RINKAやってみて(第3回)
アズワンコミュニティ通貨RINKAは、昨年9月に試験運用が始まり半年が過ぎました。月間流通量は200万RINKAを越え、コミュニティの中でそれだけの人、物、サービス等々が動いているということでしょうか…
そんな中、5月12日、13日、「やってみての声を聞く会」を設け、いろんな声が寄せられました。
RINKA、なんのためにやっているのかな~?
そんな中、5月12日、13日、「やってみての声を聞く会」を設け、いろんな声が寄せられました。
RINKA、なんのためにやっているのかな~?
RINKAはマイナスでも(貯めてからでなくとも)使える。
なので、「稼いでから何かやる」という感じではない、サイエンズスクールのコースなど、お金のことを考えずに行きたい時に行ける。でも・・・?!
やりとりして、その時点でプラマイゼロ。それだけなら何の問題もないのだろうが、実際はどう?
・「-20万RINKA」となると、『赤字だ、まずいなー!!』と思う。
・RINKAマイナスだと、『なにかしないとなー』と思う。
・「RINKAでいいよー」と言ったりするが、どんなところで言っているんだろう?
・上着借りて、「RINKAで」など、何かやる度にRINKAだと、嫌な気分になる。
・目の前に野菜があって、記入してもらっていく(RINKAを支払った?)。
お金(円)とのちがいはなあに?記入することで思いやりが形に表れる?
・RINKA使うようになって、「刺身食べるのに、お金は要らないなー」と実感。
RINKAは『タダ』という意識?!『通貨』なんだけどなー。『円』とはちがう。
コミュニティを支えあっていく通貨。
個人収支、短期的にはマイナスでも、長期的にはプラマイゼロを目指して…
1円=1RINKAという価値観で使っていこう
RINKAを使っていることで恩恵を受けている。受けていることでうれしい。
何か自分にやれることしたいなー
RINKAという媒体で、お金が要らないということではない。コミュニティを支えあえたらいいなー。『コミュニティってなんだろう?』と考えるなー
週に3日(1回約8時間)透析に通うKさん。『人と交流したい!』。Kさんは、自分で野菜やパンを作っていて、自分のやれることで人と関わっていきたい。
「RINKAの稼ぎ口がないのよ、だから使えないのよねー」という呟きを聞いて、稼ぎ口を作りたい!⇒そういうのがあると、もっと気楽にRINKAを使える
『SCS』(鈴鹿カルチャーステーション)を使って何かやってもらいたい。
『RINKAショップ』を繁盛させたいなー
たくあん作りたーい!、お味噌作りたーい。RINKAショップで販売!
日用品とか、衣料品、コーヒーとか、品物がRINKAショップに集まるといいなー。そこに行ったら、日常品がそろっているくらい
自分がつくって欲しい、やって欲しいというのが、もっと目に留まると、RINKAが繁盛してくるかな。
『ベジコミくらぶ』が始まった。アズワンファームがタダで畑を貸して、野菜作りたい人が苗や種代をポケットマネーから購入、できた野菜をRINKAでコミュニティの人に販売。
今まで、RINKA経済なんてなかった。創っていく感じがする
『円の世界』では、円としての価値を生み出せない野菜は、土にすきこまれてしまう、3Lの玉ねぎは出荷できないなど。そういうのを『RINKA』で活かす。
RINKAと円が交換できるといいなー
「いついつまでに、お金、○○円が欲しい」とお知らせして、お金(円)をRINKAで買うみたいな…
RINKAが流通するということは、それだけ利子を生み出さないお金があるということになる。それだけ、円がコミュニティに残り、それをどう活用するかとはじめてみたが…RINKAと円のバランスを見ながら…
コミュニティの中の円の経済とRINKA経済、みんなで支えあっていくためのRINKA。いろいろやりながら、見直しながら進んでいるようです。
目指すは、お金の要らない社会かな?!
でもそれは、どんな社会…?!
(記事 中野敏美)
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