実験的でした。そして、その実験は成功しています。

 お弁当屋の泉田さんの話

17分40秒~
おふくろさん弁当のユニークな経営哲学は、鈴鹿市に位置しているあるユニークなコミュニティから由来しています。怒りも、争いも規律と義務もなく、誰もがゆったりして楽しく生きていく、多少非現実的までの理想社会を夢見る人々です。伝説的な歌手ジョン・レノンの有名な言葉のように、私たちはみな一つという意味の、アズワンコミュニティです。

 小野さんの話

18分50秒~
鈴鹿市は、昔から緑の工業都市と呼ばれるほど、肥沃な土地では農業が、広い敷地では工業が、バランスよく発達した町です。町の中にある農場はそれほど不慣れなことではありません。アズワンコミュニティは弁当会社に必要な野菜だけでなく、消費するほとんどの農産物を、ここの農場で生産しています。今では自給自足の次元を超えて、地域の健康な食材を流通させる規模に成長しました。キュウリをはじめ、タマネギ、ブロッコリー、ジャガイモ、米など、その種類だけでも30種類以上の農産物を生産していて、人手も多く必要な状況です。ここでは年齢の上下を問わず、様々な人々が一緒に働いていました。驚くことに、こちらの人は半径1キロ以内に住んでいます。そのためか、和気あいあいとした雰囲気の中での仕事のやり方も、おふくろさん弁当と似ていました。
 スズカファームの小林さんの話

20分40秒~
自由なのは仕事のやり方だけではありません。
JOYと呼ばれるアズワンのコミュニティスペースでは、農場で栽培した農産物をコミュニティのメンバーと分けあっています。コミュニティとはいえ、何の義務や制約もないので、正式メンバーの規定もありません。ただ近くに集まって住んでいて心を交わしている約200人のコミュニティの住民をカバーしています。ここでは農産物だけでなく、生活に必要な様々な物品が提供されています。ところが驚くべきことに、アズワンでは、このすべてのものを無償で持っていくことができるということです。自分の必要に応じて持って行き、また自分が作って溢れるものはここに持ってくることができる自由な分かち合いの空間です。どのようにこういうことが可能でしょうか?

 JOYで品物を持っていく小林さんの話

22分19秒~
お互いに必要な労働力や時間や物品を共有していると、人々はあまり足りないものはありません。より多く所有するために競争する必要がないのです。

 小野さんの話

24分06秒~
アズワンコミュニティで最も力を注ぐのは、人間の本質の探究です。ここで最も中心となる価値は、まさに「どうやって人間らしい人生ができるのか」であるからです。固定観念や強迫、指示や規律が一切なくても、人間らしく生きることができる暮らしのために、私たちが住んでいる社会そして人間の本質の探究と試験を続けています。その中心には、対話があります。 1つのテーマについて、常に対話して議論してみると、その本質にもう少し近寄ることができると考えています。

 サイエンズスクールのコース参加者の話

25分40秒~
日常のすべてをしばらく置いておいて、ひっそりと自分に集中する時間。自分を苦労させるものは何なのか、幸せな人生とは果たして何なのか。ここには誰か決めておいた正解はありません。ただ、お互いの対話を通じて、心を交わしながら各自の答えを探していく過程を探っていくだけでしょう。

 サイエンズスクールスタッフの佐藤さんの話

(26分41秒 終わり)


韓国撮影クルーのメンバーと

韓国社会も様々な面で行き詰まりがあり、その新たな道を探しているそうです。その一つとしてアズワンを取材にきました。

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