イムさんのコミュニティ滞在記 その2
イムさんの滞在記、今回は、「ライフストア編」です。
最初に、コミュニティライフオフィスの坂井さんから話を聞き、
その後、実際に見て、お店番も体験してみました。
そのイムさんのレポートを紹介します。
(以下は、イムさんのfacebookから抜粋し、翻訳・編集しました)
【そのまま持っていくお店】
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最初に、コミュニティライフオフィスの坂井さんから話を聞き、
その後、実際に見て、お店番も体験してみました。
そのイムさんのレポートを紹介します。
(以下は、イムさんのfacebookから抜粋し、翻訳・編集しました)
【そのまま持っていくお店】
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おかしな店があります。
そちらでは、人々が入ってきて、物をそのまま持っていきます。
そしてお金を出しません。
座っている職員も、金を受け取るつもりはありません。
品物を取りに来た人々とおしゃべりをしています。
そしてむしろこちらは人々が品物を持っていきやすいように、
タッパーやビニール袋、ラップ等も用意しています。
この店はas one communityメンバーが使う「life store」です。
一日に二回開店します。
午前には11時~1時まで、午後には3時30分~5時30分まで開店します。
この店には野菜、米、果物、弁当、おかずなどがあります。
野菜と米、果物などは、SUZUKA FARMが毎日供給して、
弁当とおかずは、おふくろさん弁当が持ってきます。
そして、時々、自身の家で育てた野菜をここに持ってきたりする人もいます。
このように供給された物を、人々は、制限なしにそのまま持っていきます。
タッパーを持ってきておかずを詰めて、弁当も持っていって、
夕食で使う食材も持っていきます。
たくさん持っていっても誰も何ひとつ言う人はいなくて、
持って行く分量にも制限がありません。
このストアができたことで女性の方々の家事労働が軽くなったし、
他のお客さんが家に遊びにきても、
気軽にお客さんを迎えることができることになったそうです。
この店は、SUZUKA FARMのメンバーとおふくろさん弁当で仕事をする人々が
自分が作った物が代価なしに贈り物として届けたいと話をして、
作られることになったそうです。
この店は「必要な人に必要なだけ渡るのが」目標なんです。
そして自分が欲しいだけたくさん持っていっても、
何ともない人々の関係を作ることが目標なんです。
as one communityの人々は、そのまま分かち合うことが、
人間の本来の姿に合うと考えるので、
このような実験、試みをするといいます。
実験をしながら、現れる現象等を見ながら、
『私はなぜそのように考えるか』を、
また考えてみながら、また次の実験をするそうです。
何がこれを可能にするのでしょうか?
最初に坂井さんの話を聞いてみて・・・
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【「本当」の実現へ、新たな試み】
坂井さんから、今年1月と変わったアズワンコミュニティについて説明を聞いた。
地域通貨の店から贈り物の店への変化が最も大きく変わった事と言った。
なぜそう変えるようになったかと尋ねたら、
地域通貨も結局はお金で、
贈り合うことが人間の本性に合うという結論に到達したから変えたのだ。
どんな過程を通じて変わるようになったかと尋ねたら、
地域通貨の店に品物を供給していたSUZUKA FARMのメンバーが提案して、
それを研究所でも検討して変えるようになったのだ。
坂井さんが この品物は残り物を出すのではなくて、
あらかじめ作る時からプレゼントする目的で、その分の量を作ると強調した。
タダでプレゼントし合いながら運営することができる社会を夢見てるから、
このような実験をするという。
そのように与えたりすれば破産するのではないかと尋ねたら、
今、資本主義の社会も破産へ向かっていきつつあるのではないかと問い直す。
贈り物、あるいは互恵経済も滅びないことを見せることが課題だが、
人間の本来の姿に近いのだから、うまくいくのではなかろうかと答える。
坂井さんは、
やりたいと思っている人は沢山いるけど、
それを自分の生き方すべてとして受け入れるのではなく、
ちょっとだけ取り入れてやるから、難しさがあるのではない かと言う。
そのようだ。
私たちは何か仕事をする時あらかじめ結果を予測して、
その予測結果に照らして、実現の可能性がないと判断されれば、
躊躇したり、挑戦したりはしない。
やるとするならば少しかいつまんでやってみたりする。
理想的な事で、私が指向する目的と符合するならば、
少しでも挑戦したり、実験してみたり、
何が問題なのか再び見回して見ることが、
むしろ、より良いのではないだろうかと考えてみたりした。
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