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学ぶことの楽しみを満喫する②

ユ・キマンさんのレポートの続きです。
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(この記事は、ノンシル人文学校ブログに載った記事を、今回の通訳のイ・スンヒョブ君が翻訳してくれたものです)





学ぶことの楽しみを満喫する②・・・アズワンコミュニティ訪問記

●6月29日
朝の食事を早くして里山という所に行きました。里山を整備して子供たちの体験空間とコミュニティの人達の休憩する場をつくりました。
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街のはたけ公園や里山で受けた印象はこういうことです。
まずはやりたい心があって、それで仕事が自然に進むということです。また、はたけ公園や里山みたいな空間を造成して利用することで、地域の人達もコミュニティの事業に肯定的に変化していくということです。街のはたけ公園と里山で、子供達が遊んでまた育つ姿に、地域の人達も一緒に変わっていくのではないかと思います。

里山の見学の後、研究所のメンバーと懇談会をやりました。
「人間とは、本来善であることを信じる」みたいな観念なしに、誰とでも仲良くなりたいのではないかということが研究所の立場ではないかなと思いました。「仲良し」「本当に心から繋がっていたい」ということを活かすためには、どうしていったらいいのかを研究して実験するところではないかと思いました。
また、人間と社会の本質を探求しながらも、いつもそれをゼロの状態で検討していく方法が、研究所の方法論ではないかと思いました。

三日目は、あちこち訪ねた所から与えられた問題で頭がいっぱいで、考える暇もありませんでした。理解することも難しいことがたくさん出て来ます。
午前中はお茶会があって、ひとりひとりに合ったそれぞれ違う意味を持つ茶碗をもらって、準備する方の心を感じました。気楽で楽しい場でした。
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ショッピングと温泉で三日目の午後を過ごして、また懇談会。
三日目の懇談会では、コミュニティの他の方々も一緒にやりました。
その中の三人の方が、最近心に残ったことを話す時間がありました。 
農場で働いて心配がなくなったという若い青年の話と、RINKAを20万マイナスで使ってみて、コミュニティから愛されてると思って、やれることを楽しくやってるし、給料もRINKAでもらってるという方の話、きつくなった生活のことや悩みをコミュニティの人々と話し合って共感を得て、人々に包まれる過程を語った方の話を聞いて、どんな理論的な説明より人生が変わっていくその姿を聞くだけで心が満ちあふれました。
そして私にとっては、そういう瞬間っていつだったかを思い出すようになって、こういうのがコミュニティの構成原理ではないかなと思いました。
「各自の持ち味を生かす」とか「人を聴く」みたいなテーマが、どんな意味か、少しは見えたような気がします。
こういう流れで訪問団もいろいろ自分の話をしだして、その過程でお互いのことをもっとたくさん理解できました。
こんな懇談会は、生活の中で慣れなくて、ちょっとぎごちない面もあったけど、いつでも何回やってもあきない方式ではないかと思いました。

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出発する前に留まった研修所の前で記念写真を撮りました。

そして4日目は奈良観光で5日目は帰国。

行ってきて・・・
一緒に行けばよがったと浮かぶ人達がたくさんいました。
 最後の日、ビールを飲んで、日本の人達と一緒に歌を歌ったけど、曲名は正確ではないが「言葉にできない」という歌でしたけど、アズワンコミュニティを表現したら、ちょうどその通りでした。
一緒に訪問した人と会うことができて嬉しいです。 
一緒に知っていく楽しさに、お互いを知っていく楽しさが加えられて良かったです。
行く前の心配はなくなって、<人を知ることは本来楽しい>というテーマが心に残ります。
あ~~、私も仲良くしたい!
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帰ってきて、得意な気分で、無理にいろいろやったら、三日目に唇が破けました。
疲れたことを知らずに調子にのって。

7月14日韓国で本か出版されます。「やさしい社会」「サイエンズについて」の本です。みんなと一緒にアズワンコミュニティを勉強しながら、これからどうしていくかを考えたいです。

もし誰かが「どうやって生きる?」と訊いたら、「アズワンコミュニティに行ってみない?」とお勧めしたいです。
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