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地域(社会)を変えるって?!

今年3月にふだん着で探訪DAYにやってきた(その時の様子は「こちら」をどうぞ)
五十嵐さんが、アズワンコミュニティを再訪問。
彼は、大学院でソーシャル・イノベーション(社会変革)を専攻し、現在は新潟の山古志村に移り住み、社会変革を試み始めています。
今回の訪問では、「理想に対してどのような『気風』作っていくのか」、
ということを深めたようです。
以下、今回訪問してみての感想を、五十嵐さんのfacebookより、抜粋し紹介します。

食事会にて
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10月4日~6日の間、三重県鈴鹿市にあるアズワンコミュニティ鈴鹿
(以下:アズワンさん)にお世話になりました。半年ぶり、2回目の訪問です。
 今回の訪問目的は、地域に密着している研究所(サイエンズ研究)の役割と、
アズワンさんが理想とする「親しく安心して暮らせる社会」を実現していくためのゆるやかな意識共有でした。
すべてを書くと申し訳ないので、訪問で感じたことと、
自分のフィールドについて思ったことをここでは書きます。

はたけ公園にて

3日間、様々な方とお話し、理解を深めました。
いろんなことを吐露したり、悩み相談したので、非常にすっきりしました。
その反面、、毎日が充実していて、正直、寝れませんでした(笑)。
ここに来ると、なんでも喋ってしまいます・・・。
何というか、ほんと受け入れてくれるっていう暖かさがあるんです。
今回も大変お世話になりました。
また、愚痴をたくさんしゃべってしまい、ご迷惑をお掛け致しました。

ブランコで

理想とする社会を実現するためには、理想とすることに対してどのような「気風」を
創造し、それを共有していくかが大事な気がしました。
社会は人と人との関係性によって構築されていると思っていますが、
人は個人個人違うわけです。
だから社会って面白いし、複雑なんだと・・・考えさせられました。
アズワンさんは、その個人を受け入れる人間性があり、
それを育む体制や環境が整っています(それが、研究所の役割の一つです)。
自分を見つめ、他人を理解すること、
人として一番あるべき姿のように感じました・・・。

里山の木々①

自分がフィールドとしている新潟県長岡市山古志地区は、中越大震災以降に
理想とする(地域)社会を「ありのままの山古志」としてまとめました。
美しい景色、伝統文化、暮らし、助け合いなどそのものを残していきたい、
・・・そういう意味合いが込められています。
これが次世代まで続くことが理想(社会)です。

里山の木々②

今月の23日で震災から9年目を迎えるのですが、
果たして理想が現実とリンクしているのかなぁ~と地域に内在して感じています。
それは、目的(理想)に向かって活動しているのではなく、
活動していることが目的になってしまうからだと思います。
(地域)社会を変えるって簡単に言うけど、
自分は関わり始めたばかりだし、複雑なことを徐々に知ってきたし、
時間がかかることなんだな・・・。
でも、何かしらの切り口や手順があるんでしょうね!!

里山にて

今回のアズワンさんの訪問で、
理想とする社会を実現するための「気風」作りをかじる程度に学びました。
どれくらいの規模で出来るか分かりませんが、現実と向き合い、
理想を問い直し、ゆるやかな意識共有(気風?)作りから始めていきます!
まずは、自分から( ..)φメモメモ。
そして、理想の社会を現実化する仲間集めですね!

ほんと、刺激的で学ぶことが多くて、振り返ったものが論文みたいになりました(*_*)
ぜひ、一度、アズワンコミュニティ鈴鹿へ視察に行ってみてください。
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