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お金の要らない暮らしを体験中

久しぶりのイモちゃんのコミュニティ探訪です。
今回は、韓国から1年間のコミュニティ滞在をしているソリちゃんにインタビュー。

マシュマロ2【帰りたくないよー】
3月15日に来鈴し、今日で83日。
携帯電話を見ながら、
滞在日数を教えてるソリちゃん。

イモちゃん 「どう?、これまでやってみて」、
ソリちゃん 「まだまだ滞在は残っているけれど、
        もうすでに韓国に帰りたくない、
        ずっとここで暮らしていたいー!!」

ここでの暮らしは、いたってシンプルで、特別なことはしていません。
一日、あるいは半日を職場で過ごし、
他の時間は、日本語の勉強やショッピングをしたりしています。

また、韓国語講座を担当したり、若者の食事会に出かけたり、
たまに一日てっらこやのスタッフをして子供たちと遊んだりもします。
日々の暮らしの中で、いろんな人達と触れ合いながら過ごしています。

食事は、朝夕は宿泊先の古民家伊与田で用意してもらい、
昼はおふくろさん弁当でお弁当をRINKAでもらってきます。
畑で作業をすると、身体は疲れて、夜は早めにぐっすり寝てしまうこともあります。

でも、とにかく「楽!」、「快適な暮らし!」。

たまねぎ収穫


【お金の心配がない】

    住むところと食べることは万事OK!、
    その他日常の暮らしで要るお金(おこずかい)は、
    ライフオフィスで用意してもらっていて、
    お金のことは考えなくていいようになっている。
    その辺りが、なんとも「楽」みたいです。


カット親から、「もう社会人だから、こずかいはないよ・・・」、
と言われていて、高校卒業後は、自活しないと!と
なにげにプレッシャーを感じていました。

 社会人 ⇒ 自立する ⇒ 自分で稼いで暮らしていく

ここでも、形的には職場に行き、おこずかいをもらって暮らしている様に見えますが、どこが違うのだろう~?

    おこずかいは、ライフオフィスからもらう、ここが違うのかなー?!
    「お金のことは社会が考えてくれている」みたいな感じでしょうか・・・
    食と住もコミュニティで保障されています。

【罪と罰がない】
また、サンマウル高校(フリースクール)は、競争の激しい韓国の高校とはちがって快適なところもあるけれど、暮らしの面ではきびしかったそうです。
サンマウル高校独自の方針があり、身体にいいものをと、お肉やそこで用意されるお菓子以外は食べてはいけなくて、もし他のお菓子をこっそり食べて見つかったら、きびしく怒られることもあるそうです。

    イモちゃん曰く・・・、
    アズワンコミュニティには、罪と罰がない!
    コミュニティに「しちゃいけないがない」が無い。
    何食べても、その人が何しててもOK!
    なぜだか、どういうわけだか・・・、罪も罰も無いんだなー。

    「楽」に感じる辺り、
    そういう外からのプレッシャーがないのも大きいのかな。

【もっと学びたい、もっと知りたい】
ショッピングソリちゃん、「日本にいる間は日本語にどっぷりつかりたいんだー」と、日本語を積極的に学ぼうと意欲的です。
コミュニティの青年達、博也君(大学院生)や、美果ちゃん(大学1年生)などにも手伝ってもらいながら勉強しています。

また、計画したり、企画するのがすごく楽しいらしく、
人と人が交流する機会、そういう企画を国際的にやっていきたくて、語学をもっともっと学びたいと思っています。
高校生の頃から、神戸市や日本の学校との交流機会に何度か参加していて、
それらがきっかけになっています。
そしてこの滞在中も、夏にサンマウル高校の学生達が来る予定で、
コミュニティの側として、その受入企画に関わるのを楽しみにしています。

また、これまでにサイエンズスクールの「マイライフセミナー」と
「自分を知るためのコース」に参加しました。
内容の理解もあるけれど、「考えるのがおもしろい!」そうです。
そして、もっと自分を知りたいと意欲が湧いてきて、次のコースを検討中です。
コースにてイラスト

一方、以前から交流のある日本の友達が遊びに来てくれ、一緒に旅行に行ったり、
アズワンコミュニティに来ていたエコビレッジ活動家ふみみんさんとも知り合い、
ヒジンちゃんと東京へ遊びにも行く予定です。

ソリちゃん、ごくふつーの18歳。
勉強も職場もショッピングもセミナーも旅行も・・・、
ここに暮らしながら、いろんなことに挑戦中。

てんとう虫ソリちゃんのこれからに向けて、
本当にやりたい事に向かって、それがやれるように・・・
コミュニティが応援してくれているようでもあります。

イモちゃんは、ソリちゃんの話を聞いて、
アズワンコミュニティは、
お金の要らない暮らしが体験できるようになっている、
社会がそう仕組まれている。
そして、社会に甘えたいだけ甘えられる、
そんなやさしい社会が実現しつつあるのを感じました。
アズワンコミュニティの実態、これからも探訪していきたいです。

(記事 中野敏美)
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