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岩田画伯の院展入選作 公開中

岩田隆画伯の平成23年秋の院展入選作「リビング」が、
鈴鹿カルチャーステーションのギャラリーにて、お披露目中。

作品リビング

また、伊勢新聞に関連記事が掲載されています。
SCSのブログ、伊勢新聞 『日本画展と清鈴庵初釜』をご覧ください。

PIESSネットワークの広報活動をしている岩田さん。
アズワンコミュニティの各種パンフレットやチラシのほとんどをデザインしています。

そして、日本画の製作活動も続けています。これが本業かな?!

以下、この作品製作にあたって、本人のブログより・・・
下図(F100号(162cm×130cm))が出来た時・・・
ようやく大下図が完成、家のリビングがモチーフ。
ある家に行き、その家の庭で、写生していた時のこと。
ふと、この家の中はどんな風になっているんだろう。どんな暮らしを
しているんだろう?と思った。外壁に茂る植物の写生をしながら、
自分の関心は、植物を通り越し、壁を越えて、家の中へと想像を巡らして
いた。
見えないだけに、関心が向くと余計に気になったりする。
自宅に帰り、リビングでくつろいでいたとき、自分はこの家の中を
知っているなあ、という思いになり、そして、外を眺める。
今度は、内側から外を眺めている自分というものに目がいく。
内側、外側…
自分という存在は、自分という内側から自分を見ているのだろうか?
外側から内側の様子を想像し、内側に入ってみたが、はたして内側
が見えたのだろうか。
見えないものがあると、余計に見たくなる。想像を巡らしていく。
見ようとして内部に入ったとしても、それは一つの側面でしかない。
断面に過ぎない。
外から内を見る、内側から外を見る、
決してみることが出来ない内部は、ただただ想像の触手を伸ばしていく
しかないのではないか。
この一連の思考の結果から絵の構図が出来上がった。


そして完成・・・
今回は納得の行く作品になった。
完成度は低いが、自分としては満足な出来。

とても充実した日々でした。

一つのイメージを形にするには悪戦苦闘はするが
最後の最後までああでもない、こうでもないとやりながら
その形を追求していく。
そして、納得できるものになんとか、なったかな。

もう、それで十分満足です。
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